5月22日(火)。
いつもは静かな和みの森に、大型バスが続々と入ってきました。バスを降りて森へやってきたのは・・・
札幌市立真栄中学校の3年生。その数なんと!引率の先生含め約270名!!
修学旅行の初日に、森林整備体験にやってきてくれました。
和みの森にやってきた団体としては過去最大人数です!
ねおすスタッフ、和みの森運営協議会会員、支援者、総勢約40名が出迎えて。
生徒達の「よろしくお願いします」の大きな声でプログラムがスタート。
和みの森へようこそ、ここはこんなところですって簡単なお話と、今日一日の流れ、そしてスタッフの紹介とグループごとの活動の紹介などがあり・・・。
そこからはグループごとの活動に入りました。
この日の活動は・・・
①枯損木搬出 ②枯損木で薪づくり ③木道づくり用丸太皮むき
④木道ドリルでネジうち ⑤木道仕上げ ⑥薪割り ⑦クマザサ茶づくり
・・・の7種類。
グループごとに集まって。
作業の手順や、道具の扱い方の説明。それぞれの活動の意義などのガイダンスがあり、スタッフによるデモンストーレーション。
そしていよいよ生徒達自身での体験活動です。
自分達で選木した木を数人のグループで協力して切り倒します。 この木のどこに切り込みを入れて、どちらの方向へ倒すか、周囲の安全確保もしっかり確認。
切り倒した木は、枝を払って、運びやすい長さに切り森から搬出します。
その木を・・・
薪つくりグループがのこぎりでほどよい長さにどんどんカット。途中、皆で同じような太さの木をいっせいに切り始め、順位を争うゲームなどで盛り上がってもいました
そして。こちらでは・・・。
薪割りグループがまさかりで薪割り中。ちょっとコツを得るまでが難しそう。
できあがった薪はさっそく・・・。
薪ストーブの中へ投入。こちらでは採取してきたクマザサでお茶を沸かしています。
小さな火を一生懸命絶やさないよう、大きくしようとがんばっています。
こんな連鎖の活動の一方で。
木道造りの作業グループも一生懸命笑い声をたてながら、にぎやかに働いていました
まずは丸太の皮むきグループ。
いつも台所でみる皮むき器が、今日みたいな活動の場ではこんなに大きい道具になっていてびっくり。でもちょっと木の皮をむいてみて、表皮がべろっと剥がれる感じを体験して、「キモチイイ!」と歓声を上げていました。 フシのあるところはちょっと硬くて苦戦の様子。
皮を剥いた丸太を次のグループが・・・。
並べて、電動ドリルでどんどんつなげていきます。
最初はこわごわドリルを持ち上げていた生徒達も多かったようでしたが、実際にネジを打ち始めると、だんだん楽しくなってきた様子。
完成した木道をトラックに乗せて林内へ運び・・・。
仕上げグループが完成した木道の両端をきれいに切りそろえます。切り落とした端材は薪割りチームに渡します。 太い丸太を切り落とすには、けっこう息が上がります。
最後にみんなで持ち上げて、敷設。
すべての活動が終わる頃。、薪ストーブの上にはクマザサ茶が出来上がっていました。
一仕事終えた生徒達は、お茶を飲みながらさっそく今していたそれぞれの活動のことをワイワイ楽しげに話してました。
「疲れた~。お腹すいた~。」って言いながらも。
「ドリルは最初、怖くて持つのもどきどきしたけれど、おもしろかったよ」
「自分たちが森をきれいにしたんだって達成感があって気持ちよかった!」
「森ってほうっておいたらダメなんだね~。でもお手入れするのって大変だって思いました。」
「皮むきがすっごく気持ちよかった~」
「私たちは体験だからおもしろかったけど、こんなことを仕事でやる人たちは毎日大変だなって思いました。」
「こんなに木を触ることは普段ないよね」
等々色々お話してくれました。
ふと活動の大半を終えた、受け入れ側の大人たちの顔を見てみると。
なんだかこちらも皆さん、にこにこと楽しそうな顔をしていました。
元気に楽しく、でもしっかりと作業をやりとげてくれる爽やかな生徒達の様子に、とてもすがすがしいような・・・嬉しいような・・・なんだか思わずにこにこしちゃうような気持ちになったようです。
真栄中学校3年生のみなさん、おつかれさまでした!! この先も元気に楽しく旅行を続けてくださいね。
そしてもし機会があったらば・・・自分達の敷いた木道をいつか「これは僕が(私が)作ったんだよね!」って和みの森へ遊びに来てくださいね。
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