猫のカード置き場

NBAを始めとしたスポーツカードに関してのブログです

【祝】2020-21シーズン開幕!急成長を遂げている若手達(後編)

2021-01-04 23:47:00 | カード
前回に引き続き、成長株の若手シリーズ後編。
今回は2017-18~2019-20までの若手の紹介となります!


◆2017-18の新人

Markelle Fultz(ORL)


<昨季/今期の比較>
12.1点3.3リバウンド5.1アシスト

15.7点3.3リバウンド5.8アシスト

2017シーズンのドラフト1位なので知っている方も多いのではないか。
期待されてリーグ入りしたが、イップスにかかり苦悩のルーキーイヤーを送。2年目は飛躍の年と期待されたが怪我に悩まされシュートも改善されず。
このまま「はずれドラ1」として寂しいキャリアになってしまうのか…と思われたが、ORL移籍が転機に。昨季は60試合で先発を務め平均12点と復活の兆しを見せた。今季は更にステップアップしてORLの司令塔として活躍。
平均で15本ものシュートを打っており、フリースローに関しては新人時代50%にも満たなかったが今季は現在89%と完全にイップスを克服した。
新人Cole Anthonyに出番を奪われるのではと危惧されたが、今のところ司令塔としての信頼度は高いので安心できそう。今後、更なる活躍が期待される。(平均18~20点を超えてきたらいよいよ本格化か)
カード的には、ドラ1ということもあり様々なブランドでラインナップされている。新人時はカード評価が高かったこともあり、また花形ポジションでハイライトには華もある為、活躍次第では当初のような評価に戻っていく可能性もある。



◆2018-19の新人

Collin Sexton(CLE)


<昨季/今季の比較>
20.8点3.1リバウンド3.0アシスト

26.0点2.0リバウンド3.7アシスト

昨年も平均20点取ってたのか…ってくらい昨季は良いイメージない。
逆に今季は得点力の高さは勿論、チームも勝利に導いているのが大きい。
昨季はチームの柱であるKevin Loveとの相性が悪く度々怒られていたが
今季はLoveからエースの座を奪った感すらある(決して和解ではない)
Garlandとともに新たに結成したバックコートコンビ「Sex Land」は大いに話題を呼んだ。
見た目や名前的にネタにされやすい選手ではあるが、個人スキルは折り紙付き。このまま得点源としてチームをプレイオフに導けば評価はうなぎ上りになること間違いないだろう。
ただ懸念としては、現時点でシュート率が55%(スリーも55%!)な為、率は必ず落ちてくるので結局去年くらいの成績に落ち着く可能性も十分ある。



Mikal Bridges(PHX)


<昨季/今季の比較>
9.1点4.0リバウンド1.8アシスト

14.1点5.6リバウンド0.9アシスト

新人時代から監督からの評価は高く出場時間には恵まれていたが、いわゆる「守備職人」的なプレイスタイルだった為、特に目立った成績は残していなかった。今季はシュート力に磨きをかけ高い確率で得点を増やしている。
チームのエースになるような選手ではないが、痒い所に手が届くナイスな選手。PHX自体もしばらくドアマットに近い弱小チームだったが、昨季終盤から勢いに乗り始め、今季はスーパースターChris Paulをチームに迎え快進撃を続けている。チームがプレイオフに進み、Bridgesがプレイオフでも大仕事をするようであれば評価は自ずと更に上がってくるだろう。



Michael Porter Jr.(DEN)


<昨季/今季の比較>
9.3点4.7リバウンド0.8アシスト

19.5点6.8リバウンド1.8アシスト

昨季終盤から頭角を現したサラブレッド。
元々ポテンシャルは非常に高く大学時代はドラフト1位候補と言われていたが、怪我によりドラフト順位は13位まで落ち、更にシーズン開幕前に手術したことで新人1年目を棒に振った。怪我の影響があるのではないかと危惧されたが、昨季プレイオフでの活躍は記憶に新しい。
見た目が良くプレイにも華がある為、怪我をしなければスターになる可能性も十分に秘めている。
今季は強豪DENでもスタメンに昇格し、二大エースのJokicとMurrayがいる中でも存在感を発揮。平均20点に迫る活躍を見せていたが、コロナ陽性となり現在療養中。回復後の活躍に期待。



