☆お茶目なオカヤドカリ観察日記☆

オカヤドカリを飼う50代主婦の様々な備忘録的ブログ

虫垂炎再発!入院中のエピソード④

2023-08-10 15:37:00 | 近況報告
こんにちは😃

昨日、ブログアップしたところ
超人気ブロガーのクリン様から
なんとマーベラス!

「おもしろい」というコメントをいただきました🙌🙌🙌

こう見えて単純なので
すっかり調子に乗ってしまい、
気分サイコー🤩🤩🤩

今日も続きを
書きたいとおもいます🎵



入院5日目の晩御飯だったこちら



この2本をチビチビ飲んだあと、

夜9時ごろ、
わたしの【有限会社 胃袋】が
キリキリと、ざわつきだした。

なんてったって、
6月17日の朝ごはん以来
水しか飲んでなくて、

13食も絶食が続いたもんだから

『てっきり閉店ガラガラしちゃったかと思ってました。仕事が来るなら前もって教えてくださいよ!
オーナーもみずくさいなぁ』と言った感じだったんだろう。

でもまぁ、こんなのは
時間が経てば治るだろう。

そう思ってたけど
夜が深まるにつれて
ますます痛みが増してきた。


斜め向かいのラスボスばあちゃんが
1時間に1回くらい
ナースコールを押しまくってるので

少人数体制の夜勤の看護師さんが気の毒で
なるべくお手数はおかけしたくない。

だけど痛みで思わず
「くーぅ💦」と声が出ちゃうくらいひどくなってきた。

まるで胃のなかで
ちいさな猫が数匹
ぴょんぴょん跳ねまわって胃壁に
タックルしてるような痛みだった。
🐈🐈‍⬛🐈


冷や汗をかきながら
我慢の限界を感じ、
夜中の🕐1時
ナースコールを押して
痛みがあることをうったえたら

『もし痛みが出たら 
痛み止めの点滴をするように』と、
先生から指示がでてたようで

手際よく点滴をつけて下さった。

そのあとはあっという間によくなり
おかげさまでよく寝れた。

翌朝のご飯は驚くことに
『易消化食』に飛び級だった。

え?昨晩あんなことがあったのに
もういきなりお粥を食べちゃっていいの?
おもゆとか、ラッシーじゃなくて?
まちがいじゃないよね?



でも、里芋大好きだし
食べちゃうけどさ🥰

と、ご機嫌で
全部食べ切るつもりでいたのに
あらびっくり🫢

有限会社 胃袋は 
スタッフ不足なのか

『これ以上無理ゲー‼️
労働量、キャパオーバー‼️
ブラック企業反対‼️』

とお腹の中から聞こえてくるようだった。

お粥半分と、里芋とにんじん、
味噌汁の汁だけ。


これが限度だった。

そしてこの食事の後から
『抗菌薬』が飲み薬に変わった。




この薬、わたしのお腹には
あまり合ってなかったようで
このあと飲み切るまで
お腹がゆるゆるだった💦



ラスボスばあちゃんは
相変わらず口が達者で
ずーっと文句ばっかり言ってた。


特にきのうの昼間
病室に来ていた
平成生まれの若い薬剤師(女性)との
会話は支離滅裂で、

話が噛み合わなさすぎて、聞いてて
コントだった。

とくに『ジェネリック薬品』という単語が
思い出せないばあちゃんが

『あのーほら、徹子さんがやってるやつよ、わかるでしょ?私はあれがきらいなのよ。合わないの。だから近所の病院でもらったやつが、家にあるから要らないわ、ここの先生に聞いたら違うのしかないって言うからあれは出さないでよ』

