な:にほんだいひょうはつよいの?
よ:いきなりだね・・・。正直、先日の世界バスケは、
非常にがんばった、と評価していいと思う。
な:えぇぇ!あれで!?
よ:こら!・・・正直、日本はバスケ後進国といわれてもおかしくないんだ。
前回書いたように、あまりにも杜撰な運営をしているのが協会クォリティ。
実際、全敗で予選リーグ敗退、ってのが一般的な予想だったんだ。
もちろんバスケを知りもしないいんちきマスコミが勝手にあおり、
その結果、「善戦」が「惨敗」にすり返られてるけどね。
な:よわいなりにままがんばったんだね!
よ:うーん、頑張ったといえば頑張ったんだけど、
まあ、マイナスだったのをゼロにした、というか、
やっとスタートラインについた、というのが正しいかな?
世バスのころのヘッドコーチは、ジェリコ・パブリセビッチさんていう、
外国のおじさんだった。
な:がいじんさんなんだね!
Zeljko Pavlicevic
バスケットボール日本代表前ヘッドコーチ。
1951年3月23日、ザグレブ(クロアチア)生まれ。
ザグレブ大学卒業。
シボナ(旧ロコモティブ)を率いてユーゴスラビア国内大会や
ヨーロッパ・カップ(現在のユーロリーグ)選手権で優勝。
クレサ、タウグレス(スペイン)、パナシナイコス(ギリシャ)といった
ヨーロッパのトップチームでも指揮を執り、輝かしい戦績を残した。
ドラゼン・ペトロヴィッチ(POR→NJN)やトニー・クーコッチ(CHI→PHI→ATL→MIL)などのNBA選手を育てたことでも有名。
2003年度より男子バスケットボール日本代表チームのヘッドコーチを務め、
2006年の世界選手権敗退後に事実上更迭。
な:なんかすごいひとだね!
よ:全くだよ。日本代表HCとしては史上最高の一人だろうね。
選手育成に関してはエキスパートと言っても過言ではないね。
で、この人が、日本代表を一から改革していったんだ。
ヨーロッパ遠征に行ったり、経験よりも身長を重視したり、
そしてとにかくハードに基礎練習をした。
な:いちねんはぼーるもつまえにはしりこみ!
よ:うーん、まあほんとにそんな感じなのかもね。
ジェリコいわく全ての面で、世界で戦う素地がなかったようだから・・・
とにかく若くてでかい連中が集められた。
その結果、若いけどでかくない田臥や、それなりのサイズだけど若くない佐古は、
最初から構想外だったようだね。
ついでに、今JBLでスターとされている選手も何人も落選した。
事実、ジェリコジャパンのメンバーは、各チームのスタメンではない選手が多い。
その後、ベテランのベテランの古田や折茂らが加入し、いい感じに仕上がった。
な:これでほんせんしゅつじょうまちがいなし!
よ:いやいや、そうではない。ただ、可能性はだいぶ広がったけどね。
お山の大将・井の中の蛙でしかなかった日本代表が、
冷水ぶっかけられて目が覚めた、ってのはあるね。
メンバーの実力は、伸びたと思う。
もちろんまだまだ足りないけれど、いいチームだった。
しかし、とんでもない事件がおきたんだ。
バスケ協会大恥!代表候補22人中大量9人辞退 06/4/19
バスケットボール男子日本代表は19日、
8月に日本各地で行われる世界選手権に向けた第1次強化合宿を都内でスタートした。
だが、発表された代表候補22人のうち
PG田臥勇太(25)=NBADLアルバカーキ=をはじめ大量9人が
合宿参加を辞退する異例の事態に。
思わぬところで日本協会の情報把握力の弱さが浮き彫りになり、
日本初開催の世界選手権に向け、さあ第1次強化合宿の開始-と思ったら…。
国立代々木競技場の第二体育館に集まった選手は、わずか13人。
練習前の会見で、3月に決まっていた代表候補メンバー22人が改めて発表されたが、
練習には紅白戦がやっとの人数しか集まらなかった。
あまりに寂しい“第一歩”だ。
3月に練習で痛めた左足首のリハビリと海外活動を理由に
「参加は難しい」と申し出た田臥ら、
9人がリハビリなどの事情で合宿を辞退した。
世界選手権までに代表合流する可能性を残すのは、
ベテラン折茂武彦(35)=トヨタ自動車=だけ。
8人が世界選手権に出ない。
ジェリコ・パブリセビッチ監督は「練習を経て、今後14~15人に絞り込みたい」と
説明したが、その人数にも満たないお粗末さだった。
練習前の会見で杉浦良昭男子強化部長は「辞退者は2人だけ」と明言したが、
3時間後の練習後には広報担当者が辞退者を大量追加するドタバタ劇。
合宿当日まで大量の選手の事情を把握できず、
代表候補として名前を発表してしまうとは…。
そもそも3月の代表候補選考でパブリセビッチ監督の意向は反映されていなかった。
「協会にも代表を選ぶ権利はある」とする監督と、
「わたしは説明する立場にない」という杉浦強化部長ら協会側との
意思疎通の溝が見え隠れする。
名前のある選手を代表候補に入れておいてチケット売り上げ増を狙う戦略とすれば、
肝心の“勝負”をあまりに軽視している。
追加招集がなければ、このチームで世界選手権を戦うことになる。
監督は「1次リーグを突破したい」と目標を掲げた。
それが厳しい戦いになるのは、間違いなさそうだ。
な:せっかくえらばれたのにね・・・
よ:いや、選ばれてはいない。
当時戦力として考えられていたメンバーはあくまで「次代のスター」。
自分たちが宣伝を怠ったのを棚に上げ、
「チケットの売上が悪いのはメンバーが無名の若造ぞろいだからだ!」とでも
思ったのか、勝手に人気のある選手の名前を候補に入れたわけ。
な:にんきがあるならうまいひとなんじゃないの?
