バツイチ日記

離婚、失業、子育て…心の整理のため、赤裸々につづっています。(広告は、gooブログの標準仕様です。)

日本映画DVD「亡国のイージス」

2012年05月28日 | 映画&ドラマ
訓練航海中のイージス艦「いそかぜ」
先任伍長の仙石(真田 広之)は、
副長の宮津(寺尾 聰)から
自分の部下の如月(勝地 涼)が反乱兵だと聞かされる。
だが、それは、対日工作員ホ・ヨンファ(中井 貴一)の
亡国(!)日本に対するクーデターだった。
防衛庁情報局の渥美 大輔(佐藤 浩市)は、
首都東京を滅ぼす威力の最新化学兵器を警戒し、
艦内との通信を試みる一方、背後関係を調査する。

チェ・ミンソが出ているというので観てみました。
女性はほとんど出ていないので、すぐわかります。
…が、北朝鮮のテロという設定にも関わらず、
朝鮮語は一切出てきません。
それどころか「朝鮮」という国名さえ禁句のようです。
そして…これといった国を挙げての声明もなく…
テロリストたちの目的もはっきりしないまま…
ある大学生の論文とその大学生の死を大きく掲げて、
この大事件が進行していくんだけど。。
これ、日本映画の悪いところが丸出し。
ただダラダラと時間の経過を追っていくような展開。
ホント、つまらなくて…とってもつらかった~~(T_T)
どうやら…この映画の支持者曰く…映画だけではダメらしい。
原作を読んでちゃんと勉強しないと、理解できないらしい。^^;
「亡国」というのは、主義や思想的な意味合いで…
日本の国家として「観念のなさ」を揶揄した言い方。
そこらへんの批判は確かにわかる。
近年の日本。国としての主義・思想が失われていないか。
そんな右翼的な考えからの思想(理想?)が、
日本へのテロ行為に利用されたという展開はわかる。
でも「この国は…」という台詞が多用され、
その割には、きちんとした主張もなされず、、、
主役の仙石も、首相も、
その「この国」日本については、なおざり。
人命とか情とか自分の任務とかで動いているに過ぎない。
実に、日本人的で日本人らしい展開!
最後は、個人レベルの「良かった」に落ち着いてしまった。
ん~~…。一体、何が言いたかったんだ~~?(~_~)
豪華キャストや機材からするとお金かけてそうなんだけど…
そのわりには、小さくまとまっちゃったなぁ~って思った。
日本の内側にばかり目を向けても、日本という国家は見えてこない。
そういう意味で、テーマに沿うものになったか…甚だ疑問。


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