絵本の部屋

鈴木まもる「鳥の巣研究所」別館

「鳥がおしえてくれること」

2024年03月07日 | 鳥・巣の本

『鳥がおしえてくれること』
鈴木まもる/文と絵
あすなろ書房 32ページ 1600円+税
2024年3月25日初版発行

鳥はわたしたちの先生だった…!
絵本作家にして鳥の巣研究家である著者の
ユニークな文化人類学入門えほん。
(初版オビより)

(扉)
あなたのまわりにはどんな鳥がいますか。
鳥の声がきこえますか。

 

春になると、鳥のオスはメスにさえずります。
巣をつくり卵をうもうよとプロポーズするのです。
いまのようにカレンダーはありません。
むかしの人たちは、鳥たちがうたいはじめると、
あたたかな春がやってくることをしったのでしょう。

さむい冬がおわり、あたたかくなってきれいな鳥の声をきけば、
うれしくなります。鳥のようにくちぶえをふいたり、声をだして
まねしたのではないでしょうか。(略)

 

セアカカマドドリは、土にかれ草をまぜて、
すごくかたくてこわれにくい巣をつくります。
人間がじょうぶな家をつくる手本にするように、
神さまはこの鳥を世界につかわしたといわれています。
(略)




(略)
鳥たちのいろいろなうごきのまねをして、人はまつりでおどったり、
ダンスやバレエをおどるようになったのではないでしょうか。

 

 

鳥の羽はとてもきれいです。
むかしの人は、そんな羽をからだにつけることで、
鳥のようにきれいになろうとしたり、
つよそうにみせたりしたのでしょう。
(略)

 

ハタオリドリは、草をあんでまあるい巣をつくります。
むかしの人は、そんな巣をまねして、かごをあむようになったのかもしれません。
(略)

 

(裏表紙)

 

<制作ノート>

鳥の巣と出会い、鳥の巣のことを知ろうと、いろいろ調べるようになったり、観光地ではない海外のジャングルや荒涼とした場所に行くようになりました。
電気もない生まれたままの地球のような場所に身を置くと、何とも言えない嬉しさと、地球という自然の大きさや深さ、長い時の流れを感じました。
そしてそんな場所にポツンといて空を飛ぶ鳥さんを見つけると、人間は鳥の巣だけでなく鳥さんから多くのことを学んでいると思うようになり、この絵本にまとめました。
服や家や道具、歌や踊りなど、身の周りのいろいろな物や行動が、実は鳥さんからの影響だったかもしれません。
もちろん、文字が発達する以前のことでもあり絶対とは言えません。でも、今のようにテレビもスマホも映画もないころ、昔の人は遠くの山や近くの花、空を飛ぶ鳥を見ることが好きだったでしょう。
特に空を飛べるということは、遠い未知の世界を人の心が想像するきっかけになったのではないでしょうか。なんにしても自然から多くのことを学んでいたのは間違いないことでしょう。
バーチャルな情報が蔓延し、街行く人がスマホから目が離せなくなっている現代社会だからこそ、身近な自然や鳥さんたちの声に耳を澄ますことが大切なのだと思います。
(鈴木まもる)

 

Amazon.jp  (2024年3月15日発売)

 


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「プテラノドンのそらとぶいちにち」

2023年11月14日 | その他の本

『プテラノドンのそらとぶいちにち』
竹下文子・文/鈴木まもる・絵
偕成社 32ページ 1300円+税
2023年11月刊

ときは、白亜紀後期。
いまからおよそ7000万年まえ。
地球にはたくさんのきょうりゅうたちが生活していた。
空飛ぶ翼竜プテラノドンは、魚をとりながら、
こんな一日をおくっていた…らしい!
とびらをひらいて、きょうりゅうの時代をのぞいてみよう。

 

とびら

 

p.2-3
うみべの あさ。ひかる なみ。
がけから とびたっていくのは、プテラノドンたち。
おおきな つばさを もつ よくりゅうだ。

 

p.4-5
さかなの むれを みつけて、すいーっと きゅうこうか。
なみの うえを すれすれに とんで、ぱくっ!
さかなを つかまえて、ごっくん。
これが プテラノドンの しょくじ。

 

p.12-13
ざっばーーっ!!
うみに すむ きょだいな いきもの モササウルスだ。
くち いっぱいに さかなを すいこんで、
また ふかく もぐっていく。

 

p.16-17
はじめてみる もり。くさはら。かわ。ぬまち。
はじめてみる きょうりゅうたち。
なにもかも おもしろくて たまらない。


裏表紙

 

関連リンク

偕成社webマガジン 作家が語る「わたしの新刊」

 

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<シリーズ既刊>

トリケラトプスのなんでもないいちにち(2020年7月)

ティラノサウルスのはらぺこないちにち(2020年7月)

 

 


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「どんなくるまにのるでしょう?」

2023年11月01日 | のりもの絵本

『どんなくるまにのるでしょう?』
鈴木まもる・作 
小峰書店 32ページ 1300円+税
2023年11月刊

まちでは、いろいろな車がはたらいています。
いそいでいくときのるのは、どんな車?
みんなでいっしょにいくときのるのは、どんな車?
ごみをあつめるのは、どうろにあなをほるのは、
ほった土をはこぶのは…
つぎからつぎへと、はたらくくるまが大集合!

とびら

 

ひとは、どこかに いきたいと あるきます。
いそいで いきたいと はしります。
もっと いそいで いきたいひとは じてんしゃに のります。
もっともっと いそいで いきたいひとは、
どんな くるまに のるでしょう?

 

タクシーに のります。
「ひこうじょうまで おねがいします」
「はい、わかりました」

みんなで いっしょに どこかへ いきたい ひとたちは、
どんな くるまに のるでしょう?

 

バスに のります。
「きょうは えんそく、みんなで いってきまーす」

ごみを あつめる ひとは、どんな くるまに のるでしょう?

 

まちには いろいろな しごとを する ひとが いるから、
いろいろな くるまが あるのです。

 

裏表紙

 

Amazon

 

 


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「ブラックバードの歌」

2023年10月12日 | その他の本

『ブラックバードの歌』 Birdsong 
カチャ・ベーレン/作 千葉茂樹/訳 鈴木まもる/挿画
あすなろ書房 112ページ 1500円+税
2023年10月刊

アニーは、車の事故で手を負傷し、生きがいだったフルートが吹けなくなってしまった。
引っ越した先のアパートで、鳥の好きな男の子に出会ったことから、アニーは希望を取り戻していく。

 

 

 

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「ここにいるよ」

2023年09月06日 | その他の本

『ここに いるよ』
竹下文子・文 鈴木まもる・絵
金の星社 32ページ 1400円+税
2023年9月刊

おかあさんねこがねてるまに、
おそとにでたこねこのちーすけ。
さあ、どんなものがみつかるかな?
(カバーソデより)

(とびら)
こねこの ちーすけ、はじめての たんけん。
おかあさんねこが ねてるまに……

 

(p.2-3)
おにわの なかを そろーり そろり。
あ、みーつけた。
あか くろ てんてん てんとうむし。

 

(p.4-5)
ちょこ ちょこ ちょこ ちょこ……
はなのくき のぼって いっちゃった。

 

(p.5-6)
あ、みーつけた。
くるくる うずまき かたつむり。

 

裏表紙

 

帯あり。

 

 

 

 

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(アマゾンの「ペーパーバック」という表示は間違い。ハードカバーです)


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