暇人幻想~ヒマジン・ファンタジー~

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敵は本能寺にあり

2006-06-02 21:26:47 | 生活
と言ったのは小説の創作らしいですが今日は本能寺の変があった日です。本能寺の変と言えば明智光秀が主君である織田信長を討ち、そして歴史が大きく動いた事件です。光秀は主君殺しの汚名をかぶった極悪人のようなイメージを持つ人がいますが、僕はそうは思いません。あくまでも個人的な意見ですが。

歴史が大好きで大学では時間が空いていると図書室で歴史関係の本を読んでいます。そこで光秀に関する本も読んだのですが、光秀はとても真面目な性格で、律儀で義理堅く部下からとても慕われていたそうです。戦死した部下の遺族には米を送っていたそうです。
ただ、あまりにも真面目すぎてつらい事があっても我慢をしてそれを溜め込んでいて、そして遂に本能寺で爆発してしまったという説もあるそうです。
他にも光秀にまつわる話で、美しい婚約者がいたけどその婚約者が病気になってしまって顔が荒れてしまい、困った婚約者の親が妹を替え玉にしたらしいのですが、それに気づいた光秀は、人は顔じゃなく心だと言う事でちゃんと婚約者と結婚したらしいです。さらに、側室を持たなかったほどの愛妻家らしいです。そのエピソードを知った時、僕の中の<反逆者>明智光秀のイメージはガラっと変わりました。
理不尽な話として、酒が嫌いと言う理由で信長に暴力を振るわれ、徳川家康を接待した時に鮒寿しを出したら「腐った魚を出すな!!」と信長に暴力を振るわれ、武田氏を滅ぼした時に「苦労した甲斐があった」と言ったらその言葉に難癖をつけられて信長に暴力を振るわれ、といったものがありますが、何も悪い事をしていないのに暴力を振るわれていてとても可哀相だと思いました。そんな事もあり、非情で現実主義の信長と真面目で理想主義の光秀では性格が合わないと思います。

謀反を起こした事により悪いイメージが付きまとう明智光秀ですが、色々なエピソードを知った事により、とてもいい人なのではないか・・・そんな気がします。