まるで刑事ドラマのよう

　先日、『あの～ここは35番地でしょうか』と店の中に入ってきた男が言いました。

声の元を見ると優しそうな顔をしているのとは反対に身長は180cmは優に超え、体重も100kgは超えているでしょう。首はバカ太く、あまりにも顔とマッチしていない体格に驚きました。　

それからやり取りがあり、『ここは30番地ですよ』、『では35番地は何処になりますか？』、『さあ。でもゼンリンで調べましょうか？』、『いや、結構です。ありがとうございました』。と帰ろうとするので、『番地しか判らないのですか？お名前は？』と問うと、『いや、番地しか聞いてないので…決して怪しいものではありません』。と、

そう言われると怪しくなってしまうのが人間の常。その疑りだした顔の表情を敏感に反応したのか、『私はこういう者です』と、警察手帳を出したのです。

　なるほど！だからこんなに鍛えられた体をしていたんだと、納得してしまいました。気は優しくて力持ちということでしょうか。

　結局、そのまま帰ってしまいましたが、あの手帳の出し方は、ドラマの目線の高さまで持ってくるのではなく、腰の辺りでそっと見せるのです。

　でも、雰囲気はドラマ見たかったですよ！かっこよいし。この人なら捕まっても良いかも！と思いました。（←な訳無いだろ！）

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