よ:それも所詮は日本国内の話。世界で戦うとなると話が違うんだ。
ジェリコはそれまでにも協会からいろんな妨害を受けていたのでもうカンカン。
・・・それでも世界選手権はやってくる。
でも、駅貼りポスターは少し増えたものの、
分かりにくいCMが流れ、歩道橋に横断幕が張られたりとかそんなんばっかりで、
バスケが好きな人でも寸前まで日程が分からない、とかそんな感じだった。
あまりのひどさに、ストリートのリーグ「レジェンド」が「勝手に」応援したり、
bjリーグも応援したりしたんだ。
な:びーじぇいのひともでたんでしょ?
よ:出ていない。うーん、新潟の長谷川あたりは選ばれてもいい気もしたけど、
正直当時のbj選手に、そこまでの選手はいなかったかもね・・・
少なくともジェリコの構想には入らなかったと思うな・・・
それに、bjの選手は協会に嫌われてるから、どんなすごい選手がいても
入れてもらえなかったんだ・・・
で、善戦及ばず、日本代表は予選リーグで敗退となった。
しかし、日本のバスケに、小さいながらも、希望の灯火を残したのは間違いない。
この調子でいけば、少しずつ世界の背中が見える!
ってな感じだったんだけど・・・
・・・と思ったら、本戦も終わってないのに、協会はとんでもないマネをしたんだ・・・
な:ちゃんねるはそのままで!
よ:えぇ!?
よ:いきなりだね・・・。正直、先日の世界バスケは、
非常にがんばった、と評価していいと思う。
な:えぇぇ!あれで!?
よ:こら!・・・正直、日本はバスケ後進国といわれてもおかしくないんだ。
前回書いたように、あまりにも杜撰な運営をしているのが協会クォリティ。
実際、全敗で予選リーグ敗退、ってのが一般的な予想だったんだ。
もちろんバスケを知りもしないいんちきマスコミが勝手にあおり、
その結果、「善戦」が「惨敗」にすり返られてるけどね。
な:よわいなりにままがんばったんだね!
よ:うーん、頑張ったといえば頑張ったんだけど、
まあ、マイナスだったのをゼロにした、というか、
やっとスタートラインについた、というのが正しいかな?
世バスのころのヘッドコーチは、ジェリコ・パブリセビッチさんていう、
外国のおじさんだった。
な:がいじんさんなんだね!
Zeljko Pavlicevic
バスケットボール日本代表前ヘッドコーチ。
1951年3月23日、ザグレブ(クロアチア)生まれ。
ザグレブ大学卒業。
シボナ(旧ロコモティブ)を率いてユーゴスラビア国内大会や
ヨーロッパ・カップ(現在のユーロリーグ)選手権で優勝。
クレサ、タウグレス(スペイン)、パナシナイコス(ギリシャ)といった
ヨーロッパのトップチームでも指揮を執り、輝かしい戦績を残した。
ドラゼン・ペトロヴィッチ(POR→NJN)やトニー・クーコッチ(CHI→PHI→ATL→MIL)などのNBA選手を育てたことでも有名。
2003年度より男子バスケットボール日本代表チームのヘッドコーチを務め、
2006年の世界選手権敗退後に事実上更迭。
な:なんかすごいひとだね!
よ:全くだよ。日本代表HCとしては史上最高の一人だろうね。
選手育成に関してはエキスパートと言っても過言ではないね。
で、この人が、日本代表を一から改革していったんだ。
ヨーロッパ遠征に行ったり、経験よりも身長を重視したり、
そしてとにかくハードに基礎練習をした。
な:いちねんはぼーるもつまえにはしりこみ!
