斎藤貴男氏

今日はチャンスが有って斎藤貴男氏の講演を拝聴することができた。
原稿なしで1時間半近く水も飲まずに立ったまま
それこそ立て板に水状態でわかりやすく多方面にわたる話を
してくださった。
だいたいの話の流れはこうだ。
北海道の銭湯の脱衣場に監視カメラがある。
窃盗防止対策らしいが、果たして
監視をしていないことが犯罪発生の原因だろうか？
否、犯罪（テロや戦争ですら）は貧困と差別から発生する。
貧困や差別はどのようなケースがあるだろうか。
規制緩和という名前の弱肉強食的市場原理主義。
社会の階層化が急速に進んでいる。
生まれた時点で子供たちのスタートラインに大きく差が開いてしまっている。
差を埋めるのが行政であるはずだが、小泉政権は帝国主義的で
権力者に有利なことばかり進めている。
経団連の憲法9条改正論も複合軍産でつじつまがあう。
ゆとり教育やゆとり教育のみなおし　すらも差を埋める政策とは
対極に位置するものだ。
明日はわが身で、気づけば外堀は埋められていて
どうしようもなくなるケースが次々に起きている。
だから、みんながそれぞれ差別や貧困を無くする努力が必要
みんなが共感共存できる社会にしなければ犯罪は減らないし
戦争へ進む可能性すらある。
格差を広げる社会を容認せず、頑張りましょう
と言った内容だった。

感動した私は、本を買ってサインしてもらっちゃった。商売根性が有ってサインペンを握り締めたりは、していなかった。終わってのどを潤しているところへ図図しくマジック持参でお願いにうかがったら丁寧に名前まで聞いてくれてサインをしてくださった。明日から熟読しよう
連載誌は無いんでしょうか？とサインをしてくれている斎藤氏に私が尋ねると「たくさんしてますよ。一番新しい連載は　つくる　という月刊誌です。知ってる？知らないか～。創造の　「創」だからね。大きな本屋さんで売ってますよ」と教えてくれた。こちらも、チェックしてみよう