十月歌舞伎座に行ってきました。
昼の部3階1列45番の席。
9月の前売予約日を一日記憶違いをしていたため、半日遅れの予約で何とか最前列を確保した席です
9月をパスしてしまったので、一ヶ月半振りの歌舞伎にワクワク
歌舞伎の魅力は・・・HPにも書いた他には食べる楽しみも。
デパ地下で幕間に食べるお弁当を選び、コンビニでペットのお茶を買い(歌舞伎座は温泉地価格なので)、
観劇中に睡魔を寄せ付けないようにドトールでコーヒーを買ってから、劇場へ向かいます
今月の昼の部の演目は二つ。
最初は廓三番叟(くるわさんばそう)
芝雀 :傾城千歳太夫
亀治郎:新造梅里
翫雀 :太鼓持藤中
芝雀さんを歌舞伎座で見たのは久しぶりな気がしました。
オフ会でお話を伺った時の・・・サロンカーに乗ってずっと巡業されていたのでしょうか。
天下泰平や五穀豊穣を祈る神事がルーツの三番叟、今回は廓が舞台となって
華やかだけど厳かでもありました。
左斜め後ろにいた大向こうさんが、芝雀さんが舞台に現れるなり「音羽屋」と叫んでしまいました、
芝雀さんは京屋なのに、、、亀治郎と二人しかいないから間違えようがないと思うのですが、
初心者さんだったのかな
二つ目は通し狂言加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)
以前、文楽で見ているので歌舞伎だったらどうなるのかなーと見たかった演目でした。
「女忠臣蔵」の異名を持つ敵討ち話です。
玉三郎:中老尾上
菊之助:召使お初
菊五郎:局岩藤
左圑次:剣沢弾正
息女大姫役の隼人くん、信二郎さんの息子なんですが、時蔵系の顔立ちです。
血は争えないな~なんてね。たどたどしく、それでいてお姫様の気品もありました。
菊ちゃんのお初が、とっても健気で美しい。主人(尾上)を想う気持ちが見ている私にも伝わってきます。
本人の努力もあるでしょうけれど、玉三郎さんと並んでいても引けをとらないところがスゴイなーと思います。
去年のお正月の「京鹿子娘二人道成寺」を思い出しています。
菊五郎さんの尾上も適役。高飛車で意地の悪い役そのままでしたから。
今回はお局役でしたけれど、もろ肌脱いで様になるのは、この人しかいないと私は思っています。
尾上が自害する引き金となった草履打って、直接叩くものだと思っていましたが、
違うんですね。
岩藤・尾上・お初を誰が演じるかで、また雰囲気が違ってくると思うので、また機会があったら見られるといいな
文楽では、草履打の場面から始まったと思うのですが、今回<試合の場>を見たことで
後の話がつながりました
旦那様って・・・主人全般に言う言葉みたい。それも新たな発見でした。
不思議だったのは、左隣のオジサンが最初から最後まで寝ていたこと。
それもイヤホンガイド聞きながらだったので「見たつもり」ではいたのでしょうが。
時々一緒に笑ったり、にわかにポケットからチラシを取り出して出演者を確認したり、
だけどほとんど目を開けず、最後のほうは寝息まで立てていた。。。
このオジサン、何しに来たの?
次回は11月上旬に新橋演舞場『児雷也豪傑譚話(じらいやごうけつものがたり)』を見に行きます。
昼の部3階1列45番の席。
9月の前売予約日を一日記憶違いをしていたため、半日遅れの予約で何とか最前列を確保した席です
9月をパスしてしまったので、一ヶ月半振りの歌舞伎にワクワク
歌舞伎の魅力は・・・HPにも書いた他には食べる楽しみも。
デパ地下で幕間に食べるお弁当を選び、コンビニでペットのお茶を買い(歌舞伎座は温泉地価格なので)、
観劇中に睡魔を寄せ付けないようにドトールでコーヒーを買ってから、劇場へ向かいます
今月の昼の部の演目は二つ。
最初は廓三番叟(くるわさんばそう)
芝雀 :傾城千歳太夫
亀治郎:新造梅里
翫雀 :太鼓持藤中
芝雀さんを歌舞伎座で見たのは久しぶりな気がしました。
オフ会でお話を伺った時の・・・サロンカーに乗ってずっと巡業されていたのでしょうか。
天下泰平や五穀豊穣を祈る神事がルーツの三番叟、今回は廓が舞台となって
華やかだけど厳かでもありました。
左斜め後ろにいた大向こうさんが、芝雀さんが舞台に現れるなり「音羽屋」と叫んでしまいました、
芝雀さんは京屋なのに、、、亀治郎と二人しかいないから間違えようがないと思うのですが、
初心者さんだったのかな
二つ目は通し狂言加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)
以前、文楽で見ているので歌舞伎だったらどうなるのかなーと見たかった演目でした。
「女忠臣蔵」の異名を持つ敵討ち話です。
