罵られたけど嬉しかったのは、僕を必要としてくれたから～教科書のグラフみたいな型どおりの世界に

罵られたけど嬉しかったのは、僕を必要としてくれたから～教科書のグラフみたいな型どおりの世界に
2018年07月01日(日) 13時46分28秒
テーマ：ブログ






罵られたけど嬉しかったのは、僕を必要としてくれたから～教科書のグラフみたいな型どおりの世界に



　わずかに残る紫陽花の花の色のように



　　今も胸に残っている言葉があって



　勤めていた金融保証の会長（金融関係では社長のコトを会長という）

　から



　「おまえまで、俺を裏切るのか？」という一言だ



　無言でいると　言っても無駄かといわんばかりに



　「いや、もういい　お疲れさん　いままでありがとう」



との言葉だった



　説明しないとわからないと思うけど人生で一番嬉しかった言葉かも知れない



僕を必要としてくれたから





その金融保証の会社を辞めることになったのは　横浜～東京　京都、大阪　一時仙台へと　支店を開設、社員を現地で採用して配属できるよう研修というやりがいのある会社であったが　最初３ヶ月で福岡に戻れるよというスタンスから　当初の予想以上に商品の反響があったり、社員が定着しなかったり　だんだん戻れなくなり



とうとう２年目に入るかという日に、総務（副社長）から「レオパレス解約して京都と大阪どちらにも移動がスムーズなあたりに長期で社宅を借りようと思う　思い切って福岡から京都に引っ越ししたら？」といわれたからであった



ちょうど実家からも連絡があっていて当時、新築建売アパートの販売が好調でそろそろ手伝って見るかという話がなければ承諾したかもしれない　それは言わなかった



２０００～２００１年ころは福岡での賃貸保証のシェアは全保連かJID（トリオ）で占めていた、わずかにオリコがあるぐらいで



ジャックスは賃貸保証事業からは撤退したものの　大手資本のプロミスが賃貸保証を始めるかもしれないと強豪ライバル出現の噂もあった



僕が勤めていた保証会社の福岡での取引先は無いにひとしく戻ってもたいした仕事はなかったのだ



当時はまだグレーゾーン金利が合法？の時代だったので日歩立（ひぶだて）金融業者～ノンバンク系金融債権の信用保証システムも大事な収入源であったのだが

ライバル会社に大きい取引先を奪われ悲惨な状況に　副社長から内情を聞いていただけになんかもう少ない給料だったけど、それをもらうのも申し訳ないほどだったのである



金が無い中、会社が正月休み　駐車場のちょっと型遅れで黒塗りのゴツイ　ベンツに僕ら幹部だけ呼ばれてお年玉袋をもらった　つい開けてしまうと３千円ぽっちだったけど　会長！金大丈夫ですか？と言ってしまい　余計なお世話だバカヤローと叱られた



僕にとって大事なお年玉袋　しばらくずっと使うことができず　TVの上に飾っていた



いまだったら気持ちがわかるかなあ



「いらんお世話やキサマのしょぼい給料ぐらいなんとかしたる！俺についてこい！」と



ここからだ　ここからが勝負だと



へんなふうに遠慮してしまって　いろんな状況も会長（社長）に説明すればよかったけど



あれからバブルがきたりサブプライムで不景気になったり、またようやく好景気が少し訪れ、あちこちでビルがどんどん建設されている



教科書のグラフみたいな型どおりの世界に



今はもうどうしているのか知るよしもないけど



あの会長（社長）のモードがあわなかっただけかもしれない




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