暇人幻想~ヒマジン・ファンタジー~

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涙の有馬記念~ありがとう、ディープインパクト~

2006-12-25 01:49:18 | 競馬
日付は変わりましたが昨日、今日と中山競馬場へ行ってきました。初めて中山競馬場へ来て見てその人の多さにビックリしましたが本当にビックリするのは今日だったわけで…。

昨日は正に右も左もわからず、連れて行ってくれたお兄様方にただ着いて行くだけでした。中山大障害を見て、その迫力に興奮しました。そして、社台ファームの吉田照哉代表や「ホソジュン」こと細江純子さんや瀬戸口調教師の姿を見る事が出来ました。みなさんテレビや雑誌の中でしか見た事ないのでその世界に入っちゃった感覚でした。

そして、今日、有馬記念当日と言う事で電車は超満員、入り口も超満員、売店も超満員で入場制限が敷かれ、並んでおりました。昼過ぎの有馬記念の時間までスタンドを動かない方が良いだろうという事で十時過ぎに昼ごはんを食べてしまいました。今日はクリスマスイブと言うことでレースの本場場入場行進曲は有馬記念以外一日中ラストクリスマスかハッピークリスマスでした。おまけにジングルベルという馬が出走してきていて、クリスマス仕様のメンコをしていました(笑)厩務員さんはサンタ帽をかぶっていました。いや~、正にクリスマス。

有馬記念という事で入場がひどいのではなく、ディープの引退レースだからひどいと言うのは初めて言った僕でも一目瞭然でした。その盛り上がりぶりは一般レースのファンファーレで手拍子が起こった事からもうかがえます。そんな中、ディープの弟、ニュービギニングもオープン戦に出てきました。最後方につけたと思ったら直線で一気に飛んできて差し切って、まるでディープを彷彿させる感じでした。

いよいよ有馬記念、僕は凄くエキサイトしてしまい、ファンファーレで手拍子をして、レースでは「ディープ~!」と叫びまくっていました。後方につけて向こう上面で少し動いたような感じがし、そして第三カーブから一気に動き、直線入り口で早くも先頭に立ちました。僕たちはゴールを過ぎたところの階段の上の方に座っていたので見晴らしは良かったです。ディープがゴール版を一番に駆け抜けた時、興奮は最高潮へ達しました。そして頭が真っ白になりました。そしてスタンドが割れんばかりのディープコールが起こりました。騎手の名前がコールされる事があっても馬名がコールされる事なんてオグリキャップ以外聞いた事がありません。それほどまでにディープの人気の高さがわかります。その後すぐにユタカコールに変わりました。僕も大声で「ディープ~~~!!!」「ユタカ~~~!!!」と叫び、のどが痛くなりました。その時、僕はあふれ出る涙を我慢する事が出来ませんでした。とてつもなく身震いして、凄く感動しました。思えば、去年ディープが有馬で負けた時にテレビで泣いている人を見て冷ややかな感情があったのですが、一年後自分が泣く事になるとは(笑)

最終レースが終わり引退式が行われました。最初はディープのこれまでのレースがターフビジョンに流されていたのですが全て流れきらないうちにいきなりG1の入場曲である「グレートエクウスマーチ」が流れて、暗くなった競馬場をライトアップしてディープインパクトが入場してきてスタンドが再び歓声で揺れました。ディープが地下馬道から出てきた時、僕は再びぐっと来て泣いてしまいました。思えば、馬一頭に二回も泣かされたのも初めてです。それほどまでに、自分でも意外なくらいディープに感情移入していたみたいです。ディープへの歓声は来場していた大相撲の横綱・朝青龍関よりも凄かったです。武・ディープコンビは間違いなく競馬界の大横綱でした。

競馬場を後にして八時間が経ち、今は富山の自宅にいますが、まるで夢を見ていた気分です。でも確かに僕はあの場所にいてあの瞬間に立ち会い、身震いするくらい深い衝撃を受けました。でも確かに夢は見ていたのです。それはクリスマスイブにディープインパクトが見せてくれた「感動」という名の夢でした。ありがとう!!ディープインパクト!!