玉三郎:中老尾上
菊之助:召使お初
菊五郎:局岩藤
左圑次:剣沢弾正
息女大姫役の隼人くん、信二郎さんの息子なんですが、時蔵系の顔立ちです。
血は争えないな~なんてね。たどたどしく、それでいてお姫様の気品もありました。
菊ちゃんのお初が、とっても健気で美しい。主人(尾上)を想う気持ちが見ている私にも伝わってきます。
本人の努力もあるでしょうけれど、玉三郎さんと並んでいても引けをとらないところがスゴイなーと思います。
去年のお正月の「京鹿子娘二人道成寺」を思い出しています。
菊五郎さんの尾上も適役。高飛車で意地の悪い役そのままでしたから。
今回はお局役でしたけれど、もろ肌脱いで様になるのは、この人しかいないと私は思っています。
尾上が自害する引き金となった草履打って、直接叩くものだと思っていましたが、
違うんですね。
岩藤・尾上・お初を誰が演じるかで、また雰囲気が違ってくると思うので、また機会があったら見られるといいな
文楽では、草履打の場面から始まったと思うのですが、今回<試合の場>を見たことで
後の話がつながりました
旦那様って・・・主人全般に言う言葉みたい。それも新たな発見でした。
不思議だったのは、左隣のオジサンが最初から最後まで寝ていたこと。
それもイヤホンガイド聞きながらだったので「見たつもり」ではいたのでしょうが。
時々一緒に笑ったり、にわかにポケットからチラシを取り出して出演者を確認したり、
だけどほとんど目を開けず、最後のほうは寝息まで立てていた。。。
このオジサン、何しに来たの?
次回は11月上旬に新橋演舞場『児雷也豪傑譚話(じらいやごうけつものがたり)』を見に行きます。
Riddle me this!のasariです。
先日はコメントありがとうございました。
芝雀さんのオフ会に行かれたことがあるのですか~。
今月の芝雀さんはふっくらとして綺麗でしたよね(^^)。
こちらのページ、美味しそうな写真がたくさんあって楽しいですね。私も久しぶりにパンを焼きたくなりました。
また遊びに来させていただきますね♪
お初@菊之助丈の心、とても鮮やかに伝わってきましたよねぇ!
熱演って言葉はこういうことをいうのだな~と圧倒されました。
玉三郎丈&菊之助丈の『二人道成寺』伝説ですよね。
その頃は歌舞伎のかの字も頭になかったもので(^^>
周りのカブキズキ先輩方から、語るだけでうっとり口調でよく聞かされます(笑)
同じ舞台を見た感想を書いてみました。
是非TBさせてくださいませ♪
芝雀さんには銀座オフ会・バス旅行会・床山さんでの勉強会でご一緒させて以来、そのお人柄に好感度大です。
夜の部で、お父様の雀右衛門さんの休演とのこと。心配ですね
いつもは三階席ですが、お正月には奮発して一等席で見ています。2日や3日に行くと、とても華やかですよ~
玉三郎さんと菊之助さんの『道成寺』は中央三列目の席からだったので、ウットリの連続で、呼吸も忘れてしまうくらいでした。
今後もよろしくお願いします~
「加賀見山・・・」 文楽でも観られたのですか?
同じ演目を歌舞伎、文楽両方で観るというのも私の楽しみの一つです。なかなか機会がないのですが・・・・。
今月夜の部にも行く予定です。「日高川・・・」が見たくて。
2~3年見ていると、同じ演目が繰り返し上演されるので、文楽と歌舞伎と両方で観る機会は多くなるのでは?
「加賀見山」は2003年5月に見ました。あと、菅原伝授手習鑑、ひらかな盛衰記、義経千本桜エトセトラ。
玉三郎さんは踊りはステキですが、セリフが入ると眠たくなってしまいます2003年10月の七役は面白かったですけどね。
呼吸忘れちゃだめぇぇ!息して!息して(笑)
これだけの大評判、再演をこいねがいたてまつりまする~(_人_)
お正月だけは奮発ですか~。
そういう「狙いを定めた贅沢!」が気持ちを豊かにするのかも。私もやってみようかな?
文楽での鏡山をご覧になっているのはうらやましいですね。
もともと文楽からスタートした戯曲ですから
歌舞伎がいかに脚色して行ったかがわかりますものね。
でも、この後(前だったかな)がいけませんでした三階席から見る雀右衛門さんは可憐な姫君だったのに、前三列からは「見てはいけないものを見てしまった」と後悔しましたから。
踊りだったら、勘三郎さんの「春興鏡獅子」をもう一度見る機会があるといいのですが。襲名披露の演目に入ってなくて残念でした。
私のほうからもトラックバックさせていただきますね。
文楽には文楽の、歌舞伎には歌舞伎の良さがあるけれど、両方を見比べることで、より話がわかるように思います。筋がわかっていると集中して観てられるのもいいところです。