マニュファクチュールとは時計業界では自社一貫
生産を行うメーカーの事を『マニュファクチュール』
と呼びます。
日本人の私達はセイコー社など自社一貫生産で
すし、日本の自動車メーカーなども自社による一
貫生産なので当たり前のように感じます。
しかし、ヨーロッパでは各分野の専門メーカーより
パーツを取り寄せて作る分業形態をとるメーカー
が非常に多いのです。
これは時計ばかりでなく工業製品全般において
日本よりも分業形態をとっています。
確かにそれはそれで各分野の専門メーカーが作っ
たパーツなので信頼性やコストの面で良い事が
多いのですが、メーカーの製品哲学を100%表現
出来ません。
ですので、高級メーカーなどではコストよりも自社の
製品哲学に信念を持ち一から自社で作るのです。
それを行う時計メーカーの事を『マニュファクチュール』
と呼びます。
日本でよく知られているマニュファクチュールはパ
テックフィリップと言うの高額時計メーカーです。
パテックの時計の価格は約100万円くらいから始
まります。
ちなみに僕のお気に入りのGUINANDも一部機種
は自社のオリジナルムーブメント(機械)を搭載して
います。
・GN-31シリーズ
・GN-WZU5シリーズ
ギナーンは一部機種だけなので、純然たるマニュフ
ァクチュールではありませんが、パテックの約1/3
の価格、約30万円ほどよりオリジナルムーブメント
を搭載し、一人の職人が時計1個づつケーシングか
らチューニングまで一貫組み立てを行っております。
このように分業よる良さと自社一貫生産のマニュフ
ァクチュール良さは違いがありますが、手頃に良い
時計の時は分業モノ。時計メーカーや時計メーカー
のオーナーの時計哲学をより深く知りたい紳士は
マニュファクチュール時計をお買い求めください。
より深い時計の世界が広がります。
ちなみに『泥沼にはまる』とも言われています。
お気をつけて。