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刺激的安楽日々

本、映画、ドラマ、料理や日々の雑感

気になる嫁さん 第10話&第11話

2009年03月31日 | TVドラマ・映画関連
●第10話「突然の悲しみ」あらすじ
脚本:松木ひろし 監督:千野皓司
メグ(榊原るみ)に夢中の男三兄弟(山田吾一、石立鉄男、山本紀彦)。
そんな様子が面白くない小夜子(水野久美)は、本当はみんな、メグに気があるのだろうと指摘する。
それを聞いたメグは、複雑な思いに襲われて・・・。
ある日メグが風邪で倒れ、三兄弟はその看病に余念がない。小夜子も世話を焼こうとするが出遅れてしまい、
抱え込んできた気持ちが一気に爆発してしまった。いたたまれなくなったメグは、
内緒でおばさん(杉葉子)の家に戻ってきてしまう。あくる朝、清水家の義父・呂之助(佐野周二)から
電話がかかってくる。アメリカにいるメグの婿・純(関口守)が急死したと言うのだ。

●第11話「誓いの言葉を」あらすじ
脚本:松木ひろし 監督:千野皓司
清水家では、純(関口守)の葬儀がしめやかに行われた。メグはこのまま清水家に残りたいと思っていたが、
小夜子から出て行くのが筋だと言い聞かされる。三兄弟の反対を押し切り、おばさんの家に戻ったメグ。
そしてしばらくの間、九州のおじのところで暮らそうと決心する。メグが最後の挨拶にと清水家を訪れると、
そこには夕食の支度もまともにできない小夜子や三兄弟の姿があった。
そしてばあや(浦辺粂子)が過労で倒れたと聞き、メグはこのまま清水家に留まらせて欲しいとお願いする。
戻ってきたメグには、清水家のみんなからとびきりのプレゼントが用意されていた。
それは思いも寄らぬ、純との結婚式──。

●小夜子のヒステリー、その裏に隠された思いやり
第10話では、長男輝正(山田吾一)、次男文彦(石立鉄男)、三男力丸(山本紀彦)の
三兄弟の本心が明らかになる。これまでもメグには異常に親切にしてきたが、
ついに小夜子に恋心を指摘されるのだ。
かなりのヒステリーぶりが見られる第10話だが、小夜子のメグに対する意地悪は第11話でも続く。
純に死なれたメグを冷たく追いだそうとしたり、小夜子は三兄弟から鋭い非難を浴びされる。
部屋で一人泣く小夜子だが、父の呂之助(佐野周二)はその心のうちを知っていた。
若いメグを、死んだ純の嫁として清水家にしばっておくことはできないと思っていたのだ。
冷たい言葉で追い返さなければ、メグはいつまでも清水家にいる。
小夜子は自分を悪者にして、メグを解放しようとしていた。その気持ちに三兄弟も気付き、
バラバラだった清水家もまとまりを見せ始める。

●距離を縮めたメグの言葉遣い
第10話、メグの言葉遣いがややカジュアルになっている。これまで清水家の兄弟やばあや(浦辺粂子)に
対しては、基本は敬語だったはず。だが全般的に敬語が取り払われ、うんと親近感が感じられる。
ちょっと生意気な感じもするが、かえって「おきゃんな女のコ」みたいでかわいい。
第11話では小夜子に対しても全く敬語が取り払われ、友だち感覚になっている。
それだけ清水家のみんなとメグの距離が縮まったということだろう。

●葬式と結婚式
第11話、純とメグの結婚式が執り行われる。ドラマのオープニングでは葬式、エンディングでは結婚式と、
なんとも画期的なシナリオ構成だ。四男の純(関口守)が死んだことで、清水家も、そして清水家とメグも、
本当の意味での家族の繋がりができたように思える。
どことなく心の中が読みにくかった小夜子のわだかまりも解け、ばあやもやさしくなって、
不幸の中に幸せが生まれた感じだ。

●榊原るみと水野久美
メグを演じる榊原るみは、かわいいけれどどうもヘアスタイルがいただけない。
巻いていたカーラーをはずしただけのような「おばさんヘア」に、もうちょっと気を使ってほしいところ。
それに比べ、小夜子を演じる水野久美はヘアスタイルもメイクもばっちり。
当時のキャリアウーマン・社長秘書という役柄を反映してか、洗練度はメグの比ではない。
特にぽってりした唇に塗られたジューシー・ヌードカラーの口紅がすごくオシャレ。
お肌もとてもきれいなのだ。
ヘアスタイル・メイクなどでは小夜子の方が断然お姉さんに見えるのは当然。
でも水野久美の肌のハリなどに注目すると、榊原るみの肌つやの方が老けて見えることもあるほど。
水野久美。恐るべし。
いったいどんな美容法を実践していたのだろう。