『ぐいーん! こうしょさぎょうしゃ』
竹下文子・作 鈴木まもる・絵
偕成社 32ページ 1200円+税
2022年11月刊
お店の看板をなおしたり、高い木の枝を切ったり……
そんなときにやってくるのが、高所作業車。
さくらんぼつみに、トンネル点検、
空港では飛行機を洗ったり。
台風の夜も、びゅうびゅう風と雨の中、
高所作業車は大活躍!
とびら
p2-3
ここは、えきまえの しょうてんがい。
おもちゃやさんの かんばんが、ずいぶん ふるくなりました。
「あれを なんとか しなくちゃなあ」
「でも、うちの ふみだいでは とどかないわよ」
そんなとき やってくるのが……
p4-5
こうしょさぎょうしゃです。
かんばんやさんが のりこんで、
ぐいーん! と あがって……
p6-7
ほら、みちがえるように きれいになりました。
みせの おじさんも おばさんも おおよろこびです。
裏表紙
<制作ノート>
偕成社さんの乗物絵本シリーズ11作目。以前から要望の高かった高所作業車。ようやく完成。
このシリーズ、今までのは、たいてい、ある車の1日の出来事というのが多かったです。
でも高所作業車は、それぞれの場所で、それぞれの仕事用に多様化した機種があります。
そこで今回は、いろいろな場所で、いろいろな仕事をする高所作業車ということで、絵本が構成されています。
以前から書いていますが、人の暮らしがあっての乗り物絵本ということで、様々な人たちが暮らす世界が感じられるのが、このシリーズの良いところ(と自分で言っていれば世話はない)。
ということで、いつもより、もっといろいろな場所、いろいろな空間、いろいろな光と影、様々な人の暮らしの世界が楽しく描けました。
鈴木まもる