トロンボーンはもともとトロルボーンと言い、
トロルの骨を使っていたことから来た言葉です。
というインチキ話を考えたところ、
そういえばトロンボーンとトランペットは
語形がずいぶん近いと感じました。
これは同語源なのでは?
と調べてみたら、どうやらそのようす。
トランペットの元、
トランベ に、大きい語、ォオン! をつけて
トランベォオン→トロンボォン
のようになったとか。
じゃあ、トランペットは何なのか、と言えば。
ストロンボス という貝系の言葉から来ているのだとか。
これは、日本語専門のわたしでも
意味がとれる気がします。
貝で、ストロンボス というのなら
巻貝 を表す言葉ではないのでしょうか。
日本でも戦笛として、ほら貝をふいてしました。
法螺貝。螺旋の『螺』。
巻いてる を意味する言葉です。
洋の東西を問わず、同じ発想、同じ言葉を
使っていると思うと、なんだかおもしろいですね。
料理のストロンボリ は、
食べ物を『巻く』のだそうで、
これも『巻貝』のストロンボスと
共通語源を持つのかもしれません。
とすると、ストロンボスの ストロン は
巻く を意味していて、
これが
ストロン→スタロル→スパイロル で、
英語、スパイラルの螺旋につながるとも
考えられます。
大陸古語はちゃんと調べたら
すっごくおもしろくなりそうですよねえ。
古代遺跡の単語とかにも通じるかもしれませんし……。
まあ、日本の古文だけで手いっぱいですけど。