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ななみ(血管肉腫)もりし(急性腎不全)うっちー(肺水腫)うぃる(脳腫瘍?)、せがーる・しおり コーギー姉妹の徒然日記。

膵外分泌不全7

2009-02-09 | 膵外分泌不全*うぃる
食事の度に与えるこの「ふりかけ」は、
粉状の消化酵素で「パンクレアチン」といいます。
豚の消化酵素なのだそうです。
独特な変なキツイ臭いのする白い粉です。
カイヌシでも臭うのですから、うぃるの敏感な鼻では相当キツイだろうに・・・。
でも、彼女は文句も言わずにもくもくと食べます。生き残る為に。

そして、肝臓の悪かった数値を下げる為に、
サプリメント「プロヘパゾン」も、食間に飲ませます。

ガラガラになってしまった身体に、栄養を届ける為と、
身体への負担を減らす意味でも、
1回の食事量を減らし、食事回数を増やしました。
この時の うぃるは、朝、昼、晩、お夜食の4回。

それでも・・・。問題点は残りました。

食事量な割りに、便の量は多く、また便に油は出ます。
軟便の為のお尻洗いではなく、油の為のお尻洗いになりました。
「油が出る」「量が多い」という事は、
十分に吸収出来ていない証です。
一日の排泄回数は5~7回程・・・。

自然な状態での「消化酵素」は、胃を通過した食べ物に、
膵臓から振りかけられる・・・と、以前記しました。
うぃるの場合、膵臓が十分に機能していないので
ご飯と一緒に「消化酵素」を食べて補っている為、
大切な消化酵素が「胃酸」でやられてしまうのです。
十分に消化酵素の役割を果たせず、だから十分に吸収されない訳です。
その為に、「H2ブロッカー」(←人間の胃腸薬と同じですね)を
食前、約5分前に少量与え、胃酸を弱め、
そして食事を与える必要性が有る事が解りました。

そして徐々にですが、体重は増加へと向かいます。
先生と、体重を量るごとに、飛び上がって喜んでいました。


実は、この先生は「膵外分泌不全」を治療された経験は無い方でした。
それでも、勉強された中に有った「症例」に気づき、
見事に突き止めて下さったので、うぃるの命は今、有るのです。
そんな事から、先生もカイヌシも、毎日が勉強。
カイヌシは便表を付けお渡しし、先生は伺う度に、
不安点を解消出来るようにと、調べて下さっていました。

出来る限りの力添えをして下さったのでした。


結局・・・・・
うぃるの便の状態を考慮して、長旅も短旅も危険と判断。
なので、この夏の旅行は諦めて、治療に専念したのでした。
生きていれば、次が有るさ

続く・・・
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