雑記帳
早朝、表へ出ると何とも奇妙な声? 音?がする。
〈ホゥ・・ホオゥ~フッゲキョ!〉
そのとき、それがウグイスの鳴き声だと気づくまでに少し間があった。
久しぶりに聴いたからだろうか?…頭上を見回せど、姿はないから(たぶん、前のお宅の裏庭あたりか?)なおのことだったのかもしれない。
用を済ませて部屋の中に急いで戻ると、すぐに『漢文名作選 3』(大修館書店)という何十年も前の本を引き出してページを繰った。
この季節になると必ず思い出す…「漢詩」。杜牧(とぼく)の「江南の春」である。

この詩を読み返しながら、ついでに思い起こす顔と声がある。
「ここは…〈南朝(なんちょう)…しひゃくはっしんじ〉と読むんだぞ」
平仄(ひょうそく)の関係だっただろうか?…たしか…そうだった? そうだった! となぜかそこでうなずいてしまう。禿げあがった古文・古典の先生の額に刻まれた深いシワとしゃがれた声。そのガラ声で朗々と詠ずるこの詩と、その姿は今も忘れられない。
春、目前である。
みなさんのところの桜の開花予定は?
おっと、その前に黄砂が近づいているのだとか。
もしかすると、あの朝聴いたガラガラ鳴きも花粉症+黄砂?…そのせいであったか?
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夏くらいまでには買い換えないと…。
昨年からずっと考えていた、最新?のノートPC。
先月、思い切って量販店のセールで買ってしまいました。台湾のメーカー製だそうで、聞いたこともないし、使うのも初めてのPCです。…ちなみに『acer(エイサー)』。
先日、ようやくYouTube動画を見ながらの初期設定が済みました。

今のノートPCは、もう限界間近。Windows7からアップグレードしたWindows10でしたから、さすがにギブアップでしょう!?
メモリーを増設などしてだましだまし使ってきましたが、いつ起動不能状態になってもおかしくありません。
みなさんご存じかと思いますが、Windows10のサポートは秋(10月)まで。まだのかたは、もう11への交代準備を…真剣にご検討を。
そのまま裏技を使って11にアップグレードする方法もあるらしいですが、僕の場合はCPU自体が超~古い物で不可能でした。
買う際は店員に、初期設定サービス(2万円近くかかるのだそうで…)を強く迫られましたが、頑固にはねつけて…そのため、半月くらいかかってしまいましが…無事になんとかデスクトップ画面(上写真)までたどり着きました。
あとは、officeをセットするだけ…のはず、です。
いろいろややこしいらしいですが、もう少しかかるかな? …です。
店主の無謀な? ひそかな試み
(googleストリートビューで東海道五十三次)
~11・箱根 編~
(googleストリートビューで東海道五十三次)
~11・箱根 編~
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参考資料は、「東海道中膝栗毛」(中央公論新社 マンガ日本の古典シリーズ)と歌川広重の浮世絵「東海道五十三次之内 箱根 湖水図」。


