さらしな日記

さらしな、更級、晒菜、さらし名…?
南のnemoと北のneco、それぞれ好き勝手にやってる徒然コラボ

さよなら屋久島下駄 (nemo)

2007年07月23日 | 着 物
 今月の支払い時、呉服屋さんが幾つか下駄を持参してくれた。靴箱に余裕がないので雰囲気が似通っている物を1足処分することを心に決め、購入を決定。
 かなり前に確か太宰府で買った屋久島杉を台に使った下駄。専門店ではないため台はやや大きめだし、裏底にスポンジが貼ってあるため鼻緒の交換も不可能な使い捨て。スポンジ部分もかなりすり切れて縁から端切れが覗き、底には小石が多数めり込み、いい加減寿命だとは分かっていたものの、使いやすさについつい手放せなかった代物。
 赤い鹿の子模様の鼻緒はクセもなく何にでも良く合い、実に重宝していた。同じ鼻緒があったら是非購入してストックしておきたいものだが、残念ながら今のところは見つからない。
 処分するといえば聞こえはよいが要するにゴミに出すということで、これは何というか心が痛んだ。呉服屋の奥さんから聞いたとおり、せめて「これまで尽くしてくれてありがとう」と感謝の念をこめながら包装紙にくるんで袋の1番上に置いておくことにしよう。


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