FZ30でデジスコの試写をさせてもらいました。FZ20まではズーム全域でケラレルなどデジスコには不向きでしたが、FZ30では3倍ズーム以上で使用することができました。
→試写にご協力いただいたのはKYOEI BIRDの大阪店さんです。機材についての知識も豊富で、大変親切に相談に乗っていただきました。
ケラレなく使用できるズーム域と焦点距離（TSN-660の場合）
使用できるズーム域は、だいたい3倍ズームくらいから12倍までで、35mm換算で約1,300-5,040mmまでになります。3MEZ（300万画素）まで使うと、8,028mmという超々望遠撮影が可能です。ただし、テレコンとは違ってデジスコを使用すると、開放F値が大きくなりシャッタースピードは倍率が上がれば上がるほど遅くなるので、カメラブレや被写体ブレに注意が必要です。リモートシャッターは必須。しっかりした三脚も必要です。
FZ30でデジスコを実現するために必要な機材
スポッティングスコープ（TSN-820M、TSN-660、TSN-600のいずれか）
フォト＆ビデオアダプター（TSN-VA2）
→KOWA
得られる焦点距離
TSN-820M・・・FZ30の焦点距離*13倍（最大5,460mm）
TSN-660、TSN-600・・・FZ30の焦点距離*13倍（最大5,040mm）
開放F値について
FZ30とデジスコを組み合わせると、開放F値がカメラに表示される数値よりも実際には大きくなります。その計算式は以下のとおりです。
レンズの実際の焦点距離/スコープの口径（カメラの開放F値より小さくなる場合はカメラの開放F値が上限）
【実例】
TSN-660シリーズの場合、
FZ30の3倍ズーム（1,260mm）の時・・・3倍*7.4mm*12倍/66mm=4.036なので、F4.0
FZ30の5倍ズーム（2,100mm）の時・・・5倍*7.4mm*12倍/66mm=6.727なので、F6.7
FZ30の12倍ズーム（5,040mm）の時・・・12倍*7.4mm*12倍/66mm=16.145なので、F16.0となります。
TSN-820Mの場合、
FZ30の3倍ズーム（1,365mm）の時・・・3倍*7.4mm*13倍/82mm=3.519なので、F3.5
FZ30の5倍ズーム（2,275mm）の時・・・5倍*7.4mm*13倍/82mm=5.865なので、F5.8
FZ30の12倍ズーム（5,460mm）の時・・・12倍*7.4mm*13倍/66mm=14.078なので、F14.0となります。
まとめ
3-12倍ズームの範囲でケラレなく使えますが、合成F値が大きくなるため、実際に使いやすいのは3-5倍ズームつまり1300-2100mmの範囲になると思います。この範囲だとレンズの明るさを生かすことができます。描写についても望遠になればなるほど甘くなっていきますので、やはり3-5倍ズームの範囲が良いと思います。しかし、8Mで5,040mm、3MEZだと8,000mmを超える撮影が可能になるというのはやはり素晴らしいことだと思います。
FZ50では？
FZ50はFZ30とレンズ周りが同じなので、同じようなズーム域で使用できると思います（要確認）。35mm換算の焦点距離は、EXズームを使った場合以下のように伸びます（TSN-660の場合）。
5MEZ・・・7,182mm
3MEZ・・・8,988mm
また、ISO感度が上げられるのでシャッタースピードを稼ぎやすく、FZ30よりも使いやすいかもしれません。
実写
FZ30単独-35mm（ワイド端）
FZ30単独-420mm（テレ端）
FZ30-420mm（テレ端）+TSN664ED=5,040mm
FZ30-347mm（9.9倍）+TSN664ED=4,164mm
FZ30-270mm（7.7倍）+TSN664ED=3,240mm
FZ30-194mm（5.5倍）+TSN664ED=2,328mm
FZ30-165mm（4.7倍）+TSN664ED=1,980mm
FZ30-128mm（3.6倍）+TSN664ED=1,536mm
FZ30-108mm（3.0倍）+TSN664ED=1,296mm
FZ30-94mm（2.7倍）+TSN664ED=1,128mm
FZ30-35mm（ワイド端）+TSN664ED
FZ30-535mm（5MEZテレ端）+TSN664ED=6,420mm
FZ30-669mm（3MEZテレ端）+TSN664ED=8,028mm
