チャンス

　本校は来週火曜日より、１学期末考査です。
学生の本分を念頭に、高校生活を有意義に過ごせるように、十年後の自分を常にイメージして、毎日を大切に過ごしましょう。

　昨年度、監督さんに機会をいただき、「先生も何かありましたら…。」　と選手のみんなに話をする機会が何度かありました。サッカー素人である私に技術的な話ができるはずもなく…。そのような大変貴重な機会をいただく度に、私は肩肘張らず思ったままをせきららに述べさせていただいています。
　
　昨年度、部員数は２２名で、故障なく満足にプレーできる選手、また練習を休まず毎日しっかりしている選手はとあると、もっと少なかった記憶があります。


『君達は恵まれているなぁ。保護者の皆さんの理解と協力を得て本校に入学できて、そしてこんな良い環境でサッカーができて、グラウンドを広々使えて。』

『感謝の気持ち…あるよな。これが当たり前だと思っていたら…、来年あわてて今の倍練習しても間に合わなくなるぞ。』

『今日のような素晴らしい練習を是非継続して下さい！以上！』


　現在の環境を、今の自分の位置をそのまま　「当たり前」　として受け入れてしまうとどうなるでしょう？　年度が変わると後輩達が入部してきました。後輩達が入部してくるのは今年だけの事だろうか？　いいえ、違います。昨年と同様に今年も時間は等しく流れ、来年度も後輩達・新入生がやってきます。　ボールにさわれる時間は、グラウンドを広々使える時間は、…今より増えるのだろうか？


「…チャンスじゃないか！今はチャンスじゃないのか！」


　厳しい環境で頭角を現そうとする自分試しは、来年もできる。今はそれ以前の、向上心のある仲間達と存分に競い合えるチャンスの期間なんだ！
　みんな春に出会った頃より素晴らしくなっている。私の目から見ると技術とかではないが、挨拶等を含めた部分が格段に素晴らしくなっている。そこができてきている。そこからが始まりなんだ。

　グラウンドへ練習を見学に行くたびにサッカー部の皆さんからは元気をいただきます。ありがとう。

　益々上を目指して欲しいと期待してしまう高総体後の素直な思いです。



■１学期末考査

　６月３０日（火曜）～　７月３日（金曜）


□Ｖ・ファーレン長崎（公式戦）　

　６月２８日（日曜）　長崎市かきどまり陸上競技場 １３時００分～　横河武蔵野ＦＣ


※写真は鹿児島遠征宿舎の様子。