日々是好日

3月4日(月)テネシーからのゲストは写真撮影の京都旅

地下鉄の北大路駅でゲストをお待ちした。約束の9時を10分ほどすぎて、ゲストのタマラさんが現れた。テネシー州からお越しの40代の女性だった。『テネシーワルツ』を口ずさんでみたが、反応なし。ハズバンドは仕事が忙しくて一緒に来れなかったそうだ。東京、京都、大阪を観光してから、アメリカ人のいとこが住む青森に行かれる。


バスで金閣寺に到着。大文字が見える。最初の説明ポイントなので、ゲストもガイドも元気。


金閣寺の門の中に入ると、Nikonのカメラを取り出し、レンズを付け替えられた。ここから京都撮影旅行が始まった。タマラさんはNikonとスマホのカメラでたくさんの写真を撮った。自撮りもお上手でいつも笑顔でバシャ。私も時々お手伝いした。Nikonはうまく使える自信がないので彼女のスマホで撮影した。
ここでは舎利殿を手に乗せたタマラさんを私が撮影。舎利殿、重かったそうだ。


金閣寺の中に抹茶とお菓子をいただける場所がある。私たちは、お庭で赤い毛氈を敷いたベンチに座っていただいた。タマラさんは公務員をしていた頃、何かの行事のとき、市の代表として日本人のお茶の師匠が点てたお茶をいただいたことがあるそうだ。その時の写真を見せてくれた。どんな写真も一瞬にして探し出して見せてくれた。


タクシーで嵐山へ。近くの御髪神社に行った。日本に一つしかない髪の毛の神社なのよ、などと言いながら鳥居をくぐった。ふっと振り返ったらタマラさんは、ずっと後ろの方にいた。多分、敬虔なクリスチャンなのだろう。

嵐山の竹林。人が通り過ぎるのを待って写真を撮りたかったが、なかなか難しかった。編集で他人を切り取っておられた。歩きながら、いつも写真の被写体を探しているようだった。日本の歴史や文化についての説明は少なめにした。


天龍寺の庭園。木瓜が少し、咲き始めている。


枝垂れ梅はまだ咲いていた。


梅は香りがいい。


写真撮影に時間がかかったからか、渡月橋に着いたら12時を過ぎていた。嵐山で昼食を食べるか、三条まで40分くらいかけて電車で行くか?渡月橋の近くにあるイタリア国際ジェラート大会3位入賞のお店でジェラートを食べて、空腹を紛らわすことにした。

昼食は『がんこ』で。私はしらす丼をいただいた。タマラさんは串カツとご飯。ご飯にたっぷりお醤油をかけて召し上がられた。


昼食を食べながら、雑談。タマラさんが住んでいるテネシー州チャタヌーガ。竜巻がよく起こる場所らしい。


7年前にフロリダ州デスティンという町の海岸で結婚式を挙げたそうだ。世界で一番美しい海岸らしい。写真を見せてもらったが、確かに美しかった。結婚式のために内陸のテネシーからフロリダまで行くところがアメリカらしい。


伏見稲荷では、他人が入らない写真を撮るのに苦労したが、千本鳥居の帰り道に一瞬だが人がいなくなった。一瞬のシャッターチャンスをものにした。伏見稲荷では神社の参拝の仕方をお教えしたが、お祈りはされなかった。子供の頃は教会の聖歌隊に入っていて、今は教会でお説教をすることもあるそうだ。高校は制服のある厳しい学校に通ったそうだ。数年前に起業をして、コンサルト会社を経営されている。日本の女性も起業するか聞かれた。東京で人力車に乗った時に、27歳の車夫さんと仲良くなったそうだ。車夫さんは、タマラさんがご主人を置いて2週間の旅に来たことに驚いたそうだ。タマラさんは車夫さんが驚いたことに驚かれていた。

清水寺。観音信仰のお寺がどうなっちゃっているの?京都では現代アート展が行われていて、この巨大ネコは3月10日までいるそうだ。


寝っ転がっている巨大コケシは、時々日本語を話す。


このあと、本堂に入った。タマラさんは女性用の弁慶の鉄の杖、17キログラムを片手で持ち上げ、拍手喝采を浴びた。

golden hourの清水寺。16時42分


本堂から祇園までは坂道や石段を下る。転ばないように足元に気をつけなければならない。普通はガイドがゲストに注意を促すのに、タマラさんが私にしょっちゅう注意をしてくれた。まるで娘が年老いた母を気遣うように。

清水坂のお土産店でこのマグカップと徳利とお猪口のセットを購入された。徳利には少しだけ金が使われていたので、電子レンジにかけないでというと、電子レンジの中が弾ける様子をタマラさんが上手に形態模写したのでみんなで大笑い。サンタフェに行った時の温泉や利き酒の写真をお店の人に見せていた。一瞬で写真を探し出す。フレンドリーなタマラさんは、ツアー中、いろんな人に声をかけていた。


明日、祇園あたりで舞妓ランチを予約しているそうなので、八坂の塔をファイナルポイントにした。いつものフォトスポット。


明日の晩、鉄板焼きを食べたいとおっしゃるので、お助けグループラインに相談して、『鉄板焼きgrow』に電話予約した。地下にあるレストランなのでわかりにくいかと思い、一緒に河原町まで歩いて場所を確認した。今日も興味深いお話がたくさん聞けた。ゲストが私から得るよりも、私がゲストから得ることの方が多いかもしれない。ありがとう。青森の星野リゾート、楽しんでください。



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