Lonnie Walker(SAS)


<昨季/今季の比較>
6.4点2.3リバウンド1.1アシスト

12.7点3.2リバウンド1.8アシスト


奇抜なヘアスタイルで印象に残っている人も多いだろう。
なかなか出番に恵まれず燻っていたが、今季は開幕からスタメン入り。
まだ、1人で得点を演出できるような選手ではない為目立った成績は残していないが、身体能力は抜群で時折見せるダンクは大きな可能性を感じさせる。
主力Whiteの怪我で不在からのスタメン起用な可能性もある為、今後ベンチ落ちする可能性もあるがローテーションには入っている為、活躍のチャンスはまだまだある。シュート力は非凡なものがある為、スキルが向上してくれば面白い存在になれる。




◆2019-20の新人

RJ Barrett(NYK)


<昨季/今季の比較>
14.3点5.0リバウンド2.6アシスト

17.0点7.0リバウンド3.5アシスト


昨年のドラフト3位。プロの壁にぶち当たったものの後半からプロの水にも慣れそれなりの1年目を終えた。
今季は監督の期待を得ることに成功し、出場時間が大幅に向上。
シュート率は散々だが、昨季苦労していたフリースローは61%→79%と大きく改善が見られる為、非常に良いのではないかと思う。(フリースローを安定して決めれるかどうかは非常に重要なポイント)
その他のシュート率もシーズンが進むにつれてある程度は改善していくだろう。課題は、試合によって大きすぎる好不調の波と基本左にばっか行くプレイスタイル(サウスポーなので)
活躍するポテンシャルは秘めている為、スキルが更に身に付いてくればモラント、ザイオンら同期の星に付いていける存在になれるはず(願望込み)



Dalius Garland(CLE)


<昨季/今季の比較>
12.3点1.9リバウンド3.9アシスト

17.2点3.3リバウンド6.3アシスト


先程紹介したSextonとのデュオとして覚醒したGarland。
小柄だが非常にスキルフルで得点取ることもパスを捌くこともできる。
見た目的にも人気が出そうなタイプで、特に日本人からは好かれそうなタイプに感じる。
カード的にも非常に人気が出やすいタイプとは思うが、Upper Deck社と契約をしておりPanini社製品からはサインカードが出ない為、もしサインカードが欲しい方はUpper Deck社のものを入手するしかない。(Exquisiteシリーズは割とオススメ)



Darius Bazley(OKC)


<昨季/今季の比較>
5.6点4.0リバウンド0.7アシスト

11.2点8.6リバウンド1.4アシスト



非常に手足が長くスリーも打てる非凡な才能の持ち主。
ただ、まだ線が細く安易に外角シュートを打ってしまうきらいもある。
昨季は出番が少なかったが、今季はチームが再建の年としている為、スタメンとして出場機会は激増した。
多く使ってもらってるうちに、何かを掴み成績を大きく向上させることが出来れば一気にスター候補として台頭する可能性もある。(個人的には、超期待&応援している選手の1人です。)



Keldon Johnson(SAS)


<昨季/今季の比較>
9.1点3.4リバウンド0.9アシスト

16.2点7.5リバウンド2.3アシスト


2mにも満たないサイズだが、今季は開幕からスモールフォワード、パワーフォワードとしてスタメン起用。監督の期待に応える活躍を見せている。
高い身体能力を持ち走力もある。更に、身体も強くサイズの割にリバウンドが強い。シュート力もしっかりとある為、一気にSASの主力まで駆け上がった。
同チームのライバルは元オールスターのRudy Gayだが、Gayは6thmanとしてベンチからの起用がベストな為、恐らくKeldonは今後もスタメンとして使われ続ける可能性が高い。
今後、相手のマークが厳しくなった時にどうなるか。そこで更にステップアップするようなら準オールスタークラス入りも現実的になってくるだろう。





今回は、ドラフトリスト見ながらある程度絞って紹介しましたが他にも普通に活躍している選手は沢山います。Mikalとかちゃんと書いてるのに、もっと華のある選手省いてスミマセン。(途中で気になったの全員分書くのは無理と判断しました)


