小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

393回小麦句会投句一覧(11/7選句締切)

2018年11月02日 20時20分14秒 | 1日句会






 

11月ですね。

急に朝晩が冷え込んでいます。

皆さん、充分に体に気をつけて。

投句一覧です。

 

★投句一覧

風止んで秋の深みに嵌まる川   

戦ひの頁を閉ぢて窓の秋   

文化の日橋を渡るとだけ決めて

鮭遡る音に聴き入る川っぷち 

古着着て昨日の木の実探す町 

秋蝶の落ちそふ落ちそ交差点 

秋晴れを拡大したる水鏡  

秋の日の時計台ゐてひとりかな  

秋の日や複々線の一人旅   

朝寒の村から町へ日曜日   

水音に朝ははじまり草紅葉  

天高し地球は楕円体と聞き  

閉ざされしマンションの窓鳥渡る  

黄葉づれば川面を走る風の影   

晩秋の川に石投げ明日を見る   

紅葉してある朝人の消えた町  

ゆく川の色づく秋を風見鶏   

立冬やはつかに揺るる舫ひ舟  

暮れ六つを過ぎたる頃や黄落す 

初鴨や給水塔に朝日さし   

水の秋鵜の首掴む双眼鏡  

晴れの日の希少ギネスな唐辛子  

折り返しは銀杏黄葉や肥後マラソン

落葉降るアントン・カラス彼方から

秋の川釣りで頭をリラックス  

秋の川小さな嘘を聞き流す   

通い路や葉も実も紅のハナミズキ  

青空を独り占めして紅葉描く   

木の実降る道路の割れ目切れ目かな

階段の途切れし先に秋の川   

天空の城のまぼろし紅葉狩る  

鉄橋を電車の通る富士の雪   

街中で突如紅葉に出合わせり  

影の縁踏んで弾みを付ける秋  

車を捨て歩こう秋麗の町だもの 

秋猫の目となり朝の街をゆく  

 

★選句要領

★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。

★締切
11月7日(水)24時

★当番は宙虫です(投句先メルアド)
nakamusi5011naka@kme.biglobe.ne.jp



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