島根県の山間にある美又温泉は
「美人湯」で知られる。
川沿いにいくつか小ぶりの旅館が
並んでいて往時の賑わいを感じる。
美又保養センターさんを借りて、
9月24日「ほっこり演芸会」を
開催した。
三味線&民謡の沢(たく)悠佳さん
をメインゲストに迎えた。
毎月同じ会場で行われる寄席で
演者さん出入りの三味線を
生演奏されている。
ひっぱりだこだ。
ご多忙だと思うがギスギスさを
感じさせない人。
いつも笑顔で気配りができる方。
舞台では三味線と歌のレベルが
本当に高くて、
幼い頃から鍛錬されて来たのが
良く分かる。
踊りも素敵だった。
その上、お客様への心配りが
素晴らしかった。
「歌えて幸せ~」というオーラが
全開。
会場に居るだけでお客様が
ちょ~幸せになれる。
これぞプロと思い知る。
かたや、新屋まり。
これまで幾度もライブしてきたが
最悪の3本に入りそうな出来。
というのも、
ギターの音が出なかった。
そんなに広い会場ではないので
生で歌うと覚悟を決めて歌えば
良かったけれど
「どうしてこんなことになるのか!?」
と「怒り」が込み上げてきた。
路上で歌うことを思えば生音は
当たり前だと頭の隅では思ったが、
歌いながらも怒りが止まらない。
怖い形相で歌っている動画が
後でラインに届いた。
動画撮影を今回に限って
OKしてしまったよね~。
自身の反省材料にはなった。
音響のOさんが反省しきりだったが
ラインでつないでも音が出なかった。
リハーサルは大丈夫だったが
「バッテリー切れ」という
初歩ミスかもね。
落胆が激しくて確かめてもいない。
急遽ギターのそばにマイクを
立ててもらったのだが
楽器の音は通常57マイクで
拾うというあくまで
私の思い込みが続行する気持ちを
邪魔した。
私がライブ活動を始めた20年前は
ギターの音はマイク取りが当たり前。
ギターホールよりもネック寄りに
立てるのが通常。
歌いながらそのマイク位置も
気になったという・・。
「どうでも良いことだ」と今は
思うけれど怒り心頭中でした(笑)
で、「女坂」はストロークなので
音色とかどうでも良い。
次に予定していた「月華」と
「生かされて」をモソモソ系音色で
しかもアルべジオで歌う気が
しなかったのです。
そもそもギターが下手なのだし、
そもそもほぼ練習をしないで、
リハでは歌わないまま、
臨んでしまった本番なのだった。
それでも出来ると安易に思ったから
足元をすくわれた。
舞台には自分の本性が出るという
魔物が住んでます。
ギターの音をワイヤレスで拾うのは
オープニングの「かうあぴよ」さんも
ワイヤレスなので一抹の不安は
確かにあった。
ワイヤレスが出回ったのは
ここ2、3年くらい。
以前ライブハウスのプロPAさん
でも同期の仕方を知らなかった。
リスクはある。
今回は3組出演。
編成が違うのでリハの順序を
逆から行ったのもトラブルに
つながった。
順番通りだったら同期の手順を
確認できたはずだ。
ギターを使う2曲を捨てて
気持ちを切り替えたつもり。
下の写真は必死のリカバリー中(笑)
めったに歌う機会がない演歌を
繰り出した。
はい、歌詞が飛びました。
しかも間違えるはずのない
「雨女」の冒頭(爆)
前日から音響機材や照明器具を
準備して、車に積んで、
Oさんと待ち合わせて到着。
搬入してセットアップして
リハして、受付して、MCして・・。
肝心なる本番の心の準備が
欠落していたと思い知る。
出演とプロデュースの両輪は
この規模でできて当たり前と
思っていたのがそもそも間違いかも。
ギター音のトラブルで
マイクを通して会場後方のOさんと
やりとり(笑)
更にカラオケに切り換えたけれど
タブレットの扱いが初めてのOさん。
リハ1回だけの説明では不十分だった。
「出し方が分からない」
「プレイリストを選択して・・」
またしてもステージと会場後方で
マイクを使ってのやり取り。
本番中に!
もはやお客様を放置状態。
有料ライブはお客様への
責任があると思っている。
が、数々の不手際に萎える。
「かうあぴよ」さんが会場を
和ませて下さり、
沢悠佳さんの演奏と歌は
素晴らしかった。
皆さん大満足だった様子だった。
企画としては成功だったと思う。
私はちゃんと自己紹介するのも
忘れていたと後で気づいた
くらいな傍若無人ぶり。
歌途中のMCを準備もして
いなかった。
自分の本番への準備が後手に
回った。
失態の「遠因」は表面的な事。
「原因」はそこにある。
残念で悔しくて寝付けなかった。
自分に失望したし当分は自分を
許せない。
笑ってくれる人もいるでしょう。
いつか私もネタにしたい。
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