よ:うーん、まあほんとにそんな感じなのかもね。
ジェリコいわく全ての面で、世界で戦う素地がなかったようだから・・・
とにかく若くてでかい連中が集められた。
その結果、若いけどでかくない田臥や、それなりのサイズだけど若くない佐古は、
最初から構想外だったようだね。
ついでに、今JBLでスターとされている選手も何人も落選した。
事実、ジェリコジャパンのメンバーは、各チームのスタメンではない選手が多い。
その後、ベテランのベテランの古田や折茂らが加入し、いい感じに仕上がった。
な:これでほんせんしゅつじょうまちがいなし!
よ:いやいや、そうではない。ただ、可能性はだいぶ広がったけどね。
お山の大将・井の中の蛙でしかなかった日本代表が、
冷水ぶっかけられて目が覚めた、ってのはあるね。
メンバーの実力は、伸びたと思う。
もちろんまだまだ足りないけれど、いいチームだった。
しかし、とんでもない事件がおきたんだ。
バスケ協会大恥!代表候補22人中大量9人辞退 06/4/19
バスケットボール男子日本代表は19日、
8月に日本各地で行われる世界選手権に向けた第1次強化合宿を都内でスタートした。
だが、発表された代表候補22人のうち
PG田臥勇太(25)=NBADLアルバカーキ=をはじめ大量9人が
合宿参加を辞退する異例の事態に。
思わぬところで日本協会の情報把握力の弱さが浮き彫りになり、
日本初開催の世界選手権に向け、さあ第1次強化合宿の開始-と思ったら…。
国立代々木競技場の第二体育館に集まった選手は、わずか13人。
練習前の会見で、3月に決まっていた代表候補メンバー22人が改めて発表されたが、
練習には紅白戦がやっとの人数しか集まらなかった。
あまりに寂しい“第一歩”だ。
3月に練習で痛めた左足首のリハビリと海外活動を理由に
「参加は難しい」と申し出た田臥ら、
9人がリハビリなどの事情で合宿を辞退した。
世界選手権までに代表合流する可能性を残すのは、
ベテラン折茂武彦(35)=トヨタ自動車=だけ。
8人が世界選手権に出ない。
ジェリコ・パブリセビッチ監督は「練習を経て、今後14~15人に絞り込みたい」と
説明したが、その人数にも満たないお粗末さだった。
練習前の会見で杉浦良昭男子強化部長は「辞退者は2人だけ」と明言したが、
3時間後の練習後には広報担当者が辞退者を大量追加するドタバタ劇。
合宿当日まで大量の選手の事情を把握できず、
代表候補として名前を発表してしまうとは…。
そもそも3月の代表候補選考でパブリセビッチ監督の意向は反映されていなかった。
「協会にも代表を選ぶ権利はある」とする監督と、
「わたしは説明する立場にない」という杉浦強化部長ら協会側との
意思疎通の溝が見え隠れする。
名前のある選手を代表候補に入れておいてチケット売り上げ増を狙う戦略とすれば、
肝心の“勝負”をあまりに軽視している。
追加招集がなければ、このチームで世界選手権を戦うことになる。
監督は「1次リーグを突破したい」と目標を掲げた。
それが厳しい戦いになるのは、間違いなさそうだ。
な:せっかくえらばれたのにね・・・
よ:いや、選ばれてはいない。
当時戦力として考えられていたメンバーはあくまで「次代のスター」。
自分たちが宣伝を怠ったのを棚に上げ、
「チケットの売上が悪いのはメンバーが無名の若造ぞろいだからだ!」とでも
思ったのか、勝手に人気のある選手の名前を候補に入れたわけ。
な:にんきがあるならうまいひとなんじゃないの?
よ:それも所詮は日本国内の話。世界で戦うとなると話が違うんだ。
ジェリコはそれまでにも協会からいろんな妨害を受けていたのでもうカンカン。
・・・それでも世界選手権はやってくる。
でも、駅貼りポスターは少し増えたものの、
分かりにくいCMが流れ、歩道橋に横断幕が張られたりとかそんなんばっかりで、
バスケが好きな人でも寸前まで日程が分からない、とかそんな感じだった。
あまりのひどさに、ストリートのリーグ「レジェンド」が「勝手に」応援したり、
bjリーグも応援したりしたんだ。
な:びーじぇいのひともでたんでしょ?
よ:出ていない。うーん、新潟の長谷川あたりは選ばれてもいい気もしたけど、
正直当時のbj選手に、そこまでの選手はいなかったかもね・・・
少なくともジェリコの構想には入らなかったと思うな・・・
それに、bjの選手は協会に嫌われてるから、どんなすごい選手がいても
入れてもらえなかったんだ・・・
で、善戦及ばず、日本代表は予選リーグで敗退となった。
しかし、日本のバスケに、小さいながらも、希望の灯火を残したのは間違いない。
この調子でいけば、少しずつ世界の背中が見える!
ってな感じだったんだけど・・・
・・・と思ったら、本戦も終わってないのに、協会はとんでもないマネをしたんだ・・・
な:ちゃんねるはそのままで!
よ:えぇ!?