山と猫

視界には山と猫。そんな日々の雑記です。

くるぞォ

2009年07月27日 | 日記
雨が降り出しました。
吹く風も冷たい。
遠くで雷鳴がしています。

北関東はこれから荒れると
天気情報が流れています。

久しぶりの雷だと喜んでいる場合ではないですね。

中国地方では大変な被害に遭っている方々がおられるのですし。

山に囲まれた地で暮らしているいじょうは
遠い場所の事と考えていてはいけない様に思いますし
被災された方々や
亡くなった方・ご遺族の方の事を思うと
胸が痛みます。

静かな苦しさ

2009年07月27日 | 
宮沢賢治の作品を再読しています。

さっき読んだ「よだかの星」
静かに、夜の底にいるように、荒れ野に立っているように
苦しく・寂しく・悲しい。

擬人化した動物が主人公だから、だけが理由ではないでしょう。

最近の「生きる苦悩」を描いた小説(天童とか灰谷とか)
身を焼かれたり、内臓をわしづかみされたりする様な
違う種類の苦しさと、何が違うのか考えました。

私なりの答えは
宮沢賢治が「解脱」に近いような人格であったから。

死を恐れず、
人生を良くしようとはしても、楽になろうとは思わない。

あめにもまけず

詩のなかだけでなく
小説(童話)にも
賢治のこころの美しさは表れていたのですね。

今まで一番好きなのが「グスコーブドリの伝記」でしたが
再読していくうちに変わるかもしれません。