→試写にご協力いただいたのはKYOEI BIRDの大阪店さんです。機材についての知識も豊富で、大変親切に相談に乗っていただきました。
ケラレなく使用できるズーム域と焦点距離（TSN-660の場合）
使用できるズーム域は、だいたい3倍ズームくらいから12倍までで、35mm換算で約1,300-5,040mmまでになります。3MEZ（300万画素）まで使うと、8,028mmという超々望遠撮影が可能です。ただし、テレコンとは違ってデジスコを使用すると、開放F値が大きくなりシャッタースピードは倍率が上がれば上がるほど遅くなるので、カメラブレや被写体ブレに注意が必要です。リモートシャッターは必須。しっかりした三脚も必要です。
FZ30でデジスコを実現するために必要な機材
スポッティングスコープ（TSN-820M、TSN-660、TSN-600のいずれか）
フォト＆ビデオアダプター（TSN-VA2）
→KOWA
得られる焦点距離
TSN-820M・・・FZ30の焦点距離*13倍（最大5,460mm）
TSN-660、TSN-600・・・FZ30の焦点距離*13倍（最大5,040mm）
開放F値について
FZ30とデジスコを組み合わせると、開放F値がカメラに表示される数値よりも実際には大きくなります。その計算式は以下のとおりです。
レンズの実際の焦点距離/スコープの口径（カメラの開放F値より小さくなる場合はカメラの開放F値が上限）
【実例】
TSN-660シリーズの場合、
FZ30の3倍ズーム（1,260mm）の時・・・3倍*7.4mm*12倍/66mm=4.036なので、F4.0
FZ30の5倍ズーム（2,100mm）の時・・・5倍*7.4mm*12倍/66mm=6.727なので、F6.7
FZ30の12倍ズーム（5,040mm）の時・・・12倍*7.4mm*12倍/66mm=16.145なので、F16.0となります。
TSN-820Mの場合、
FZ30の3倍ズーム（1,365mm）の時・・・3倍*7.4mm*13倍/82mm=3.519なので、F3.5
FZ30の5倍ズーム（2,275mm）の時・・・5倍*7.4mm*13倍/82mm=5.865なので、F5.8
FZ30の12倍ズーム（5,460mm）の時・・・12倍*7.4mm*13倍/66mm=14.078なので、F14.0となります。
まとめ
3-12倍ズームの範囲でケラレなく使えますが、合成F値が大きくなるため、実際に使いやすいのは3-5倍ズームつまり1300-2100mmの範囲になると思います。この範囲だとレンズの明るさを生かすことができます。描写についても望遠になればなるほど甘くなっていきますので、やはり3-5倍ズームの範囲が良いと思います。しかし、8Mで5,040mm、3MEZだと8,000mmを超える撮影が可能になるというのはやはり素晴らしいことだと思います。
FZ50では？
FZ50はFZ30とレンズ周りが同じなので、同じようなズーム域で使用できると思います（要確認）。35mm換算の焦点距離は、EXズームを使った場合以下のように伸びます（TSN-660の場合）。
5MEZ・・・7,182mm
3MEZ・・・8,988mm
また、ISO感度が上げられるのでシャッタースピードを稼ぎやすく、FZ30よりも使いやすいかもしれません。
実写
FZ30単独-35mm（ワイド端）
FZ30単独-420mm（テレ端）
FZ30-420mm（テレ端）+TSN664ED=5,040mm
FZ30-347mm（9.9倍）+TSN664ED=4,164mm
FZ30-270mm（7.7倍）+TSN664ED=3,240mm
FZ30-194mm（5.5倍）+TSN664ED=2,328mm
FZ30-165mm（4.7倍）+TSN664ED=1,980mm
FZ30-128mm（3.6倍）+TSN664ED=1,536mm
FZ30-108mm（3.0倍）+TSN664ED=1,296mm
FZ30-94mm（2.7倍）+TSN664ED=1,128mm
FZ30-35mm（ワイド端）+TSN664ED
FZ30-535mm（5MEZテレ端）+TSN664ED=6,420mm
FZ30-669mm（3MEZテレ端）+TSN664ED=8,028mm
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