強犬堂

スタジオストロングドック・加藤慎隊長の頑固な小言

七人の侍

2006年03月02日 | 映画
昨日、七人の侍をみた。
何を今さらと言う気もするが、名作中の名作、意外や見てなかった。
で、先日、我が映画の師匠たる河合先生のところで東邦の映画史のビデオを見せていただいた。
モチロン大先生自らの編集済みの傑作だ。
編集済みの所は充分に笑らかして貰ったんだが、
編集されてない古き東邦の映画たちが非常に魅力的に感じたんだ。
で思ったんだ「俺、偉そうに『映画作るぞ』と言ってるが、全然映画観てねえじゃん」
猛省。猛省しましたよ加藤慎。
で、まず見たのが七人の侍だった。
カッコイイね。すっげーカッコいいぞ三船
その甲冑の下に見え隠れするケツすら惚れそうだ。
勘兵衛のリーダーシップも懐の深さも、五郎兵衛のナンバー2らしさも、カッコイイ。
なんといっても七人きっての腕っきき、久蔵がイイ。カッコイイ。
そうよ、斉藤一はこういうイメージなのよ。
無駄口は叩かない、
人が出来ないミッションもこともなげにやって、なおかつそれを誇らない。

この連中が鯉口を握り締めて走り出すシーンがいくつかあるんだが、
走ってるだけでもカッコイイ。
腰がすわっててさ、背筋がピーンと伸びてさ。
香取以下のこないだの新撰組のメンバーは、
ツメの垢をせんじて飲んだほうがいい。イヤ、ホントに。

すごいのは全くエフェクトに頼らない殺陣。
最近の殺陣と違って全く血が飛び散らない。
でもきちんと腰が据わってるから、迫力が伝わる。

俺たちの映画も、マズルフラッシュとかに頼らなくても
きっと戦ってる様子を伝えることが出来るはずだ。必ずできる。

もう一つ吸収すべしと思うのは、あの一人一人の個性。
個性の集団という、切っても切れないテーマ。
今年の脚本はもう大筋が出来上がりつつあるんで今さら無理だが、
きっとこのテーマは近いうちに盛り込んでみせる。
メジャーリーグとかマイティダックスとかが簡単な例か?

あー書きたいこといっぱいある!あふれ出て来て止まんねー!
あー荒野の七人見たくなってきた!
あーライトスタッフ見たくなってきた!
あーカッコイイー!

河合さん、五嶋さん、七人の侍のエピソード、聞かせてください!


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (河合)
2006-03-03 19:53:28
加藤さん、七人の侍に関しては僕も後追いなんです。一応生まれてはいましたけどね。

リアルタイムで黒澤作品を見始めたのは用心棒あたりから。だから七人の侍となると私にとっても後追いなわけです。



で、黒澤の最高傑作とか、さらには日本映画の最高峰とかとも言われているわけですが、僕にとっては黒澤作品なら、あと10年ばかり後の椿三十郎とか天国と地獄とかあたりが好きで馴染んできました。



しかし、加藤さんの文を読んでみて、今さらながら魅力的な作品なんだなあ、と感じさせてもらった次第です。

そうですよね、個性ですね。とても魅力的な男たちです。自分もできることなら、ああいう人間になりたい、と思わせられます。本当にかっこいいというのはああいう男ですね。



エフェクトに頼らない迫力。まったくそうです。これも加藤さんから言われて改めて感じました。



同じ目的を持った男たち。かっこいいですよね。

加藤さんの作品、また期待してます。
お初 (森田)
2006-03-04 22:54:21
どぉ~も!

やっと回線工事も終わり準備完了★ 加藤くんのブログに書き込みもしてきまぁす(笑) でも…ツッコミづらい…かなぁ…(笑)



この間言ってたミクシーに引っ張ってもらえる、っていうのアタシには分からないみたいだゎッ もう一度教えてクダサイ★



でゎッ
Unknown (マウス)
2006-03-05 01:24:28
僕は浪人生の頃にばあちゃんと一緒にビデオで見ましたよ。

私的にはカサブランカとゴッドファーザーがサイコーです。是非ご覧ください。

Zガンダム今日見れませんでした。