薬剤師さんは
『…てつこさん?(誰?お友達?)』

突然のてつこさん登場で
思考が止まってしまったようで
あとの会話が入ってこなかったらしく、

このあと話がちゃんと繋がるまでが
長かった。




さらに、ラスボスばあちゃんの注文で

飲み薬が
朝昼晩で『飲むやつ』『飲まないやつ』と
色々あるから、迷わずにのめるように、

自宅から持って来ている薬💊と一緒に
紙の処方箋袋に
【朝用】【昼用】【晩用】の3つに分けて、
わかりやすくしておいて欲しいと
いう要望に対して、

薬剤師さんは
ばあちゃんの持参薬と、
こちらで処方する薬を
1回分ごとに小さい袋に
梱包して


いわゆる【一包化】というやつにしてくれ
と言われてるのか?
勘違いしてて、

『それはできません』と言った。

『えぇ?さっきの看護婦さんがやってくれるって言ってくれたよ。どういうこと?』

『じゃあ、看護師さんに聞いて来ます』

と、長いこと戦っていて

カーテンの向こう側での
リアルなコントがおもしろくて
声を押し殺してわらった。
(話の仲介者になればよかったかしら?)

そんな台風のようなラスボスばあちゃんは
木曜日の昼ごろ、退院して行った。

基本的に家族か友人など
誰かが迎えにきて退院すると
決まってるらしく、

どなたが来るのかな?と思ったら
名古屋のお兄さんが車で来てくれると
言っていたのが聞こえた。

この病院、名古屋から60キロくらい
離れてるし、
ばあちゃん宅もこの病院から
さらに10キロくらい離れてるらしい…

ばあちゃん83歳くらい。
そのお兄さんって、何歳よ?
その距離と初めて来る病院までの道のり。

妹のためならできちゃうんだー。
すごいなぁ。よく引き受けたなぁ。

にしても、お身内がお兄さんしか
居ないんだ…
女1人で生きてる…
なるほど。強くなるはずだ。

嵐のようなラスボスばあちゃんとの
2泊3日はかなり濃かった。


ところで話しは変わって
病室が寒すぎて耐えられないわたし。

息子に大学が休みの日にカーディガンを
届けて欲しいと頼んだ。

そしてこの日の午後、持って来てくれる約束になっていた。

だけどこの病院は
いまだに面会禁止だから
同じフロアまで来ても、
会えないんだなー。
しゃーないな。

と思ってた。

午後1時、息子から
『着いたよー』とLINEが来た。
看護師さんが息子の待つラウンジに
荷物を受け取りに行ってくださって、

そしてわたしのベッドまでそれを持ってきてくれる。

の、はずなのに、
なかなか届けてもらえない。

息子から
『誰も来ない』
『(インターホンの指示で)
そこでお待ちください言われたが、
10分経ったけど?』
『どうすりゃいい?』と
LINEが来た。

あちゃー、看護師さん、
みなさん忙しいのかな?

どうしようかとカーテンをあけたら
ちょうど向かいのベッドに用があって
来ていた看護師さんと目があった。

わたしが事情を話して
自分で取りに行って来ていい?と聞いたら

『それはダメなんだけど…じゃ、私に着いてくる?』と、提案してくださったので

『はい!ぜひにも😃』と、後に着いて
早速ラウンジに向かった。

白い椅子に座って待っていた息子が、
小さく手を振りながら近づいてくるわたしの姿を二度見、三度見した。

ほんの2、3分だけ喋れた。

「ごはんは?」「洗濯物はどっちがやっとる?」とか、他愛無いことだけ話した。

でもいつまでも看護師さんをお待たせしてはいけないので
「じゃあまた連絡するね、ありがとう」
と、帰らせた。

全く想像してなかったが
エレベーターのドアが閉じて
息子の姿が見えなくなった瞬間、

思いがけず涙腺が崩壊して
景色が滲んだ。

なんで涙がでちゃうのか、
表面意識のわたしには理解できなかった。

地元の病院だし、
入院は2回目だし
全然へーき、ホントホント。

って、ずっと気を張っていたらしい。
自分じゃ全然気が付いてなかった。

でも、
もう帰りたいよ。家が恋しいよ。

どうやら本当のわたしは弱虫だったらしい。
慌ててパジャマの七分袖を強引に引っ張り
なみだを拭いた。

病室にもどる廊下で
お礼を言いたいのに
こらえられず涙声になってしまう。
看護師さんにちゃんと
ありがとうが伝わったかな?