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歌川広重の画像は、下のリンク先よりダウンロードしました。
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箱根宿~後編~
芦ノ湖の湖畔に出た弥次郎兵衛と喜多八。賽(さい)の河原あたりでいがぐり頭の子供たちをからかいながら、箱根の関所へ……しかし、ふたりは特に何事もなくスムーズに通過できたようです(土田よしこさんの漫画では、関所役人に悪人顔だと怪しまれバタバタしたように描いてありましたが…)。原作のほうは、たんに〈…御関所を打過て…〉とだけあって、そのあとに歌を一句載せるだけですませています。
『春風の 手形をあけて 君が代の 戸ざさぬ関を こゆるめでたさ』
復元されている箱根の関所。ビューで正面奥に見えているのは「京口御門」。申し訳ありませんが、「江戸口御門」側はビューでは見られません。😞
箱根宿の問屋場があったと思われる地点。大体この辺だろう、と推察します。箱根の関所に立ててある「箱根関所周辺散策図」を元に推量した次第です。ですから、あくまでも大体です…ご了承くださいませ。
今回は、どういうわけか「江戸方見附」も「上方見附」も見つかりませんでした。宿場周辺は高度に?観光地化されていて、高札場跡や本陣跡なども大体の見当をつけるのが精一杯…。宿場に関する案内板も石柱なども見当たりませんでした。唯一の手掛かりは先ほども書いた「箱根関所周辺散策図」だけのようです。なので、まったく自信がありませんので、深堀りなさりたいかたはご自分で…ということでご了承くださいませ。
以下のリンク先などを参考に探してみたのですが、やはり詳細な場所は不明でした。本陣跡だけはかろうじて判明したものもありましたが…。
1.(注:PDFファイルです)
2.(注:PDFファイルです)
「天野本陣」跡…だと思われる場所です。箱根宿には本陣が6軒と脇本陣が1軒あったそうです。下の本陣跡は現在「畔屋(ほとりや?)」という土産物屋さんの駐車場になっているようです。
「赤石坂」。ビューのガードレールの橋(富士見橋)の下を旧街道が通っています。箱根宿を出ると、このような藪?の中の道を当時は歩いて行ったようです。また、この旧道にはしっかりと石畳が敷かれています。ビューではお見せできないのが残念です。
藪こぎをしながら登ってくると、「挟石坂」に出てきます。この先に箱根峠があり、現在の神奈川県と静岡県の県境に入っていくことになります。
箱根峠を越し、甘酒休憩をとったりしながら三島宿への道を進むふたり。喜多八は、手ぬぐいと勘違いしてかぶっていたふんどしを、途中ですれ違った女中たちに笑われる…なんて恥もかき捨てながら…山中の立場(たてば…休憩所)の茶屋で、またまたひと休み。
『手ぬぐひと おもふてかぶる ふんどしは さてこそ恥を さらしなりけり』
箱根峠を越えて降りてきた旧東海道は、山中の城下へ入っていきます。下は城下入口あたりですが、ビュー左側のガードレール裏から出てきたところには標柱と石柱があって旧街道を示す表示がある。画面右側に建っているのは八坂神社の鳥居。
「笹原一里塚」を過ぎて石畳道の旧街道を少し歩くと…「首切地蔵」あたりに出てくる。案内板が歩道側を向いており見ることができませんが、石畳道の由来や補修状況が書いてあるようです。尖っている石碑?が見えますが、由来は不明です…。
「愛宕坂」の入り口あたりに立つ案内板(カーブミラーの下)。この先を行くと、東海道本線の踏切があって、そこを越えると「今井坂」となる。そして、さらにその先で「愛宕橋」。
道端でスッポンをぶら下げていた子どもたち。今夜の宿で食べようと24文でそれを買い取ると、進む先の陽も徐々に落ちてきた。途中で出会った江戸者も一人加わり三島宿へ急ぐ2人+1人。
いよいよ三島宿の入り口に入った。この大場川に架かる「新町橋」を渡った先が三島宿の「江戸方見附」になります。この橋は富士が見えることで名高く、広重も「東海道五十三次狂歌入り佐野喜版」で描いているそうです。下のビューは2022年のもので、あえて天気が良く富士が見えているものを選んでみました…(画面拡大で遠くに富士が…)。
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今回たどっただいたいのルート
上のルート図はだいたいのルートです。できるだけ旧街道でたどりたかったのですが、無理でした。😞
店主の動画探索
ストリートビューでどうしても表示できなかった場所。例えば「石畳道」など…。そんな箇所を実際に歩いて動画で紹介していらっしゃったかたがいたので、勝手にリンクをさせていただきました。😓
時間のあるかたはごゆっくりどうぞ!?
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【東海道53次】【DAY6】江戸の旅人の足跡を辿る箱根山の石畳。そこは正に天下の険だった。三枚橋〜箱根宿
(音量注意:動画は20分以上あります)
動画を観て思いましたが、江戸時代にあんなに狭くて急な坂道を大名行列が歩いて行ったのかと…。頭の中で想像を馳せてみました。