酔ったいきおい
ネット空間は居酒屋だと思って書いております。




【あらすじ】

 うだつのあがらない中級冒険者、七里ゆい(メゥリリー族)はとある館のゴースト退治を引き受ける事になる。

 その館のゴースト達はコーカの法(別名等価交換の法。制限や弱体を受ける代わりに等価の強化を得れる法)にてモリモリ強化されており館の中では無敵状態。どんな上級冒険者も退治できないでいた。

 しかし退治する方法は既に解明されいる。

 別の場所に封印され、その封印場所から動けない「館の主人の幽霊」から「館主譲座の儀式」を受け、館の主人になって生涯を全うする事。

 館は位置的にそこまで頑張って退治する必要が無い上に、もともと自由が好きな冒険者が一生縛られるというのは受け入れ難いため、長年放置されている依頼である。

 七里ゆいは働くのが嫌いで一攫千金狙いで冒険者になった為、この館でチヤホヤされながら生涯を終えるのもいいなとおぼろげに思っており、館に大好きな温泉があることを聞いて飛びついてしまう。

 事は滞りなく進み、首尾よく館主になった七里ゆい。
 真面目で老紳士の家令や、レズッ気のあるメイド、スケベな使用人など、総勢約20人の館でのんびりと暮らしていく。

 ……はずだったが、なぜか世界中のゴースト達が七里ゆいの元に集まってしまう。

 ゴーストの種類は様々で、人間や魔物など多種多様であるほか、騎士やら農民やら職人やら、果ては神官や神族のゴーストまでいる始末。
 数千万単位で集まったゴーストが周辺の土地を占拠し、七里ゆいを名主に勢力を立ち上げる。

 お金も食料も要らないゴーストの娯楽や嗜好品や芸術に全振りの領主経営(?)に追われる日々のドラマである。



七里ゆい


 



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