でも、会わせてくれて心から嬉しかった。

面会は免疫力アップになる。
そう確信した。

ベッドに戻ってしばらく泣いたあと、
わたしはスーパーサイヤ人になるイメージをした。

これまで「いつ退院かな?」とノンキに構えてたけど、

戦闘モードのサイヤ人みたいに
ゴーって自分から光見たいのが出て




点滴なんか引っこ抜いて、
血液検査の数値も合格点💯叩き出して
レンタルパジャマも脱ぎ捨てて、
さっさと退院して家に帰るぜ!

そんな感じにチカラが湧いてきた。



今回も長文にお付き合いくださって
ありがとうございます😊

ちなみに夏至の朝日を浴びると
運が良くなるらしいので
早起きして、病院の廊下の窓から
写真とりました。



皆さまにも沢山
良いことがありますように😊

虫垂炎再発!入院中のエピソード③

2023-08-09 18:24:00 | 近況報告
こんにちは😃

毎日暑いですが、みなさま
お元気でしょうか?

さて、退院して1か月以上経ち、

入院中の記憶もだいぶ曖昧になりつつありますが
前回の続きを書いておきたいと思います。

多分、今回のは
全く需要のない話になりそうな予感がしますが😅

お手隙の時にでも
わたしの備忘録にお付き合いくださると嬉しいです。



大部屋に移動してきてしばらく

まだかるいふわふわめまいが続いていたので横になって窓から見える
反対側の病棟と
狭いくもり空をボーっと眺める。

コロナが5類になったのに、
大部屋はカーテンで仕切られてて

部屋のメンバーはどんな人たちがいるのかまだ不明。

ただ、別に興味があるわけでもないけど
看護師さんが朝昼晩、
様子を見回りに来てくれるたび

カーテンの向こうの会話は
耳に入ってくるからなんとなくわかった。

あー、向かい側のおばあちゃんは
目の手術したんだなー

隣の人は
すごーく小さい声で
いつもなに言ってるかわからないなー
けど、同世代(中年)かなー?

斜め向かいの人は、無口だけど声がめちゃ
若いなー。高校生くらいかな?

って感じだった。

目の手術したおばあちゃんは
看護師さんに
『ずっと下向きにしててって言われたけど
もう無理よー。苦しいし、全然寝れないわー』
と、愚痴をこぼして
クッションを借りたり、
それが大きすぎて合わないわー、
と返したりしてた。

なかなかワガママな方だなぁ。
と、その時はちょっとだけ思った。

一方、わたしの体調は
まだめまいが続いてて、

バッグに入れて持ち歩いてる
漢方薬(苓桂朮甘湯)を飲んでいいかを

昼に回診にきた医師(その日は主治医が休みの日らしくて、ちがう医師)に聞いたら
『それは看護師に聞かないとわからないので…』とさっと行ってしまって、

勝手に飲むわけにもいかず、困った。

そのあと採血に来てくれた看護師さんに
聞いたら
『薬剤師さんに聞いてきますね』と
わたしの漢方薬を持って問い合わせに行ってくれた。

が、そこから夕方まで薬剤師がつかまらなかったようで、全然返事が来なかったため、

トイレにいくのもフワフワしてて、
キャスター付きの点滴棒が
杖の代わりで頼りだった。

にしても、部屋が寒くて
エアコンの設定を見たら27度。
そして『勝手にいじらないで』という
ニュアンスのことが書いてあった。

夜には喉が痛いどころか
咳まで出始めた。
あー、病院にいるのに
風邪ひいちゃうなんて、なんてこった🥺


ちなみに同室のみなさんも全員
咳をゴホゴホしてた。
でも、寒いとは誰も言わなかった。

わたしだけが
病状のために寒かったようだ。

一晩、震えながら眠った。

(ちなみに漢方薬を飲んでも良い🙆
という返事を晩御飯の前にもらえたが
その時までにはめまいが治ったので飲まなかった)


翌朝、採血に回ってきた看護師さんに
シャワーの利用を申し込む時、
「風邪気味だからやめようかしら?」
と言ったら
『入れるときに入ることをお勧めします』と笑顔で説得されて、
頭も痒いし、入ることにした。

