kakaaの徒然な日記

日記がわりにときどき、ふと思いついたことをつぶやきます。

仰天!Jアラートが今も<本澤二郎の「日本の風景」(3080)

2018-08-31 12:46:45 | 日本の闇・犯罪と魑魅魍魎

仰天!Jアラートが今も<本澤二郎の「日本の風景」(3080)

<木更津市8月29日午前有線放送で予告>
 2018年8月29日午前10時前後だった。軒下に洗濯物を干している最中だった。木更津市の有線放送が聞こえてきた。「Jアラートの訓練を11時に開始する」というので、まさか、まさかと耳を疑った。半島の南北和解は進行、両国の戦争はなくなった。従って、北朝鮮のミサイル飛来を想定した、両手を頭部にあてる、余りにも子供だましの、恐怖を煽る安倍晋三主導訓練は、6月の米朝首脳会談で終わっていたと信じていた人間だから、余計に気になってしまった。

<不思議に思いながら11時市道に飛び出す!>
 しかし、聞いてしまった以上、ジャーナリストは確認して、報道する義務がある。
 11時になったので、遅い朝食を途中で休んで、自宅前の市道に飛び出して、ミサイル逃避作戦の様子を眺めることにした。
 普段に比べて車が少ない。1台も走っていない。彼方に1台の軽トラックが止まっていたので、声をかけた。知り合いのH子さんだ。毎日のように畑に来て、農作物の手入れをしているH子さんである。
 Jアラートのことを教えると、目を大きくしながら驚いている。「聞いていない。知らなかった」といって、耳に差し込んでいたラジオのスウィッチを切った。

<頭隠して尻隠さずの幼児のミサイル訓練>
 昨年のことだった。ラジオ放送で、安倍の気違いじみた平和憲法破壊工作の一環としての、強権を用いてのJアラート訓練を聞いた経験がある。
その後にネット映像で、物陰に隠れたり、両手で頭を隠すのみで、尻隠さずの、まるで子供の学芸会を連想させる様子を見たものだ。

 同じような訓練を、木更津市で大々的にやっているのか。気がヘンになってくる。

<何も気づかない住民ばかり!>
 結局のところ、辺りに農家のH子さんしかいない。
 全くもって、事情を掴むことが出来ないのだ。学校の校庭か公園に行かないことには、取材は無理なのか。
 あるいは、心臓のことだから、神社の境内に住民を集めて、北のミサイルの脅威を宣伝しているのだろうか。この日はスパイ容疑で拘束した日本人を、北京経由で解放した日ではないか。おかしなことが起きるものである、狂った為政者の下では、住民は混乱させられる。

<木更津基地のオスプレイと関係あり?>
 そう思いながら自宅に引き返そうとしていたら、H子さんが、なるほどと思わせる回答をしてくれた。
 あの高額で、かつよく落ちて、事故を起こす米国製の輸送機・オスプレイが、木更津の自衛隊航空基地に配置した、その関係で役所として特別に訓練をしたのではないか。
 頷いてしまった。
 危険な武器を備えると、そこが狙われる。木更津はオスプレイ配置で、やくざだけでなく、ミサイルからも狙われることになる。
 人殺しの武器は、人に安全を約束しない。その逆である。

<市役所に危機管理課誕生にびっくり!>
 取材を途中で投げ出すことは出来ない。有線放送を流した木更津市役所に電話をかけた。
 交換手に「市民センターに」と声をかけると、彼女は「どんな御用件か」と聞いてきた。「Jアラート」というと、機転を利かせて「危機管理課につなぎます」といった。
 地方の市役所に危機管理課?に驚いてしまった。国も地方も財政悪化で沈没している。質素倹約が根本のはずだが、危機管理課をわざわざ発足させていたのだ。
 大いなるムダ金である。中央から都道府県市町村のそれを合計すると、実に膨大な経費・予算を必要としていることになる。

 しかし、この政権は平和憲法を破壊して、戦争する国家に改造しようとしている。そのために、平和を喧伝してきた公明党創価学会を抱き込んで、9条に自衛隊を挿入して、戦争国家にしようとしている。
 それには、国民を反共から、反平和憲法人間に改造する必要がある。そのための北朝鮮からのミサイルを活用しているのである。小学生でも分析できることだ。
 地方の危機管理課は、安倍晋三の地方の出先宣伝装置なのである。

<年4回、北朝鮮ミサイル対応訓練の狂気>
 案の定、危機管理課のOOは「北のミサイル」という言葉を発した。半島の平和にしても、まだ不透明だ、と晋三の言い分を口にした。
 一つだけ、余分なことも付け加えた。「広島のような大災害にも」と。広島の豪雨災害時、心臓は議員宿舎で総裁三選運動のための大宴会をしていたではないか。しかも、岡山に足を延ばしても、原爆投下の地・広島にはなかなか行こうとしなかった心臓ではなかったのか。

 担当者は「年4回訓練することになっています。今日は、Jアラートの機器が作動するか、それをテストしたもの。市民の動員はしなかった。10月には、確たる訓練をします」と平然と説明した。

<異様な「神の国」日本会議政権と異様な自治体>
 どうでもいいことのようだが、実は、これほど危険なことはない。
 危機はない。危機を作っているのである。人々の精神を不安と恐怖に追い込んでいる。
 国家神道を引きずる「神の国」政権のやることは、異様である。異常を通り越していて、危険極まりない。危険でもないのに、危険危険と繰り返していると、当事者はそれを本気にさせる。
 学者はヒトラー戦法と決めつけて、警戒している。

 神社・神道の祭礼の季節に合わせての危機の訓練が、全国的に繰り広げられる日本列島なのだ。

<おそるべし!狂う安倍列島に狂う安倍国民>
 日本国民は聡明である。こうした評価をする中国人がいる。実際はその逆である。
 Jアラートを、ごく当たり前に受け入れる人々は、中央の官僚と地方の役人である。追随する住民である。
 
既に武器輸出が解禁されている。カジノも解禁された。言論の自由を封じ込める特定秘密保護法と戦争反対を抑え込む共謀罪が、公明党の必死の取り組みで、強行された。自衛隊が、戦争国家・アメリカの戦争に先陣を切る任務も完結してしまった。
 
残るは9条である。「神の国」信者に公明党も協力支援する。狂う列島に狂う国民が怖い。おそるべし日本である。

2018年8月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員


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