生きるための

らっちを失くして二週間が経ち、もうすぐ三週間になろうとしている。

息子を失くした時と同じようにまだまだ悲しくて

何もやる気が出ない。

らっちがどれだけ生きがいだっただろう。

息子を失くした時に涙が止まらなかった時

らっちは一生懸命私の涙をなめてくれて励ましてくれたね。

どれだけ、らっちに支えられていたんだろう。

らっちが、いたから後追いせずにいられたんだよ。

おかんは、今をいっぱいいっぱい踏ん張っているよ。

悲しくなるから、らっちの最後の記録は書かないと思う。

私の胸の中にそっとしまっておくね。

息子の時は、忘れないのと気持ちの整理をするために文章にしたけど

らっちのは書けない。

おかんが生きるための新しい何かを見つけなければならない。

近所の柴犬の飼い主さんとは同じ動物病院だった。

庭に咲いている花をかき集めて持ってきてくれたよ。

保護犬で躾されたワンちゃんを飼ったらと言われたが

別れが辛くてきっともう飼わないと思う。



手前のアジサイとユリの花

まだ絵も描く気になれないから、ぼちぼちゆっくりやるね。

息子と一緒に見守っていてね。



らっちみたいに可愛いアジサイが咲いたよ。

ピンク色がらっちの優しさを物語っているよ。