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映画「私の中のあなた 」を観ました。
何の知識もなく、キャメロン・ディアスが出演されてるので観たのですが、
耽美的な映像が凄く綺麗でした。
大まかなあらすじは、
白血病の姉ケイトを救うために、臓器のドナーとして遺伝子操作で生まれたアンが、
臓器提供を拒んで両親に提訴するお話です。
提訴した真の理由は・・・・・ネタバレになるので書きません。
病気で衰退していく姉ケイトの姿は痛々しかったです。
病気の娘を思う故に狂気じみた母親(キャメロン・ディアス)の行動は、
恐々するものを感じましたが、 娘を助けたい一心での行動なので痛く切なくも感じました。
美しい【過去】、病気で蝕んていく【現実】を行ったり来たりして物語が進行していくのですが、
ちょっとわかりにくいところもありましたが、生と死について明暗を分かりやすく描かれていたと思います。
病気という辛い現実に直面し美しい過去に縛られ、
家族が先に進めず停滞してしまいすが、最後は前に向かっていったので救われました。
オープニングでヒロインが川辺にいた映像は、これから始まる物語の 暗喩だったのですね。
それは生命であったり、時間であったり、成長であったり、心の変化であったり、
悲しみの浄化であったりと川というものにいろいろなものをかけてたのですね。