山口県長門市の「まち」「ひと」「しごと」をつなぐお手伝い

NPO法人つなぐ(長門市しごとセンター内)で働くことになりました。
そこでの活動日記

「過重労働解消セミナー」に来ています。 in下関市

2019-09-09 14:05:40 | #12 セミナー・講演会・研修関連

厚労省の委託事業で、LECさんが実施するセミナーに来ました。
LECさんといえば、公務員試験とか、弁護士試験の予備校ってイメージです。

大学生の時、教科書の予備として、
伊藤先生の民法とかひとしきり買ってた気がします。
(伊藤先生は、LECじゃなかったかもしれませんが)


ちなみに、山口しごとセンターの運営は、マンパワーさんが委託運営しています。

どの企業も、時代に合わせ、旬な仕事を受注されているようですね

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>>ポイント
長時間労働削減のため、いろんなことが始まってます。

・かとく

以前は、残業100時間以上が調査対象
今は、80時間以上

脳心臓疾患の1つのラインは80時間か
ただ、精神疾患は、残業時間が長いから発症するともいえなさそう…

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残業を減らすために、PDCAを回しましょう
PDCAの言葉をわかっていても、できていないことが多い。

ポイントはplanにおいて「アンケートを取って、より効果的な方法を探る」こと。

で、3~4か月に1回、PDCAが回るようにする。


…たしかに。
 だから、コンサルが入って、指揮してくれると助かるのだろうな

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パワハラの解説が面白い
今年から「義務」になったので、気を付けてくださいとのこと。


 どんだけ、愛情をこめて言った。
 あいつもにこにこ聞いてた

 といったところで、

 あいつはミスばかりする。
 優しく言ってもわからないから、強めに行った

 からといって「バカ」と一言いって、その人が訴えたらパワハラです。




 日焼けしてても、
 「どこいったの?」って聞くのは、
 プライバシーの侵害です。

 相手がペラペラ話してきて、きくのはいいけど
 基本質問はあまりしないこと


 昭和の人はすぐ「コミュニケーション」とかいうけど、もう令和です


とのこと。

なるほど。仕事以外は、天気の話しかしないでいい、というのは
ある意味わかりやすいかも


パワハラは「人が辞める原因」になるので
止めましょう



いいですね


何も言わない、何も聞かない



ただね…
こういう職場 慣れたら快適なのですが、、
最近転職した身としては、慣れるまでは怖い。それもまた事実
(たまに根掘り葉掘り聞いてくる人がいて心から苦手です。
 一方、雇用担当の方が「レポート出しといて」との方針なので
 どうしていいのか、ちょっとつらい。
 半年たって、そういう組織文化だとわかって、少し楽になりつつありますが)

人の心とは、わがままなもので、、困ったものです。





過重労働の話なのに、半分は「パワハラ」の話です。

実は、国が『過労死を防止するための対策に関する大綱』を定めてて、
その内容は、「長時間労働の削減」「過重労働による健康障害の防止」「メンタルヘルス対策・ハラスメント防止対策」があげられているからとのこと。



ふむふむ

過重労働と長時間労働は違うのでしょうか?



過重労働とは? 残業時間削減対策と過重労働撲滅特別対策班(かとく)について

このページの中で、

ただし、疾病と過重労働の関連性は、労働時間だけでなく職場でのポジションや業務内容等も吟味されたうえで判断されます。

とあります。いろいろ加味したのが、過重労働ってことなんですね。。



建設業界の事例とか聞きながら、色々考えてしまいます。




以下は、個人解釈です。

いろんな偶然が重なって高度成長期
産めや増やせや、仕事はいくらでもある
とのことで、人間を使い捨てにして経済が進んで

日本文化とマッチしてたのでしょう、
バブル崩壊後も変わらずいけいけどんどんした結果、

晩婚化、子を産まない・産めない人の増加、
不登校の子供、引きこもりする大人、
将来に夢の持てない非正規社員の増加
刑務所で暖かい布団をと犯罪に走る高齢者などなど

ある意味、当然の結果なのかもしれません。


人口オーナス期を迎えて早10年以上、
新卒だけでなく「ひと」が取り合いになってきた中、

そろそろ人を主語にしないとまずいなって
本格的に、色々動きはじめている                  ⇐今、ここ



働き方改革の中身は、当たり前のように感じますが、
実際の会社の中で、実施されるには、まだまだなのかもしれません。


これまで、大阪・東京(地方都市へ出張あり)、そして山口県で仕事していて

どこの場所でも、対話重視の人、決めつけず「どうしたい?」と思考を促してくれる人がいる一方で
叱咤激励型の人、「どうしたい?」と聞きながら追い込んでくる人などもありました。

基本皆さん、まじめな発想でそういう行動とってて
信じる者は強し、です。



営業畑だったから基本「売上=存在価値」と、「売上は努力すれば作れる」と叩き込まれて、、
一応そういう路線の価値観も理解できますが、
自身は、海外引きこもりし、のんびり生きる道があることを知ってしまい、
もはや”24時間働きますよ”についていけなくなった、、のがわたしです(苦笑)


何が言いたいのかわからなくなってきましたが、、
働き方改革みたいなものから始めていく必要があるのだと感じます。



とはいえ、一方で

過重労働なのか、本人の能力のなさ・甘えなのか
その判断も難しいところだなとも思います。
(能力なら、教育の場の提供でいいのでしょうが。甘えなら?)


いかに、人を育て、チームで取り組んでいくのか
どのようにしたら、いい循環がうまれるのか

日本社会の風土自体が変わっていって、
10~20年後くらいまでには、いい社会になればいいなあと思います。




追記

『働き方改革』駒崎弘樹著 2009年第一版 ちくま新書

久しぶりにこれ引っ張ってきて読んでて


P14より

誰かが言う。「働き方を変えましょう。これまでの日本人の旗rき方は、高度成長時の成功体験を引きずり、この新しい時代にはマッチしていない。男女ともに働きながら子供を産み育てられ、無意味な長時間労働から解放され、創造的で生産的な働き方を国民ぐるみで推進していくのです。」
皆一様にうなづく。しかし同時におそらく全員の頭に同じ質問が浮かぶ。
「では一体どうやって?」




はてはて





 

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