食欲は不思議なことに全然ないままで

隣の人のごはんのいい匂いをかいでも
全然羨ましくなかった。
このまま不食の人になって
プラーナだけ食べて生きていけるかも?
ってくらい、根拠のない自信まであった。

でも看護師さんから
『今夜から流動食が始まりますからね!☺️』と言われて、
それはそれで嬉しかった。

なぜなら、
前回入院してた時に出た
『具なし味噌汁』と『ヨーグルトラッシー』は心から美味しかったから❤️

前回出た流動食①


前回出た流動食②


これが出るものだと信じてた。

昼11時ごろ、シャワーに行った。
頭がふらつくなーと思いながら
シャワーを短時間で済ませる。

ドライヤーを使う時、
脱衣所の鏡に映った
自分の腕💪を見てビビる。

断食明けのマハトマ・ガンジーみたいに
ガリガリな二の腕になってた。
(ただし、振り袖部分はびろびろ残ってた)

パジャマの中でこんなに衰えてたとは😱
いくら医師監修のもとの断食ダイエット??とはいえ、
これは不健康な痩せ方だわ…

部屋に戻ると、斜め向かいの女子高生が
退院の支度をしてた。

彼女が出て行ったあと、
掃除のスタッフさんが来て
手際よく掃除が済むと
すぐに次の人が入ってきた。

次の人は
橋田壽賀子ドラマの世界から
抜け出してきたような
ラスボスばあちゃん(たしか83歳)だった。

静寂だった大部屋に
響き渡るような大きい声で登場した。

車椅子からベッドに移るときに
看護師さんが支えたところが
気に食わなかったようで、

『そこは触らないでちょうだい!
わたしはそこを支えられるのが嫌いなのよ!』
と、声を荒げた。

うっわ!なんかすごいのキターーー😰
と、わたし以外の同室の2人も
思ってただろう。

そのあとも、ラスボスばあちゃんは
ずっとなにか、看護師さんに文句を言うか、独り言を言ってるか、
病室内で(看護師さんに隠れて)
電話をかけたりする人だった。

向かいのおばあちゃん(目の手術した人)のワガママなんて
全然ちょろくて可愛いもんだった。

ラスボスのそのおばあちゃんは
どうやら家の中で転んでお尻の骨が折れて
手術したらしい。

大きな声で、
『私は喘息もあるし、
むかし、肋骨が折れて肺に刺さったし
なんとかの病気もあるから
町医者に通ってて、
あーでもない、こーでもない、
(中略)
コロナワクチン3回目で
左足が不自由になったから
歩くのも難儀だし、
トイレはチカい体質だから
すぐ行きくなるけど、
点滴のキャスターが滑って転びそうだから
行く時は呼ぶから連れてってちょうだいよ!』

と、とにかく注文の多いお客様だった

もしわたしが看護師ならキレそう!
と思いながら聞いていたけど

さすがプロ!看護師さんは、
『うんうん、わかった、トイレはいつでも呼んで。1人で無理して行かないでね。転んだら大変だから』と
はっきりとした口調で、
徹底して主導権は渡さない
うまい対応をしてて本当に尊敬した。👏

看護師さんが去った後は
また文句と『あー痛い痛い』のうめき声が
エンドレス🔁でつづいた。

聞いてるのが辛いので、
iPhoneにイヤホンを繋いで
YouTubeを楽しんでやり過ごした。

夜になって
ご飯が配られる時間が来た!

味噌汁かな〜❤️ラッシーかなぁ〜🥰と
るんるんして待つわたしに


『はい、今夜はこれ二本です』

はい、ショックぅ‼️
ガン萎えの極み


ちなみにこれも、きっちり一食分のお値段(1,100円ほど)だった。

『うわーん😭みしょしりゅー(味噌汁)』
と泣きたい気持ちを抑えて

冷え冷えのジュースをチビチビとのんだ。

そしてこのあとわたしの
【有限会社 胃袋】
が大変なことになったんだけど

話が長くなってしまったので
続きはまた今度にします。

では
長文、忍耐強く読んでくださって
心からありがとうございます。