C.White(CHI)
現在そこまで調子は上がっていませんがしっかりスタメンは確保し頑張っている模様(ブルズ戦ほぼ見てない)
環境や成長次第ではオールスタークラスになれると思います。
T.Herro(MIA)
監督からの期待は高く、今季はPGとして色々と学んでいる最中。メンタルがとにかく強く強心臓の持ち主。新人ながら主力としてファイナルを経験してるのはデカイ。監督の目論見通り成長すればオールスターが見えてきます。
C.Johnson(PHX)
得点力が高く出場時間に恵まれれば平均20点取れるポテンシャルを秘めていますが、シューター気質なのでエース的な立ち位置にはならないかなと思っています。(目指すはKlay Thompson)

D.Divincenzo(MIL)、D.Hunter(ATL)、八村塁(WAS)辺りはチームの主力として既に活躍しており、息の長いグッドプレイヤーになりそうなタイプですね。
どこかで意識やプレイが変われば一気に化ける可能性もあると思います。

逆に、昨年ほどの活躍が出来ていない選手としては
B.Clarke(MEM)、K.Nunn(MIA)、E.Paschall(GSW)などが挙げられます。
チーム層の厚さや方針、2年目のジンクスなど理由は様々ですが、昨季以上の活躍ができるよう期待したいですね。
また、プレシーズンで一躍注目株になったLALのHorton Tuckerは、やはり優勝候補の中にあってシーズンではなかなか出番がないですね。
ポテンシャル的には前述のKeldon Johnsonタイプだと思うので、出場時間さえ確保できれば既に活躍できる能力はあると思います。



長々と書きましたが、スーパースタークラスを省いても、まだこれだけ楽しみな人材がいるのは本当NBA楽しいなって書いてて改めて思いました。笑

昨今はボックスやパックの高騰が激しく、なかなか自由に開封が出来なくなってしまった方も多いと思いますが
無理ない範囲で買って、自引きしたRCに注目して試合を見て愛でる。や
前に自引きしたRCを掘り出して活躍を期待する。みたいな楽しみ方などで
上手くカードも楽しんでいきたいですねー^ ^

【祝】2020-21シーズン開幕!急成長を遂げている若手達(前編)

2021-01-04 15:06:00 | カード
コロナにより無観客は続いていますが、無事2020-21シーズンが開幕しましたね!
やはりNBAは最高に面白いです。実施してくれていることに感謝。

さて、今回は表題の通り
「急成長を遂げている若手達」
にフォーカスを当てた投稿となります。
まあ、基本的には大体成績を見ればわかるとは思うんですが
成績だけでは追いきれない部分やカード的な目線も絡めてツラツラと
書きたいと思いますので、ひまつぶし感覚で読んで頂ければと思います^ ^
(まだ数試合しか経過しておらず全然スモールサンプルなので、この後急降下する選手も出ると思います。笑)
成長している選手は年度問わず沢山いる(多すぎる)ので
今回は2014-15~2019-20の選手に絞ってご紹介したいと思います。
ちなみに、既にオールスター出てるようなスター達は除外しました。
(ドンチ、ヤング、サボニスとかその辺)


◆2014-15の新人

Julius Randle(NYK)

<昨季/今期の比較>
19.5点9.7リバウンド3.1アシスト
21.2点10.5リバウンド7.2アシスト

昨年時点で既にスタッツはオールスター級だったが、今年は更にスタッツが進化。NYK史上、開幕から6試合で20点10リバウンド5アシストを達成した初めての選手になったらしい。
とにかくボールに絡みたがる性格なのでスタッツ偏重型ではあるが、ここまでスタッツ残すと流石に文句も出しづらい。チームも例年よりはいいスタートダッシュ切れてるのもデカい(多分落ちてく)
シーズンを通して20点10リバウンド5アシストを達成できたら、一応準スターくらいの扱いにはなると思う。でもオールスターはまだまだ出れなそう。
見た目的にもプレー的にもガチャガチャしてるので人気はあまり無い(直球


Jerami Grant(DET)

