ドイツ時計の伝道師・南雲達也 / 南雲時計店【公式】三代目ブログ

日本人で唯一、Sinnの創業者のヘルムート・ジン氏よりジン氏の時計の公認修理士として認められています。

- 03 - 最初は置時計から

2012年01月18日 | インポート

ヘルムート・ジン氏 -03-

GUINAND時計のシンボル
ヘルムート・ジン氏の伝記を
自称・日本一 ジン氏に近い男
南雲達也が少しづつ書いてます。

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前回からのあらすじ。

ギナーン腕時計の象徴と言えば
ヘルムート・ジン氏です。

そのジン氏は第一次世界大戦の
真っただ中に生まれ
少年期にはすでに
パイロットになりたいって
夢を持つようになりました。

ジン氏が20歳の時ドイツ国防軍の
パイロット候補として召集され
第二次世界大戦の開戦と同時に
ドーヴァー海峡、バルカン半島、
ロシア方面での作戦飛行に出動。

1945年。ジン氏が29歳になる
1日前に終戦を迎える。
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終戦後、敗戦国のドイツと日本は
経済が破たんしており
食べていく事さえ大変でした。

そしてもちろんジン氏も
食べていくために仕事を始めました。

それは飛行機と同じくらい
好きな“時計”です。

時計は“好き”だけじゃなく
幾度も命を救ってくれた
『計器である』との事です。

ドイツ南部の精密機械の町
プフォルツハイムの町で
馬小屋を借り、改装して
時計業を始めました。

最初の頃はドイツに駐留している
連合軍の兵士が母国へ
(主にアメリカ)
帰る際のお土産物としての
置時計や連合軍の時計の
修理などをして
生計を立てていました。

そして意外に売れたのが
お土産用の“犬の置時計”
だったのです。

犬の置時計での成功を元手に
幾度もこの身を救ってくれた
パイロット・ウォッチの製造に
着手し始めました。


次回につづく。

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