今回で当ブログの「大道芸」カテゴリは300となつた。
1回につき1枚の写真を掲載してきたので、300枚の大道芸写真を掲載したことになる。
私は大道芸の写真を撮ることが好きではあるが、大道芸人なら誰でも撮るといふわけではない。
女性大道芸人しか撮らないといふ見方をされたこともあるが、決してそんなことはない(女性が多いといふことは否定できないが)。
女性大道芸人なら誰でも撮るといふわけでもない。
以前、ある人から「またたびさんは業の深い大道芸人さんが好き」といふ指摘を受けたことがある。
確かに、その人が“業の深い大道芸人”として例をあげたのは、当ブログにたびたび掲載の芸人さんと一致する。
“業の深い”とは適切な表現ではないかもしれないが、その人の言ひたいことはなんとなくわかるやうな気はする。
その“業の深い大道芸人”とは、私なりの解釈であるが、観る人の感性に訴へてくる魅力や情念が特異であり強烈である芸をする人ではなからうか(←まだ言葉足らずのやうな気もするが)。
だからこそ、私はかういふ芸人さんの撮影に力が入つてしまふし、首都圏あちこちに撮影に出かけてしまふのだらう。
さて、当ブログ300枚目の大道芸写真は、パントマイム芸人・バーバラ村田さん(「ソラマチ2013年10月26日」(2013.11.3)他でたびたび掲載)。
バーバラさんの「業の深さ」が際立つのは、この「かたわれ」と題する演目ではないかと思はれるのである。
(2013年5月9日、台東区上野公園、ニコンD7000,トキナーAT-X280AF PRO28~80㎜F2.8,ISO400,1/200秒,f4)