バツイチ日記

離婚、失業、子育て…心の整理のため、赤裸々につづっています。(広告は、gooブログの標準仕様です。)

DVD「息もできない」

2011年04月15日 | 映画&ドラマ
キム・サンフン(ヤン・イクチュン)はヤクザだ。
チョン・マンシク(チョン・マンシク)が社長を務める取立て屋で
弟分ファンギュ(ユン・スンフン)と組んで、好成績をあげるが、
手にした小切手を、姉(イ・スンヨン)の子供
ヒョンイン(キム・ヒス)にやってしまう。
帰り道、その近所を通りがかった女子高生
ハン・ヨニ(キム・コッピ)は、
サンフンが偶然吐き出した唾が制服にかかり、
サンフンに文句をつけるのだが・・・。

サンフンを演じたヤン・イクチュンが監督も務めたという。
原題が「糞ハエ」。内容は、暴力、暴力の連続。
誰かれ構わず、口汚く罵り罵倒し、痛めつける。
見ていて・・・つらい…っていうか、、なんか心配。。
そんなサンフンにいちゃもんつける、女子高生も女子高生だ。
・・・2人が心配で、仕方が無い。
評判のいい映画だというので、楽しみにしていたんだけど、、
・・・本当にこの映画であってるの?本当に?・・・疑った(^_^;)
ただ・・・
深いのは、サンフンの家庭環境で・・・
普通じゃないことと暴力の理由がわかる内容で・・・
お父さん(パク・チョンスン)との確執…
・・・本当に普通じゃないし、許されない。。
それは、女子高生のヨニも一緒。
PTSDと痴呆を抱えたお父さん(チェ・ヨンミン)と
働かずに生活費を浪費する兄ヨンジェ(イ・ハン)。
このサンフンとヨニが、接点を通じて、次第に近づき・・・
心を通わせるようになる場面がよかった。
何も語らず、偽っても・・・やっぱり通じるんだね。
サンフンの姉と甥っ子と女子高生とマンシク…お父さん。
そんなところからラストまで…
良かった。最後が良かった。。
全体的には、暴力に次ぐ暴力、暴力、暴力…なんだけど…
本当に求めていたのは、愛だったんだなぁ。。
こんな状況でも愛だけは伝わるんだ・・・って思った。
でも・・・
それと同時に、暴力がどんな連鎖を引き起こすかもわかる。
ある意味ハッピーエンドで、ある意味バットエンド・・・
否、まだエンドではなくて、まだ続いている・・・
そんな感じの最後に、なんともいえないような余韻が残った。
ある意味、これは特別なことではないようだ。
DV=ドメスティックバイオレンス 家庭内暴力


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