デンカの宝刀(弁護士・不動産鑑定士・大東流合気武道教授代理の資格三冠王)

特定分野の記事を集中的に読まれる場合は、「カテゴリー」を御利用ください。

中京大学の偏差値操作の風評がウソであることが判明した

2024年06月25日 | 上智大学・南愛名中ほか

中部地区の大学受験おたくが

ネット上に、中京大学は、

偏差値操作をしていると

書き込むことがある。

が、

今回、これが完全なウソである

ことが判明した。

 

偏差値操作とは、要するに、

指定校推薦などの入学を増やし、

一般受験をする受験生(普通に

入学試験を受けて合格して入学

する学生)の枠を減らして、倍率を

上げ、

偏差値が上がるように仕組んでいる

ということ。

 

ところが、今回、2024年度入試の

一般入試の志願者ランキング

公表され、

それによると、たとえば、

中京大学一般入試志願者数

2万4,857人で全国29位、

愛知大学一般入試志願者数

1万9,412人で全国39位で、

その差は、5,445人となっている。

 

ところが、2024年5月時点

学生数は、

中京大学1万3,680人であるのに

対して、愛知大学9,419人で、

その差は、4,261人となっている。

 

つまり、

中京大学の方が一般受験志願者数

学生数も共に愛知大学よりも多いが、

一般受験志願者数の方が学生数よりも、

より数字的に大きい。

 

そこで単純総平均倍率を計算してみると、

中京大学スポーツ科学部だけは、

スポーツ選手を取るために一般受験率

が10%台と異様に低い異常値なので、

スポーツ科学部を除いた数字にした場合、

スポーツ科学部の学生数を除いた

学生数は、1万367人となり、

スポーツ科学部のA方式志願者数が

1,243人ほどなので、これを除いた

一般受験志願数は、2万3,614人

なって、単純総平均倍率が2.28倍

(≒2万3,614人÷1万367人)となるが、

愛知大学は、単純総平均倍率が2.06倍

(≒1万9,412人÷9,419人)なので、

中京大学の数字から、一般率が極端に

低いスポーツ科学部を除いて計算すると、

むしろ、中京大学の単純総平均倍率の

方が愛知大学のそれより若干高くなる。

 

中京大学は、一般受験の枠を減らして

倍率を上げているわけではなく、

愛知大学と同程度、あるいは愛知大学

以上に、学生数に相応した一般受験志願者

を集めているということになる。

 

つまり、

中京大学は、一般受験者の枠を

減らして倍率を上げている偏差値操作

をしているということが

このことによって完全にウソである

ことが判明した。

(あるいは、中京大学偏差値操作

 しているなら、

 愛知大学も同じように偏差値操作

 しているということになるか。)

 

 

この記事についてブログを書く
« 2024年:愛知県内高校の岐阜... | トップ | 名古屋六大学 »