
「またわけわかんねえタイトル」と思ったあなた。ドイツ語とってませんね?
写真みりゃおおよそ分かるだろうが、今日のテーマは「大砲」。
今日も長いよ。あらかじめ言っとくが。
「アハトアハト」とはドイツ語で「88」。
上記大砲はドイツ軍の作った高射砲で「88ミリ砲」という。
ホントは「カッコイイぞ格闘家」というタイトルでブログを書こうと思って、
おおよそ書くことも考えて帰ってきたんだが、
帰ってきてタミヤから来たメールを開いたら全てが一気に吹き飛んだ。
その衝撃を運んだのが上記の「88㍉砲」なのだ。
先に「スゲエ、ハチハチだ!」と思ったあなた、かなりキレてますね。
お教えましょう。
七月半ばに新金型でタミヤから出るようですよ。1/35、アフリカ戦線。
何年ぶりの新金型だよ!すげえよスゲエ!
ツエンダップも指さし指揮官ぶくみの8体人形も帰ってくる。
うっひょータマラン!
はいお待たせしました「なんだよ大砲一つ」とおもったあなた。
お教えしましょう。
スゴイ大砲なのよ。このハチハチ。
もともと高射砲としてドイツ軍が対戦中に開発したのがこの「88㍉砲」。
高射砲ってのは読んで字のごとく、「高いトコロのものを打ち落とす砲」なんだな。
一言で言えば対航空機用の大砲だ。
ところがだ、場所は北アフリカ。
ドイツ軍はエルアラメインというところでイギリス軍相手に一進一退の攻防戦のさなか。
伝統的に装甲の厚いイギリス戦車にドイツの三号戦車は全く歯が立たず、陣地を踏み荒らされるわけだ。
そこで、本来上を向いてブッ放してる88㍉砲が突然真横を向いた。
高射砲の水平発射!
誰しもがやらなかったそのビックリパンチ!
侵入してくるイギリス戦車の装甲は苦もなく貫通されて撃破の山!
そこに広がる黒焦げのイギリス戦車の山また山!
当のドイツ軍も知らなかったこのパンチ力!
何が笑えるって、
打たれたイギリス軍もビックリなら、撃ったドイツ軍がもっとビックリしたこと。余りの戦果に。
撃たれてあえなく捕虜となったイギリス兵が一言
「高射砲で戦車を撃つなんて卑怯ですな」
撃ったドイツ兵、答えて一言
「高射砲じゃなきゃ撃ちぬけない戦車で来るほうがもっと卑怯ですな」
有名なエピソードなのよ。
売ったドイツ軍もビックリしたと先に書いたが、この大砲の威力を再確認した後は、
そりゃ、そこかしこでこの88㍉砲は引っ張りだこ。
東部戦線でソ連軍相手に、ノルマンディーで米軍を相手に。
数多くの戦車を墓場に送った。
そして素性のよろしいその大砲。
「いいじゃん、いいじゃん、戦車につんじゃえよ」
としたのが、かの有名な「タイガーⅠ型」
あのタイガー戦車なのよ!
大戦末期まで、最後の最後まで戦っていたのはこの88㍉砲を配備していたベルリンの高射砲塔。
全くの負けゲームでベルリンに侵入してくるソ連戦車と真っ向勝負し続けたのがこの88㍉砲なのだ。
どうよ?
どうよって言われてもなあ?
でもいい話なのよ。この88㍉砲にまつわる話ってのは。
「すばらしい。まるで大ドイツの精神が形となって現れたようだ」的に
ドイツ軍の象徴のような大砲なのよ。
でだ、話はさらに続く。
この大戦の話を語るなら避けて通れないのがこの大砲なんだが、
これが昔タミヤの手によってプラモ化された。それがまた相当昔。
俺が小学校のとき擦り切れるまで呼んでたタミヤのカタログにはもう載ってたから、
ほっといても30年近く前のキット。
にも関わらず、にも関わらずだ、
多くのモデラーが「サイコーのキット」と絶賛。
その理由は大砲だけでなく、
それにまつわる八体のフィギュアが大砲に緊張感を与えていたからだ。
指揮官の指差しポーズはえらいカッコよかったし、
伝令が使っていたバイク(これをツエンダップというバイクなのだ)、巨大な砲弾ケースに輸送用の貨車、作り上げた瞬間に机の上がヨーロッパ戦線になるのだよ。
スゴイ空気感!
