その日の朝、私またたびが住む埼玉県東北部の地域は今にも雨が降りさうな曇天。
これから出かける目的地の埼玉県南西部の天候が気になる。
雨だつたら嫌だなと思ひつつ、そこに向かふことにした。
電車を何本も乗り継いでおよそ3時間、西武池袋線の入間市駅に到着した。
駅を出ると小雨が降つてゐた。
その中を歩くことおよそ15分、「彩の森入間公園」に到着した。
そこでは、地元の社会福祉法人が主催する「福祉ふれあい祭り」といふお祭りが開催されてゐた。
その一環として、8組の芸人さんが出演する大道芸が行はれてゐた。
これを観るため、片道3時間かけてやつてきた。
以前、私は大道芸を観るため片道4時間かけたことがある(当ブログ「奥多摩にて」(2010.9.14)参照)のだが、それに比べれば今回は時間・体力・電車賃の負担は少ない。
雨降る中、ここで3組の芸をじつくりと観覧した。
今回掲載は、当ブログ「2011年ヨコハマ大道芸3~サヨナラを伝えて」(2011.4.22)他でたびたび掲載のパントマイム芸人・加納真実さん。
五輪真弓が唄ふ「恋人よ」(五輪真弓作詞作曲、船山基紀編曲:1980年)に合はせたパフオーマンス。
雨の中、加納さんを観るため、私はわざわざやつてきたと言つても過言ではない。
悪天候は残念だが、晴天時とは変はらぬ加納さんの熱演を観られて満足。
(2011年5月7日、入間市向陽台、ニコンD80,トキナーAT-X280AF PRO28~80㎜F2.8,ISO800,絞り優先オートf4)