超私事!葉月の『今日の出来事』

粗にして野、しかし卑にあらず。
お下劣大好き、お下品大嫌い!
オババの好き勝手な独り言。

祇園 にしむら ★★★★

2005年08月04日 | 旅行 & 出張
京都 東山区祇園町にある「祇園 にしむら」

こちらは奥にもお座敷があるようです。
カウンターのみの小さな一室は7~8人で満席になります。

明るく、清潔な店内で、白木のカウンターテーブルと朱塗りのカウンターのコントラストがきれいでした。
壁には、舞妓さん芸妓さん達のお名前の入った小さな団扇が並べられ、
華やかで祇園らしかったですね。

まずはゴマ豆腐。
ゴマ豆腐は東京でもあちこちで美味しいものが食べられ、正直出てきたときには
「あら、ゴマ豆腐か~」と思ってしまいました。
しかし、一口いただいたところ、その気持ちは取り消されました。
口当たりも大変に滑らかだし、食べ飽きた感のあるゴマ豆腐の美味しさを
再度、確認させてもらったような気がします。

次に 鰻をハモのように細かく骨切りし、湯引きしてあるのでしょうか?
ふんわりとした口当たりになってる真っ白な綺麗な鰻に、お出汁がかかったお吸い物。
この一品目で、夏の日差しで疲れた身体が癒されたような気がしました。
丁寧に取られたお出汁がジワ~っと口の中に広がって、
カラカラに乾いた体の中にゆっくりと入ってきた時、早くも店主の技にはまった感あり。

その後、白身2種とトロの美味しいところのお刺身。

圧巻だったのは、大トロのマグロと白葱に、これまたシッカリと取られた
お出汁(良い味醂と良い醤油)が入ってグラグラと煮え立った土鍋。
香りが猛烈に良いのです。
なんと言う料理なのか?店主のアイディアで作られた物だそうで、
名前は無いのですが。
味の染みた、そしてシャキッとした歯ごたえのネギがたまらなく美味しかったですね。
今思い出しても、食欲が湧いてきます。
これのためにもう一度行ってみたい。


佇まい、看板ともにひっそりとしており、わかりづらいです。
あまり派手な宣伝をしていないとおもったら、実は結構有名料理人みたいです。
店主はまだお若い方。
30代後半~40代くらいかな?
はじめは寡黙な職人、というイメージでしたが
話すと適度にこちらの緊張をほぐしてくれる明るいお人柄でした。
とっても素敵なお店でした

お料理は他にもいただいたのですが、ちょっとあいまい。
お酒も少しいただいたので・・・。
さば寿司も美味しかったし、他にいただいた一品も「おっ」と感じたはずなのに
きちんと再現できない(涙)。
お酒はほどほどに・・・と反省。
何より先の一品が印象強くって・・・。

最後は、炊き立てのごはんに赤出汁、おしんこ。
岡山の桃。
お口直しに和三盆。

やっぱり、丁寧に丁寧にとられたお出汁。
結局は行き着くところはコレなのかな・・・と感じた夜でした。




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