そこに全てが詰まってた。
タミヤイズムのすべてがあった。
俺も多分に漏れず、この第一期の88ミリ砲に手を出した。
頃は中学2年生。
買った所は当たり前のように喜屋ホビー。
当時、青梅街道の道挟んで反対側に小さい仮店舗をだしてたころ。
喜屋ビル建ててる最中だね。
買ったその日。余りの嬉しさにハンセンの家まですっ飛んでった記憶も覚えてる。
自宅でやりゃあいいのに、ハンセンの家で箱を開けた記憶もある。
模型を作るものにとって避けて通れないランドマーク。
これが「88ミリ砲」なのだ。
その「88ミリ砲」が新しくなる!
しかも人形八体もツエンダップ(バイク)もついて!
さらには伝説の北アフリカ戦線で!
興奮するなというのが無理というもの。
88ミリ砲を作ったことのない奴を俺はモデラーとして認めない。
あの感動を知らずして、なにがモデラーか!
あー早く七月になんねえかな。
あー今日までモデラーでよかった!
写真みりゃおおよそ分かるだろうが、今日のテーマは「大砲」。
今日も長いよ。あらかじめ言っとくが。
「アハトアハト」とはドイツ語で「88」。
上記大砲はドイツ軍の作った高射砲で「88ミリ砲」という。
ホントは「カッコイイぞ格闘家」というタイトルでブログを書こうと思って、
おおよそ書くことも考えて帰ってきたんだが、
帰ってきてタミヤから来たメールを開いたら全てが一気に吹き飛んだ。
その衝撃を運んだのが上記の「88㍉砲」なのだ。
先に「スゲエ、ハチハチだ!」と思ったあなた、かなりキレてますね。
お教えましょう。
七月半ばに新金型でタミヤから出るようですよ。1/35、アフリカ戦線。
何年ぶりの新金型だよ!すげえよスゲエ!
ツエンダップも指さし指揮官ぶくみの8体人形も帰ってくる。
うっひょータマラン!
はいお待たせしました「なんだよ大砲一つ」とおもったあなた。
お教えしましょう。
スゴイ大砲なのよ。このハチハチ。
もともと高射砲としてドイツ軍が対戦中に開発したのがこの「88㍉砲」。
高射砲ってのは読んで字のごとく、「高いトコロのものを打ち落とす砲」なんだな。
一言で言えば対航空機用の大砲だ。
ところがだ、場所は北アフリカ。
ドイツ軍はエルアラメインというところでイギリス軍相手に一進一退の攻防戦のさなか。
伝統的に装甲の厚いイギリス戦車にドイツの三号戦車は全く歯が立たず、陣地を踏み荒らされるわけだ。
そこで、本来上を向いてブッ放してる88㍉砲が突然真横を向いた。
高射砲の水平発射!
誰しもがやらなかったそのビックリパンチ!
侵入してくるイギリス戦車の装甲は苦もなく貫通されて撃破の山!
そこに広がる黒焦げのイギリス戦車の山また山!
当のドイツ軍も知らなかったこのパンチ力!
何が笑えるって、
打たれたイギリス軍もビックリなら、撃ったドイツ軍がもっとビックリしたこと。余りの戦果に。
撃たれてあえなく捕虜となったイギリス兵が一言
「高射砲で戦車を撃つなんて卑怯ですな」
撃ったドイツ兵、答えて一言
「高射砲じゃなきゃ撃ちぬけない戦車で来るほうがもっと卑怯ですな」
有名なエピソードなのよ。
売ったドイツ軍もビックリしたと先に書いたが、この大砲の威力を再確認した後は、
そりゃ、そこかしこでこの88㍉砲は引っ張りだこ。
東部戦線でソ連軍相手に、ノルマンディーで米軍を相手に。
数多くの戦車を墓場に送った。
そして素性のよろしいその大砲。
「いいじゃん、いいじゃん、戦車につんじゃえよ」
としたのが、かの有名な「タイガーⅠ型」
あのタイガー戦車なのよ!
大戦末期まで、最後の最後まで戦っていたのはこの88㍉砲を配備していたベルリンの高射砲塔。
全くの負けゲームでベルリンに侵入してくるソ連戦車と真っ向勝負し続けたのがこの88㍉砲なのだ。
どうよ?
どうよって言われてもなあ?
でもいい話なのよ。この88㍉砲にまつわる話ってのは。
「すばらしい。まるで大ドイツの精神が形となって現れたようだ」的に
ドイツ軍の象徴のような大砲なのよ。
でだ、話はさらに続く。
この大戦の話を語るなら避けて通れないのがこの大砲なんだが、
これが昔タミヤの手によってプラモ化された。それがまた相当昔。
俺が小学校のとき擦り切れるまで呼んでたタミヤのカタログにはもう載ってたから、
ほっといても30年近く前のキット。
にも関わらず、にも関わらずだ、
多くのモデラーが「サイコーのキット」と絶賛。
その理由は大砲だけでなく、
それにまつわる八体のフィギュアが大砲に緊張感を与えていたからだ。
指揮官の指差しポーズはえらいカッコよかったし、
伝令が使っていたバイク(これをツエンダップというバイクなのだ)、巨大な砲弾ケースに輸送用の貨車、作り上げた瞬間に机の上がヨーロッパ戦線になるのだよ。
スゴイ空気感!
