地域により、そこに住む人々の気質が違うという話があります。
まあ、文化などでも違うんだろうなと思っていましたが、
今日、ふとその場所の気候が大きく影響しているのかもしれないと
すこし思いました。
いま、部屋の中にいると暑いくらいの気温になってみると、
とてもわくわくするし、どこかに行きたい気分になってきます。
冬の間のあの寒さの中で、何にもしたくなかった気分が
逆に驚きに感じます。
そんな感じで、年中寒くてつらい場所に住む人々は、
暖かい場所に住む人よりも重く沈んだ性質を持つかもしれません。
逆もまたしかりです。
暖かくなってくると、それを敏感に察知して
奇行に走る人もめずらしくないとか。
やはり暖かさというのものは、人の中のなにかを
呼び起こすのかもしれません。
――たとえば、虫とか。
小人閑居して不善をなす、なんていったりもしますし、
退屈の虫も騒ぎよるのでしょうね。