中野智文

中野智文(VOYAGE GROUP)のコンピュータなどのメモ

Android(Nexus7)でbluetooth keyboardを使ってsshしてvncを接続するまで

2013-11-06 14:14:55 | android

背景

ノートPCを購入したかったのだが、高いので手持ちのAndroidタブレットでなんとかならないか検証。

キーボード

これまでiMacの使っていない、Apple Wireless keyboardの日本語版を使っていたのだが、chrome上で_(アンダーバー)が入力できないがあり、プログラムなどをするには、そこだけソフトウエアキーボードを利用する必要があり、大変不便であった。

購入

そこで、購入することにした。 bluetoothで割とコンパクトでかなり安くて英語のキーボードはないか調べてみた。まず日本のamazonではなく、アメリカのamazon.comでbluetoothキーボードを検索した。するとAnkerというメーカーのキーボードが$20くらいで評価が非常に高いことが分かった。 そこで、ankerでamazonで検索すると、みつかった。

Anker ウルトラスリム・ミニ Bluetooth 3.0 ワイヤレスキーボード ホワイト
nexus7で使えたようなコメントがあったので、とりあえずあまり考えず購入。

配列問題

ControlキーとCapsLockキーの入れ替え

問題がまず一つ見つかった。CtrlキーがあるべきところにCaps Lockがあるのだ(実は日本語版のApple Wireless keyboardはAの隣にCtrlがある。英語版はCapsLockになっている)。これは下記の無料アプリをインストールし、英語(Ctrl-CAPS交換)のレイアウトを選ぶことで、とりあえず解決した。

KCM for 日本語106/109キーボード
ただし、上記のアプリは「※Android4.1以降専用です」と書かれている通りであり、それ以前のOSにはインストールすることはできないので注意が必要。

ESCキーが押せない問題

ESCキーはFnを押しながら最も左上のキーを押すことになっているのだが、押しても、ESCが入力されることはなかった。アマゾンのコメントに、次のようにあった。
Androidで使用する場合は、機種やOSのバージョンによって違ってくるので一概には言えないが、僕の環境では左上の「Esc」が「Home」に割り当てられていて「Back」に相当するキーがないのが不便な点。
とりあえず、右下のaltが後述のVNC上ではメタキーとして動作するようなので、emacsはこちらで妥協する予定。

バッククォートとチルダを押すとIMEが起動する問題

日本語入力するにはほとんど問題ないのだが、プログラムを入力しようと思うと重要。 この問題はiWnn IMEがバッククォート(graveキー)をフックしている問題だった(なのでGoogle日本語入力を利用している人はこのような形で問題が発生しなかったかもしれない)。解決方法はAndroidの設定の入力方法の選択で、「英語(米国)Googleキーボード」を選択することで解決。もちろん日本語入力をする場合には再び設定の入力方法の選択を「日本語 iWnn IME」に選択し直す必要がある。

メモ

ssh

公開鍵認証が使え、agent forwardingができ、vncを使うのでport forwardが使えることが条件である。

JuiceSSH - SSH Client

ポートフォワードがプロ版(優良)でしか利用できないので、アンインストールした。

JuiceSSH - SSH Client

ConnectBot

ホストごとの設定方法に癖がある(一旦接続し、そのホストの設定を行い、公開鍵(androidのルートディレクトリにあるものしか読み行かない)と、SSH認証エージェントを設定する。)が、上記の条件を満たすことができた。

ConnectBot
気になったのは、コントロールキーが、左側にあるC-aやC-x, C-cなどは一部は効くのだが、C-gなど効かない点である。個人的にはメインはVNCで使うのでこの点は無視したいと思う。

VX ConnectBot

ConnectBotが進化した感じ。

VX ConnectBot
基本はConnectBotと同じで、そのままだと、lsした時にカラーで表示されないので、設定のエミュレートモードをxterm-colorに設定。Ctrlキーの使い方はデフォルトだと、一回押して、その後一緒に押す予定だったキーを押す形となる。例えば、C-x, C-cと入力する場合、Ctrl, x, Ctrl, cとなる。同時に押すと、ESCとなる(これはある意味ESCの押せないこのキーボードにとっては嬉しい仕様となる)。なお設定でCustom Keymapを選び、「Full hardware keyboard」を選べば、コントロールを押したままの入力ができる。メタキーの操作も同様。)

vnc

アンドロイド-のvnc - viewer

自動翻訳しているためか、タイトルや説明が怪しい。vnc接続確認には使えたが、Ctrlが効かないようである。

アンドロイド-のvnc - viewer

bVNC Free

Ctrl、マウス(突然出てきて、すみません)、(左下のaltである)メタキー、全て利用可能。求めていたVNCクライアントはこちら。

bVNC Free
Pro版もあるようだが、これはdonate用なのかな?

結論(暫定)

キーボードはAnkerのキーボード、CapsLock交換はKCM for 日本語106/109キーボード、 sshはVX ConnectBot 、vncは bVNC Free。 残課題は、escキーが押せないこと(ただしvncでは右下のaltキーがメタキーとして使える)。

追記

  • 2013/11/14: vncをやってやっと気づいたが、マウスがないと右クリックができない。そこでbluetooth対応のELECOM Bluetooth3.0マウス BlueLED 3ボタン コンパクトを購入した。今のところ快適に使えている。ちなみに、節電モードなどはないようなので、使い終わったらスイッチを切っている。
  • 2015/06/16: 値段が気になったので、久しぶりにnexus7 2013をヤフオクで検索してみた。ずいぶんお買い得になった感じがある。nexus7 2013が高性能過ぎて 2015は出ないのかな。


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