鮮やかに透けたブルーが、白にフェードアウトするオオイヌノフグリは、静かに春を告げてなお、ひっそりと実を結び隠れる。
なぜに魅かれたのかは知らぬが、父松雄が愛したとされる雑草。小さな地主の一人息子は、教員生活を経て、それまで任せっきりだった連れ合いと、百姓に汗する。 《花言葉は、忠実》。実直と言われた彼らしい。
庭の片隅にはいつも、某かの草花があったのを覚えている。そこにオダマキが普通に四季を知らせてくれていたが、いつの日か絶えて、友人に話したのは5~6年前の事だったと思う。70半ばのその方が、苗を作って持ってきてくださった。
私の家の周りには、ネギ坊主の花から旬菊の花など、食野菜の花が楽しめるのです。無駄に育てるのか、かたづけが出来ないのか、いつも悩む。(笑)
キャベツも白菜も、ブロッコリー、水菜など菜のはなの可憐さは良い。
これは、どこからか飛んできた種から、思いがけず欲しかった草花であった。
二年に一度ほど花盛りになるはずが、忍者ナメクジの夜食餌食になってしまった。デンドロビュームは100を超えて蕾が見えた時には喜んだんだがなぁ。
夜食には、ショックだ。
春告げ花たち、紹介しきれないが間もなく、夏告げに移りそうだ。