泣き濡れて 心焦がせば 寒椿
ぽとりと落ちる 雪の白さに
【解説】
椿の花は、花びらを散らさずに、その姿のままポトリと落ちてしまいます
積もった雪の白さの中に、寒椿の赤い花が落ちていくように、涙がポロポロとこぼれてしまう・・・
それは恋しい人を、心焦がすほど想うあまりに、泣きぬれている自分の姿と、椿の木が重なって見えてしまうほどなのです
ぽとりと落ちる 雪の白さに
【解説】
椿の花は、花びらを散らさずに、その姿のままポトリと落ちてしまいます
積もった雪の白さの中に、寒椿の赤い花が落ちていくように、涙がポロポロとこぼれてしまう・・・
それは恋しい人を、心焦がすほど想うあまりに、泣きぬれている自分の姿と、椿の木が重なって見えてしまうほどなのです
寒椿にそういう思い出があるのね~ 雪の中の赤い椿は・・・ルビーのような色で、とっても映えるのよね
雪より他には何も見えないモノクロの世界に、浮かんで見える寒椿
小さい頃の電話番ちゃんが元気に走り回っているのが想像できるわ。。。ステキです
>RIUさん
そうね・・・散り落ちる潔さは、桜の花と同じくらいでしょうか
そこから連想するものは、哀しいまでの美しさでしょうかねぇ。。。
七五調の「うた」を詠むと、どうしても自然の美しさや、和の趣に反応してしまいます
その見事な落ち方が”死”を連想させると・・・
この歌もそうですが、椿は寂しさ・悲しさ等を含めた”ネガティブな和の美”のイメージがあります
久々に自然に悲しさ等の感動を覚えるような感覚を思い出しました・・・
灰色の景色の中赤ぁ~く咲いた寒椿は
それこそ宝石
走って行ってみんなで
蟻が来る前にもぎ取っては吸ってました
子供のころから食べ物に夢中でしたわ
ってことで・・・カノンちゃんのマネして作ってみた
モノクロの 水面浮かぶは 寒椿
走る童の 甘露日和よ
山茶花はある程度、花びらも散ったりするんですけどね
雪景色の白さの中に、寒椿の「赤」とつややかな葉の「緑」は、とても印象的ですよね
その一生懸命咲いている様は健気・・・そしてぽとりと落ちる様は儚くも潔く感じます
>NAMIちゃん
お母様から聞いたことがありますか。。。お花好きなのね
神秘的・・・そうかもしれない・・・どこかに魔力でも宿していそうな・・・(あ、またアタシの妄想がぁ・笑)
確か私の母に教えてもらったような…?
椿の花の落ち方は神秘的だと思います。
「散らさないまま」落ちるとは、知らなかったです。それは、あまりにも儚いですね。
その『赤』と、雪の『白』…
心象風景に、その色が鮮やかに映える、すてきな詩(短歌)だね!