<昨季/今期の比較>
12.0点3.5リバウンド1.2アシスト
23.0点5.6リバウンド1.4アシスト

今季MIP候補の1人。
昨年、強豪DENのローテーションの一角としてプレイオフでも活躍。
評価を上げ、今期はDETと高額な契約を結んだ。
GriffinやRoseのサポートとしてサードスコアラーになるかと思われたが
現時点では、圧倒的にチームの得点源でエースとなっている。
チームは勝てていないものの昨年からの更なるステップアップが印象良く
また、ドラフト自体2巡目でコモンからのスタートだった為
カード的にもRCをメインにだいぶ評価が上昇してきている。
Jeramiを昔から集め続けていたKoochanさん(@KoochanNBA10)の先見の明はスゴイです!



◆2015-16の新人

Terry Rozier(CHA)

<昨季/今期の比較>
18.0点4.4リバウンド4.1アシスト
23.2点3.2リバウンド2.8アシスト

Rozierも昨年時点で成績はいいが、印象は今季かなり上がっている。
(開幕戦で42点を叩き出した印象が強いからって話もある。)
今季は大型新人Lameloが加入したこともあり活躍が危惧されたが
どちらかというと割を食ってるのは、昨年ブレイクしたD.Grahamで
RozierはポジションをSGにし得点に専念していることで
Lameloとも割と上手く共存できている模様。
CHAは戦力的には正直厳しいが、チームの得点源として今後も
引っ張っていけるのであればRozierの評価も自然と上がってくるだろう。


Christian Wood(HOU)

<昨季/今期の比較>
13.1点6.3リバウンド1.0アシスト0.9ブロック
23.8点10.8リバウンド2.0アシスト2.3ブロック

今季一番の急成長株。
元々、今年は活躍するとは言われていたが予想以上の成績を上げている。
(ただ、エースというよりは使われてナンボな選手ではあるので
スーパースターとかそういう系統ではないと思われる。)
Woodはドラフトにすら引っ掛からなかった選手なので
カード的にもPrizmや国宝といったメインには一切ラインナップされておらず
唯一ラインナップされてるのが画像にあるDonrussシリーズ。
また、RCオートという意味だとカレッジユニのContendersしかない。
かなりの確率でストレージの奥底に埋まってると思うので、あるかもしれない人は是非探してみてください。今めっちゃ旬です。



◆2016-17の新人

Jaylen Brown(BOS)

<昨季/今期の比較>
20.3点6.4リバウンド2.1アシスト1.1スティール
27.5点5.2リバウンド3.2アシスト2.0スティール

すみません、この選手も昨年時点で既にスタークラスでしたが
今季がとても素晴らしいのでリスト入り。
エースTatum、サブエースBrownという位置付けではあるが
今季はエースを喰ってしまう勢いで大活躍中。
勿論、チームがエースとするのはTatumではあるが
Brown自身が今の活躍を続ければ、サブエースというよりは
1人のスターとして確立される可能性も高い(贔屓目あるかも)
カード的にも既にRCは割と評価されているが、Brownは新人以降サインを書いていない(はず)な為、今後も書かないようだと希少価値は更に上がっていく可能性がある。手に入れてなくて気になる方は是非お早めに。


Malcolm Brogdon(IND)

<昨季/今期の比較>
16.5点4.9リバウンド7.1アシスト
22.2点4.0リバウンド6.3アシスト

最も過小評価されているグッドプレイヤー。
オールドルーキーということもあるが、とにかく渋い。
見た目も渋いし、プレイも渋い。新人王取ってるのに渋い。
今季もオールスタークラスの成績を残してはいるが、
多分そんなにカード的な人気や評価は変わらないんだと思う。
でも、めちゃくちゃ良い選手。俺の推しのオラディポより多分良い選手。
引いてもハズレ扱いしないで応援してあげて!



つらつら書いてたら割と長くなってしまった…。
多分、2017-18以降の方が書きたい選手多いので投稿は前編後編で2回に分けたいと思います。
前編は数年NBAにいる選手達で既に活躍してる選手達ばっかになってしまったので、後編はもうちょいマイナーどころ挙げれたらと思います。


でわでわっ