歌舞伎役者に女がいないのはなぜか？

今まで秘かにずっと疑問だった
「歌舞伎ではなぜわざわざ男が女を演ずるのか？」「女役者が演じれば良いではないか？」

この40年来の謎は、先日行った「写楽」展でようやく明らかになった
歌舞伎についての簡単な歴史が解説してあったからだ
それによると、そもそも歌舞伎が始まったころは女性が演じていたということなのだった
しかし、客の要望がエスカレートしたのか、だんだん風紀が乱れるようになった、のだそう。
なるほど、これは想像に難くない
今で言えば、次第にストリップ化してきた、ということなのだろう
ある意味女の持ち味だし、万国共通いつの時代も変わらないことだ
だが、それで、役者はすべて男になったのだそうだ。

そして今日まで定着しているのだが、ここまで芸術的、文化的なものとなった現在においては別に女性役者を解禁しても良いのではなかろうか？と思ったりする
その方が演技も自然だろう。当たり前だが

まぁ、相撲もそうだけど、200年以上の歴史的伝承を変えるのはそう容易ではないのでしょう