あけびの苦笑い…

となりのおじさンが持ってきた！

「コレ！なァ〜〜ンだ？」



「おいも」

「違う！違う」


「秋茄子！」


「アホ！か」

「ァ！わかった！あけび？」

「そや！珍しいやろ？」


「うンうン 初めて見た！あけびって 真ン中が割れてるのなら山で見たコトあるケド
割れてなかったらわかんないや〜〜」


「割れたら 虫が入るんや…二つあったから 一つおすそ分けや！姫ちゃンに食べさせてあげ〜」


「ありがと〜〜」


割ってみると〜〜



なンだか あけびが にたにたと笑ってるよ〜〜ナ…
気持ち悪ぅ〜〜笑っ〜〜

まず スプーンに少しとって Mさン〜に 無理矢理
「はい♪あ〜〜んして」って食べさせてみた〜

「どうお？」

「昔ヮ 甘ぃモノって少なかったから 昔の人ヮ 好ンで食べたんやろ〜〜ケド〜」

「甘いの？」

「そンな めちゃめちゃ！甘ぃモノでもなぃ…」

「姫ちゃン〜も どうぞ〜〜♪」

「ぅわァ〜〜なンか食べたくなぃよ〜〜ナ…」

「どぅお？」

「甘ぃ」

アタシも一口食べてみた。

「なンこれ？種ばっかり…
砂糖水のゼリー状に種ばっか…」

「ねっとりしてる…七ちゃン〜遠慮せンと全部食べていいで！」

「ぃゃぃゃ…おじさンヮ 姫ちゃンにってくれたから 一番多く食べていいからね〜〜」

「七ちゃンにあげる！」

「もぅ いいかなぁ…」

「うん もういい…笑っ〜」

こンだけ残ってしまったヮ…人気なし。

あけびの苦笑ぃ…



…