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ようこそ!SWU

韓国・ソウル女子大学校の学生有志が作るブログです。

さよなら ドトール! -キム・ユニ

2006-11-24 23:55:44 | Weblog
 韓国にもドトールコーヒーがあることをご存知ですか? ソウルのミョンドン(明洞)などあっちこっちにドトールがあります。いや、ありました。今日、韓国にある全てのドトールがなくなります。詳しい理由は知りませんが、日本のドトールとの契約問題だそうです。

 私は三年前、知り合いに誘われてドトールに初めて行きました。スターバックスのようなコーヒー専門店と違ってドトールはかわいらしくて温かい雰囲気のところでした。私の影響で友達もドトールのファンになり、特に明洞中央店は店長の優しさに引かれ夏休みのときは毎日行ってました。店長が私たちの顔を覚えてサービスでケーキをくれたりするくらいでした。

 韓国の他のドトールと違ってここはケーキやパン、飲み物まで店長のこだわりで選ばれたものでした。日本のドトールに行ったとき、同じ名のサンドイッチの味が全然違ってがっかりしたこともあります。そのくらい「店長」で運営されていた明洞中央店がなくなることは本当に残念です。

 でも、店長がすぐ自分の店をオープンする予定だというので楽しみにしています。また会いましょう、店長!

国際結婚時代(農村チョンガーの結婚問題) - キム・ソヨン

2006-11-21 23:55:29 | Weblog
 韓国では今、本格的な国際結婚時代が始まっている。国際結婚と言えば、「地球村時代」という時代の流れに相応しいことだと思われるかもしれない。でも、その元の意味が変わってしまったのが今の韓国の実状だ。

 「ベトナム女性との結婚を仲介します」。田舎ではもちろん、最近は都市でもこのような横断幕を見つけることができる。韓国の多くの女性が農村生活をいやがっているのがその理由のひとつのようで、私もやはり農村チョンガーとの結婚は考えてみたことがない。でも、こんな横断幕を見る度に、これは問題ではないかという気持ちになったりしたものだ。

 特に「ベトナム女性、安い値段で結婚できます」とか「ベトナム女性との結婚を仲介します<逃げません>」という内容の広告を見ると、人を物として売買しているように見えて、さらに問題ではないかと思う。

 もし、韓国農村チョンガーとベトナム女性との間で生まれた子供がこんな内容の横断幕を見たら、心に深い傷を負うだろう。また、詐欺まがいの売買が行われたり、韓国人の夫と別れて苦しい生活をしている女性も少なくないそうだ。

 以前から社会問題になっていた農村チョンガーの結婚問題が国際結婚によって少し解決の兆しが見せるのは幸いなことだ。でもこのような詐欺的な売買が今後は起こらないように政府が必ず対策をたてるべきだと思う。

韓国人の支え「キムチ」-李和珍 (イ・ファジン)

2006-11-13 16:31:24 | Weblog
私が一番好きな食べ物はキムチだ。キムチチゲ、キムチチヂミ、キムチチャーハン、豆腐キムチなど。キムチが入っている料理ならなんでも好きだ。

何日か前に、バロム教育館(バロム教育:2週間、義務的に寮で受ける合宿教育プログラム)で同じ棟の友達とバターたっぷりのロールケーキを食べていたが、誰かが「ああ~キムチ食べたいな」と言った途端、皆フォークを放り出してキムチを取りに行ったことがある。

クリーム・スパゲッティやピザをいっぱい食べてお腹がもたれると、その脂っこさを消すために水をかけたご飯とキムチを食べること。真冬の寒い日、暖かい部屋の中で熱々のふかし芋と甕から取り出したばかりの古漬けのキムチを食べながら、家族とむつまじく話をすること。韓国人なら共感できるなつかしい光景だろうと思う。

私は幼い頃からずっとキムチと一緒だった。母は、私が赤ちゃんだった頃は辛いだろうと思って、一度自分の口に入れたキムチを食べさせてくれたし、一人暮らしをしている今は真心を込めて作ったキムチを途切れないように送ってくれている。

キムチは単なる食品ではない。それは韓国人を支えてくれる力なのである。

サウスコリアとノースコリア -キム・ユニ

2006-11-10 23:40:47 | Weblog
 北朝鮮の核実験問題が話題になっているこの頃。韓国の若い人たちは北朝鮮についてどんな認識を持っているのかを考えてみた。

 米軍部隊に軍人として勤めている友達の話によると、海外に派遣される米軍兵士の給料は韓国でもイラクでも同じだそうだ。戦争は終わったが頻繁に起こるテロや事故などで危険なイラクと平穏無事な韓国がどうして同じレベルなのかが最初は理解出来なかった。韓国は休戦中、まだ戦争中なのだ。しかし、ほとんどの韓国の若者は戦争中という認識がない。ただ男は軍隊に行かなければならないので、統一出来たら軍隊に行かなくてもいいのにという話をするだけだ。

 両親の世代では北朝鮮の人を「パルゲンイ(アカ=共産主義者)」といい、戦って勝たなければならない敵として教わってきた。しかし最近(私たちの世代)は平和統一に力をつくさなければならないと教わる。韓国内の認識はこんなに変わっているが、他の国から見ると韓国はまだ戦争中の危険な国である。このような事実は韓国に住んでいる人々にとっては認識しにくいが、旅に出たり語学研修などで海外へ行くとすぐ感じられる。ノースコリア?サウスコリア?という質問がそれだ。

 私は日本で留学生活をしていたとき、テレビニュースで北朝鮮に接してびっくりした。日本のニュースで見る北朝鮮は危険極まりない国だったからだ。しかし、韓国にとって北朝鮮は包容しなければならない、いつか統一しなければならない兄弟であるという私の考えは変わっていない。私が韓国人であり彼らが同じ民族である以上、元々一つだった私たちはきっとまた一つになれるだろう。

韓国人の宗教観 - キム・ソヨン

2006-11-09 01:09:42 | Weblog
 調査機関「韓国ギャロップ」が2004年1月、全国の成人1500名を対象にアンケートを行った。その結果、特定の宗教を持っている人が53.5%で半数を超えた。一番信者が多い宗教は仏教で24.4%を占め、それに次いでプロテスタント教が21.4%、カトリックが6.7%の順だ。

 このように韓国ではいろいろな宗教があって、もちろんどんな宗教を信じてもそれは本人の自由だ。大体韓国人は生活の中で、他の宗教を排斥するよりはお互い受け入れるのになれている。ひとつの家族の中でもいろいろな宗教の信者が混じっていたり、仏教やキリスト教の信者なのに自分の子供の結婚の日取りについては四柱推命やクンハプ(韓国の伝統的な相性占い)などを見てもらって決める人も多い。

 これに反して敬虔な信者の場合は結婚相手が自分と同じ宗教であってほしいと言っている人もいる。稀に宗教の問題でけんかが起こったりする家庭もあるようだ。

 そして時には、宗教が政治家の票集めに利用されたり、過激な信者から「信じない人は地獄に落ちる」とかなんとか言われていやな気分にさせられることもある。こうしたことのために、最近宗教に対して否定的な視点を持つようになった若者も結構いるようだ。