「野のなななのか」製作委員会日誌

北海道芦別(あしべつ)市を舞台に製作された,映画『野のなななのか』(大林宣彦監督)。市民による製作委員会のブログです。

5月28日(水)のNHK「ゆうどき」に大林監督が出演!

2014-05-27 23:00:00 | メディア情報
 明日、5月28日(水)午後5時25分~6時にNHK総合テレビで放送される「ゆうどき」に、大林宣彦監督が出演します。「人生ドラマチック」のコーナーで、「野のなななのか」や尾道三部作の制作秘話などを語る予定です。
 なお、国会中継の延長などで、放送時刻等が変更となる可能性があります。ご注意ください。

NHKゆうどきウェブサイトはこちら

(事務局・S)

5月31日(土)からの上映館がさらに。刈谷・佐賀でも!【訂正あり】

2014-05-27 12:30:00 | 上映
 今週末の5月31日(土)から「野のなななのか」を上映する映画館。昨日お知らせした仙台・広島・豊橋に加えて、次の各館でも、上映されることになりました。

▼刈谷日劇(愛知県刈谷市) ウェブサイトはこちら
※5月24日からプレイベントとして大林宣彦監督作品「なごり雪」、「その日のまえに」を上映中。

▼シアター シエマ(佐賀市) ウェブサイトはこちら
※5月24日から大林監督作品「青春デンデケデケデケ」を上映中。

【訂正】
 5月31日(土)からとお知らせしたシネマ・クレール(岡山市)での上映は、7月19日(土)からでした。お詫びして訂正します。
 同館のウェブサイトはこちら


 その他各地の上映館と日程は、公式サイトの「劇場情報」でご確認ください。

(事務局・S)



東北・中国地方の皆さん、お待たせしました。仙台・広島・豊橋で5月31日(土)上映開始!

2014-05-26 17:30:00 | 上映
 5月24日にTOHOシネマズららぽーと横浜で行った、大林宣彦監督と山崎紘菜さんによる舞台挨拶には、多くの皆さんにご来場いただきました。どうもありがとうございました。
 さて、「野のなななのか」は今週末の5月31日(土)、東北・中国地方でも上映を開始します。上映館は桜井薬局セントラルホール(仙台市青葉区)、八丁座(広島市中区)です。
 また、愛知県三河地方の皆さんにも朗報です。ユナイテッド・シネマ豊橋18でも、この日から上映が始まります。

 桜井薬局セントラルホールのウェブサイトはこちら
 八丁座のウェブサイトはこちら
 ユナイテッド・シネマ豊橋18のウェブサイトはこちら

 その他各地の上映館と日程は、公式サイトの「劇場情報」でご確認ください。

(事務局・S)

5月24日(土)は名古屋で上映開始。横浜では舞台あいさつも!

2014-05-20 12:30:00 | 上映
 ついに全国で公開された「野のなななのか」。「ぴあ 初日満足度ランキング」でも皆さんに好評価をいただいています。
 5月24日(土)には、東海地区では初めて、名古屋で上映を開始。上映館はJR名古屋駅西口のシネマスコーレです。
 同館では「野のなななのか」上映に先立って、大林宣彦監督の過去の作品を特集上映。きょう20日(火)から23日(金)は「野のなななのか」出演の柴山智加さん、根岸季衣さんも出演した「青春デンデケデケデケ」(1992年)が上映されています。
 また、現在上映中のTOHOシネマズららぽーと横浜では、24日10時の回終了後、大林監督と山崎紘菜さんによる舞台挨拶が決定しました。

 シネマスコーレのウェブサイトはこちら
 TOHOシネマズのウェブサイトはこちら

 その他各地の上映館と日程は、公式サイトの「劇場情報」でご確認ください。

(事務局・S)

ついに全国公開初日。東京の2館で舞台あいさつを行いました!

