快眠とこころの健康ニュース

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光刺激装置で脳環境の改善!VALKEEの臨床知見が学会で報告

2013-05-30 16:55:42 | ニュース
フィンランドValkee社が開発した、VALKEE Head Setは、耳から脳内、松果体に光をあて、うつ傾向や睡眠障害、時差ボケなどの改善を促す装置だが、その臨床知見が第86回日本産業衛生学会で報告された。(2013年5月16日、愛媛)

VALKEEは、フィンランドValkee社が、うつ傾向や睡眠障害、時差ボケなどの改善を促す装置として開発した手のひら大の装置である。
2012年、すこやかメディカル社が、その日本総代理店となり、日本でも「光刺激」のあらゆる有効性に興味が持たれていた。VALKEE Head Setは、IPodやWalkmanのような形状で、イヤプラグから白色光を発する装置であり、内耳の奥にある「松果体」に光をあて、その刺激により「松果体」の働きを高めようとしている。「松果体」は、睡眠に関与するホルモン、メラトニンを分泌する内分泌器官であり、そのはたらきは睡眠に限らず、体調ややる気などにも影響を与えていると言われている。また、近年においては、脳組織そのものにも光刺激を受容する光感受性タンパク質があることもわかってきた。日本国内でも「光刺激」の臨床評価の研究が進む中、2013年5月16日、松山市内で開かれた、弟86回日本産業衛生学会で、学会長でもある愛媛大学大学院医学系研究科公衆衛生学、谷川武教授より、『経耳道光照射が睡眠障害・抑うつ気分に及ぼす影響について』というテーマで「光刺激装置」の臨床知見の報告があった。脳そのものに対する「光刺激」の臨床評価は始まったばかりであるが、日本国内のユーザーからも、Valkeeの使用によって、気分の改善が見られた、昼間のだるさがなくなった、モノ覚えが良くなった、など数々の報告が寄せられている。今後の臨床データの報告が待たれる。

光刺激装置“VALKEE”日本で発売!

2013-05-30 16:48:03 | ニュース
フィンランドで開発された、光刺激装置“VALKEE”の日本総代理店が設立された。
“VALKEE”は、スマートフォンやIPodなど音楽メディアに似た形状で、イヤープラグから内耳を通し、脳や松果体と呼ばれる器官に光刺激を与える。それにより昼夜逆転、時差ボケなどによる歪んだ体内時計、心労不眠、気力低下、抑うつなどの改善をはかろうとする装置だ。北欧ではすでに体調改善医療機器として扱われている。
松果物体は、光の刺激の有無でメラトニンという物質を出す内分泌腺で、このメラトニンは暗くなると分泌され、睡眠を促し、光を浴びれば分解されることが分かっている。我々が毎日、適正量の光を浴びなければならないのは、このリズムが体内周期のもととなっているからである。もし、浴びる光量が少なく、昼間でもメラトニンが分解されていない場合は、終日のだるさや眠さの原因となる。また近年、脳自体も光の刺激を受容することができることが分かってきた。海外の研究では、耳から直接体内に光を送ることで、脳や松果体を刺激し、気持のよい睡眠、目覚め、体調回復、やる気の向上が促せるというデータが報告されている。
 フィンランドなど北欧は、冬になると日照時間も短く、体調不良やうつ傾向を示す人も多い。そこで、2007年フィンランド・バルキー社は、光を直接体内に取り込むことにより体内周期の改善を促せないかと研究を重ね、その結果生まれたのが光刺激装置”VALKEE Head Set”だ。VALKEEの効果は、ただ生活リズムの改善だけでなく、落ち込んだ気分の改善や気力低下の改善、歪んだ体内時計を整えたり、やる気集中力が高まるというような効果が期待されている。
 そのVALKEEをフィンランドから直輸入し、総代理店契約を結んだのが医薬機器専門会社すこやかメディカルである。すこやかメディカルの山本社長はもともと大手医療機器メーカーの出身であり、VALKEEの優れた効果に驚き、フィンランド・バルキー本社と総代理店契約を結んだとのこと。今後、日本でもVALKEEユーザが広がり、脳に光を当てることで、どんな効果があるのか、実証報告が待たれる。
VALKEE日本総代理店、すこやかメディカルのホームページは、
http://sukoyaka-med.co.jp/