非常に大上段に構えたタイトルで書いた本人も恥ずかしいと思う。
が・・・
「同人雑誌からの文芸復興」の特集で
「文学復権の砦としての同人雑誌」というテーマで
大河内昭爾氏が書かれている、大河内氏は文芸家協会理事で「文学界」の
同人雑誌評を長年やられこられた方だ。
その方がインタビュアーのアジア文化社編集長の五十嵐氏に
――今の芥川賞というのが、昔は同人雑誌からかなりノミ
ネートされて、丹羽さんが生きていたころは、しっかりそ
の辺が機能していた感じがするんですね。
大河内「機能していましたね」
――今は、もとんどもうそれが機能していないように見え
ますが。
大河内「もう無視されている。それはなぜかというと、若
手の編集者、今の「文学界」、「群像」、「新潮」なんかの
編集長は若いんです。昔の同人雑誌時代を知らない。だから、
昔の編集者みたいに同人雑誌なんかは目を配らない。それで
売れる作家、十七歳とか話題性のある、ちょっとあくどい、
何かを訴える力のあるもの、そういうのを取り上げる傾向が
ありますね。・・・・・以下省略。
・・・・
僕は前の記事に書いたように、仕事も無く先の不安の中
何かをしなくてはならないと自分に課して、時間はたっぷりあるし
それで書いただけだった。日本文学の行く末を真剣に考えて
いるという記事に触れることができただけでも、この雑誌に
自分の作品が掲載されたことを心から喜びたい。
物書きだけでなく、何かを創造する、音楽であったり
絵画であったり、写真であったり、芝居であったり、
自分のやりたいものと稼げるものの狭間で揺らぐ気持ち。
「人生正と負は最後にバランスする」と三輪明弘が言っているが
自分のやりたいものは必ずしも金を稼ぐものでない。
僕の場合、幸いにして仕事につけたので、なんとか糊口をしのぐことは
出来る。
だから、もう少し自分の書きたいものを書きたい方法で書いてみたい。
小さな懸賞でも、誰かに読んでもらうために、そしてどう評価されるのかを
確かめるために、これからも書き続けたい。
先日、ちょっと興味があってシナリオの技術なる本を買って読んでいる。
シナリオと小説は全く別のものだが、ひとつの作品を作り上げていく
構成とか技術的なところでは非常に参考になった。
が・・・
「同人雑誌からの文芸復興」の特集で
「文学復権の砦としての同人雑誌」というテーマで
大河内昭爾氏が書かれている、大河内氏は文芸家協会理事で「文学界」の
同人雑誌評を長年やられこられた方だ。
その方がインタビュアーのアジア文化社編集長の五十嵐氏に
――今の芥川賞というのが、昔は同人雑誌からかなりノミ
ネートされて、丹羽さんが生きていたころは、しっかりそ
の辺が機能していた感じがするんですね。
大河内「機能していましたね」
――今は、もとんどもうそれが機能していないように見え
ますが。
大河内「もう無視されている。それはなぜかというと、若
手の編集者、今の「文学界」、「群像」、「新潮」なんかの
編集長は若いんです。昔の同人雑誌時代を知らない。だから、
昔の編集者みたいに同人雑誌なんかは目を配らない。それで
売れる作家、十七歳とか話題性のある、ちょっとあくどい、
何かを訴える力のあるもの、そういうのを取り上げる傾向が
ありますね。・・・・・以下省略。
・・・・
僕は前の記事に書いたように、仕事も無く先の不安の中
何かをしなくてはならないと自分に課して、時間はたっぷりあるし
それで書いただけだった。日本文学の行く末を真剣に考えて
いるという記事に触れることができただけでも、この雑誌に
自分の作品が掲載されたことを心から喜びたい。
物書きだけでなく、何かを創造する、音楽であったり
絵画であったり、写真であったり、芝居であったり、
自分のやりたいものと稼げるものの狭間で揺らぐ気持ち。
「人生正と負は最後にバランスする」と三輪明弘が言っているが
自分のやりたいものは必ずしも金を稼ぐものでない。
僕の場合、幸いにして仕事につけたので、なんとか糊口をしのぐことは
出来る。
だから、もう少し自分の書きたいものを書きたい方法で書いてみたい。
小さな懸賞でも、誰かに読んでもらうために、そしてどう評価されるのかを
確かめるために、これからも書き続けたい。
先日、ちょっと興味があってシナリオの技術なる本を買って読んでいる。
シナリオと小説は全く別のものだが、ひとつの作品を作り上げていく
構成とか技術的なところでは非常に参考になった。
シナリオを書くにはシナリオのルールを
覚えなければなりませんよね。
それで、ちょっと勉強しようと
思ったんです。
「グロット」の話は、出来たら
映画にしたいと思っています。
来年目指してシナリオの懸賞に応募するつもりです。
どうなるのか分からないし、送ってからもっとこうしたほうが良かったと思ったりもしているので線に漏れるでしょう。
それでも、どうしても世に問いたいと思う作品なんです。
{泥の川}の一気に読者を引っ張る文章を何十回も読んで見てください。