そこに全てが詰まってた。
タミヤイズムのすべてがあった。
俺も多分に漏れず、この第一期の88ミリ砲に手を出した。
頃は中学2年生。
買った所は当たり前のように喜屋ホビー。
当時、青梅街道の道挟んで反対側に小さい仮店舗をだしてたころ。
喜屋ビル建ててる最中だね。
買ったその日。余りの嬉しさにハンセンの家まですっ飛んでった記憶も覚えてる。
自宅でやりゃあいいのに、ハンセンの家で箱を開けた記憶もある。
模型を作るものにとって避けて通れないランドマーク。
これが「88ミリ砲」なのだ。
その「88ミリ砲」が新しくなる!
しかも人形八体もツエンダップ(バイク)もついて!
さらには伝説の北アフリカ戦線で!
興奮するなというのが無理というもの。
88ミリ砲を作ったことのない奴を俺はモデラーとして認めない。
あの感動を知らずして、なにがモデラーか!
あー早く七月になんねえかな。
あー今日までモデラーでよかった!
しかし、これ面白いけど隊長はドイツ語とってたでありますか?
最近こっちでもうちょい世界史を知ってると良いなと思ったところ。中学はともかく高校の歴史のッ先生は最悪だったな。
おかげで歴史がまるでダメだ。
新しい金型の奴は七月に出んのね
あ、そうそう。
気になる軍バイク購入に関しては隊長に聞けばわかるのね。
軍バイクカッコいいよね?
とってたのは人の二倍近くやった中国語。
知ってるドイツ語の単語は全て戦争関係
パンツアーフォー(戦車、前へ)
アハトウンク(気をつけ)
ゲペックカステン(道具箱)
ヤボール(了解)
など
ちなみに新婚旅行でベトナム行きましたが、知ってるベトナム語は一言だけ
「チューホイ!」
意味は
「降伏しろ!」
今回もおもしれ~
88㍉砲水平発射。シビレマスなぁ。
相変わらず予備知識ゼロですが、かなり興味深いお話。
ごちそうさまです。
だから、タイガー戦車って有名なのね♪
軍隊に入隊すれば
それなりにペラペラになれるのでは…
はじめにこのアハトアハトを水平射撃したのは実は北アフリカより前のフランス戦で、はじめて対戦車砲として使用するよう命じたのが、その後、アフリカ戦線を仕切ることになる「砂漠の狐」こと名将ロンメル将軍といわれている。 命じた理由は、加藤隊長が記したように、フランスのB1戦車に対して37ミリ砲が有効でなく、これを撃破するため、本来、対空砲である88mmFlak18(対戦車砲の場合、これをPakと記載する)を水平射撃したということとである。(奇しくも意図したわけではないだろうが、6月にタミヤからB1戦車が新金型で発売される。)
北アフリカでの大活躍は、加藤隊長の記したとうりだが、さらに付け加えると1日に4門の88で、28両のマチルダ戦車を撃破した話は有名だ。 この戦いで活躍した若干22歳の砲手アーノルド・フィプナー伍長は、ロンメル将軍から鉄十字章を受けている。 たとえ88が強力であり、長距離からマチルダを打ち抜けたとしても(このとき戦車を1000m付近までひきつけ発射したといわれる。もちろん、相手からは88はカモフラージュされていて視認が難しい。)身を守るものが薄い鉄板一枚で、怒涛のごとく押し寄せる戦車の前に身を任せ、大砲を撃ち続けるには、かなりの度胸がいたと思う。 まさに鉄十字章ものだよね。
実際にはわからないけど、ボロボロになった88の前でフィプナーがロンメルから勲章を授与されていたとしたら感動ものだね。
ナカジマン>他にも知ってるぜ、
メーヴェ=カモメとか
シュワルツ=黒
ランツエンレイター=槍騎兵
フロッテ=艦隊
フォーラン=前進とか・・・
ゴシマサン>やっとお出ましですかい。待ってましたよ。そこかしこに五嶋さん用のネタをちりばめてきたのに・・・。
再度の登壇を待ってますぜ。
っていうかゴシマブログはいつ?
そうっすよね、ハチハチの防弾の鉄板ってえらいコッチャ薄いっすよね。すぐ貫通されそうな気がしますわ。
上記理由のためタミヤのハチハチ、俺に一個とっといてください。