その2ってことは、その1は何よ?というと、
その1は、モデル・デビューっす
TOF距離センサーってのは、
光速(光の速度)を利用するので、
露光時間(光を当ててる時間=シャッター速度)が、
ns(ナノsec = 1E-9sec)オーダーになって、
それは、高速カメラ(たとえば1000コマ/秒=1/1000秒=1E-3sec)の
実に1,000,000(100万)倍の速さになります
そうすっと、見える景色はずいぶん変わるわけですが、
使える物理は大丈夫か???
(変わらないのか???)と心配になります
具体的には、無視してるところは大丈夫なのか?!です
なさんの仕事で言えば、
「光を当てて、
①光から電子に変わる現象によって発生した電子を、
②できるだけ上手に、集めたいところに集めること」
の今まで早すぎて無視してきた
①は、考えなくても良いはずだけど本当に良いのか?! です
①は、有限な時間だけど、メチャ早くて、わかんない
ってのが、なさんの習ってきた半導体物理です
ググってると、見つけました
まだ、当分大丈夫なようです
しっかし、こんなん測定と計算で見れるってすげぇぞ
「従来、光が照射された半導体では、
異なる時間スケールで起こる2 つの現象があると考えられて来ました。
最初に起こるのは、電子が光エネルギーを吸収して励起する過程です。
この過程はあまりに速く起こるため、原子は動くことができません。
本実験で、電子の励起によりシリコンのバンドギャップが、
光の照射後450アト秒(10E-18秒)以下の
極めて短い時間で変化することがわかりました。
その後に起こるのは、
電子が励起したことによって原子が再配置する過程で、
これにより光エネルギーの一部が熱に変わります。
本実験では、この過程が50~70フェムト秒(1E-15秒)の時間で
起こることが観測されました。このように、
2つの過程を明瞭に区別して測定することが可能となりました。」
筑波大学-ルートヴィヒ・マクシミリアン大学-カリフォルニア大学
(2014/12/12)