新見美術館へ
新見美術館で「宮沢賢治 詩と絵の宇宙 雨ニモマケズの心」展
それも今日が最終日 つい先ごろブログ友達から
宮沢賢治の「なめとこ山の熊」と「タイマグラばあちゃん」のお話を・・・
賢治は知っているものの作品と云えば「銀河鉄道の夜」と「雨ニモマケズ」くらい
それもきちんと読んだ記憶が無く 絵本か何かで見た様な・・・曖昧な記憶
改めて読み直してみようと思っているところでこの展覧会
展示内容も分からず出かける と云うか大阪への帰り道たち寄って見た
田舎の小さな美術館 入館者もそこそこでゆっくりと作品に向き合うことが出来た
自筆の原稿や死の床で書きとめた「雨ニモマケズ手帳」・・・・
賢治の世界の一端に触れることができた
また賢治の詩や童話は多くの画家たちによって作品化されていることから
作家の想像力を掻き立てる賢治作品の面白さと奥の深さを少しだけ感じることができ
改めて宮沢賢治の作品を読み直してみたいと思う
「雨ニモマケズ」を読む
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋二イテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
南ニ死ニソウナ人アレバ
行ッテコワガラナクテモイイトイイ
北ニケンカヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイイ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
ソウイウモノニ
ワタシハナリタイ
・・・・・展覧会図録より
新見美術館にて