2014-05-18 02:30:00 | 上映
 5月17日、私たち製作委員会メンバーが待ちに待った、「野のなななのか」全国公開の日を迎えることができました。この日は、東京の「有楽町スバル座」と「T・ジョイ大泉」の2会場で舞台あいさつも行い、満席となった観客の皆さんとともに、作品の新たな門出を祝いました。



 有楽町スバル座で登壇したのは(写真左から)大林宣彦監督、寺島咲さん、村田雄浩さん、常盤貴子さん、品川徹さん、安達祐実さん、左時枝さん、山崎紘菜さんと、当製作委員会の宗方裕之委員長。大林監督は、「北海道の芦別で作った、自主製作で自主配給の小さな映画。観客席を埋めて下さった皆さんは、応援団です」と呼びかけました。
 また、大林監督の前作「この空の花-長岡花火物語」(2012年)の舞台となった新潟県長岡市の森民夫市長から届いた「ふるさとを思う慈愛と真の平和を願う映画の公開、おめでとうございます。(長岡と芦別の)両市が『ふるさと映画』というバトンで結ばれたことには大きな意味があります」とのメッセージが披露されました。
 常盤さんは、「私はこの映画で、変わりました」と宣言。「この映画に出会って、撮影して、みんなで宣伝活動をしている中で、『人っていいなあ』って改めて思いました。本当に素晴らしい現場で、(スタッフやキャストの)人と人とはこんなに優しく思い合えるんだと教えてもらいました」と振り返り、「大林監督は『映画は人の花』と話していました。この映画が、皆さんの人生にとっての『花』になればと思います」と話しました。

 

 T・ジョイ大泉でも大林監督、村田さん、品川さん、安達さん、山崎さん、宗方委員長が登壇。



 品川さんは「台本を覚えながら、こんなものだろうと役の感覚をつかんではいたが、まだ頼りなかった」と撮影前の心境を明かし、「撮影の合間に監督に『(自分が演じる鈴木光男は)ちょっと女々しいですね』と言ったら、監督は間髪を入れず『女々しいというのは、男の人のためにある言葉』とおっしゃられた。それがヒントになり、『女々しさの美学』があってもいいのではないかと考えて役を演じました。心象風景を語るような(劇中に引用される)中原中也の詩が、とても助けになりました」とあいさつ。これを受けて大林監督は「国のために死ぬこともできず、戦争にも行かず、30歳で死んでいった中原中也は、『女々しい』奴だったんです。当時は平和を願い戦争をいやがると、女々しいどころか国家犯罪人でした」と話し、「今も『戦争はいやだ、平和が良い』というと、女々しいと言われるかもしれない。でも、平和をつくるのは、その女々しいと言われる美学なんです」と語りかけました。
 また、宗方委員長は「北海道に来た時に芦別というところに来ていただけば、この映画と同じようにきれいな風景が皆さんをお迎えします」と芦別の魅力をPRしました。

【他の登壇者のみなさんのコメント】

<寺島さん>
 とても個性的なキャラクターばかりが出てくる中で、私は一歩引いて見ている役。台詞がとても多く、自分や他の役の台詞を聞いて「生きるって何だろう、死ぬって、戦争って…」と、本来なら普段考えなければならないようなことを、たくさん考えました。みんなと親戚のように楽しく撮影した作品を、多くの人に見てもらえてうれしいです。

<村田さん>
 いつも演じるのは「人のいい」役が多いが、今回は親戚に煙たがられるような役でした。役者はこういう役をもらうと生き生きします。いつもと違うキャラクターで、やり甲斐がありました。
 「後期高齢者」が撮ったと思えないぐらい、(大林監督は)年齢や経験が増すごとに、すごい映画を撮られていると思います。



<安達さん>
 大林監督の映画に出るのが夢で、奇跡が訪れたと思いました。緊張して現場に行ったら、私がいるのが当たり前のような感じで受け入れてくださいました。常に前に前に進んでいる現場で、自分が生きているという実感ももらえました。自分が大林監督の映画の一部になれて、とても幸せな気持ちです。

<左さん>
 昨年6月9日に撮影のために芦別に入った時に、「北海道は涼しいだろう」と思って行ったらとても暑く、まず芦別のまちの美容室に行って、芦別の人間になったつもりで髪を切りました。
 映画の最後の野原の黄色い花の畑はCG(コンピューター・グラフィック)ではありません。原っぱだけじゃなくて、山全体が黄色い花(が咲いている)なんです。あそこに立った時の興奮はものすごかった。ぜひ、一度行ってみてください。 

<山崎さん>
 私のような戦争を知らない世代の方にこそ見ていただきたい映画。見ていただいた大人の方には、お子さんやお孫さんなど、次の世代にこの映画を伝えていただきたいです。
 芦別はおいしい食べ物や景色など、魅力のある所なので、ぜひ一度訪れてください。


(来場した皆さんに、ロケ地マップを配布しました)


(来場者がポスターをカメラに収める姿も)

 なお、各地の上映館と日程は、公式サイトの「劇場情報」でご確認ください。

(事務局・S)